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周公旦が礼をもって挑むようです 第8話

目次 現行スレ

533 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:52:46 ID:8be6ec63

於菟の首長のいる邑に入ったとたん、捕らえられた

     |~~'-、  ゙''ー ___          |    _|
.    |;;;;;;|;;|;;;iー-、,  ̄'''''--------┴--''" |
.    |;;;;;;;|;;;|;;;|;;;;;;;;|;;| ̄~7iー----------''i'''"|
    |;;;;;;;|;;;|-;;|;;;;;;;;|;|;;;;;/|-......__      _ィ-!;;;;;|   於菟の主に言うべきことがあります
   |;;;;;;;;|;;;|ヾ!|;;;;;;;;|リ;;/r;;;o=、 `    ,f;;jア゙ |;;;|
.   |;;;;;;;;|;;;|ミニ|;;;;;;;|/` ゙="-     !''''"~  j;;;|
   |;;;;;;;;|;;;;|、 o|;;;;;;;|           !    j;;;;|
  |;;;;;;;;/;;/ツフ:|;;;;;;|           _,   j|;;;;|
  |;;;;;;;;;/;/"/;:|;;;;;;|          _,   /|;;;;|    ヘ
 /;;/;;;/;//、" |;;;;;|ヽ    `''''ニ゛  // |;;;|  /   \
../;//;/;// \ |;;;|  丶       /;;/  |;;| /    / \
///;/;//\   ` |;;|、丶  ` .,.,___/\/  |;;| /   /   /|
//;/;;//゙"![jニ- 、 '!;;| \\  j j \ \ー-|;/   /  /  |
/;/;;;/   ゙'![j:i,`ニ:'!;;|、___`_、_、j_j,,..一` -7 /   /  /    |
;/;;;/      `゙'!l,j-'!;i_ ___,.=---'''' ̄  //   /  /    /\
;;;;/         `'[j!l,`}f , <ニ---''"/  /  /    /   \
;;/ヽ         `-'l" ̄ ̄    /  /
"ヽ \      / ||ゝ        >、/


   ∩___∩
   | ノ    u ヽ
  /  ●   ● |
  | u  ( _●_)  ミ
 彡、   |∪|  、`\
/ __  ヽノ /´>  )
(___)   / (_/  ←通訳
 |       /





534 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:53:04 ID:8be6ec63

       r≦三Y二 /___/       ー=ニ二ヽ
      /(_ノ::::| |ニ /   /  /|:           \
    ry:rl:::::::::::::| |-/ / :/  〃 |: :   ヽ.      \\
    >|::||:::::::::::::| | ′:′′: /l /| l: : l : l ト、||    Vハ
    l |::廴___//v  |: ||: /‐||=| |V | : ||| l |||: l: |. Ⅳ|
    |l|ヽ'ー―l/‐| : |: |ヘ/x=リミⅥ Ⅵ |l厂l lメ| |: l: |:|リ   遺言でもあるアルか?
    ~゙  \_〃 ‐| : ト | ィウfj | `ヽl N /ウ豕く j/: /:/|:/
          リ 丶|. : :|  弋 ツ    l/ 廴リ jk/ィ「l/lノ′
           \(|: : :|    ̄     └┴ ´l リムl|
            `|: : :|        、 ノ     /||~゙       まあ、いいアルよ
           V : |、      __      ': :l||
            V: | \    ´ヽ::ヽ   /l: :/vム     
             ∧:|、  >     |::::| <  l / vム
           _/ ゙l ニ. 、_  >┴、!   j/   マム
         _ノ         ‐/ /`゙ヽ   /   マム
    _ -‐ ´          、{  /  f⌒ヽ 、    f⌒i
  -‐                } '  丿 r, ヘ  丶、 V ∧


535 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:53:39 ID:8be6ec63

旦は於菟の首長に面会を許される

                /. : : : : : : 、: :,: : : :ヽ_
               /.,二ニ=-: : : : V: : .-= ノヽ
                 /イ:/: :/:/: : ; :/∨}: : : : :、:ト:!
              ' ,:/!: :.i:/:i: :ィ:.i: !  |: :i: :i: :}:!}`
              イ:i: :ィl':i:l!:メ!、!:′  !:ム:/: :!ハ    …楚の挨拶の仕方ではない
              ノイ/'|:!:Vキ乃ヾ  ィァヵ,!:/:,ゝ
              レi:ヘ'|:i、! `=  ' `=' ハ!:{     どこのものだ?
               ヘ:ハ:!、      〉  ,ハ/``
               〈:_:j`  、 `Ξ´ イ/′
                   〈:jニ≧x > ._ イ ″
         _ .----≦Ξ、三ニ≧、 |≦|、
        /‐=-、-=ニ三三≧x三ニV彡'三≧-._
       /-=ニ三=\-=ニ三三二ニ=+≦三ニ=-=ニミヽ
      _イ三ニ=-=ニ= i -=ニ三o==/Y、!===o三ニ=-iニ=',
     〈-=ニ三ニ=-=ニ | -=ニ三 / //ゝ、三三ニ=- |Ξ=i__
    /-=ニ三ニ= -=ニ ! -=ニ/,ゝ'ー'´ ノ 三三ニ=- |三ニ= ヽ
   /-=ニ三三三ニ=-=/-=ニ// /´王三三ニ=‐ ,l/三ニ=- `ヽ.
 // ̄ ̄ \三ニ=-ノ.-= /  /ー' ̄)===《〈\ニ=|三ニ=-=ニ三≧、
/ニ/   /`ヽヽニ/三ニ,/ ー ' ,ィ‐ァ'″|三=ヾ(\、ハ三ニ=-≠三=-=\
ニ/  /    `ー―‐/ ′イ { /三ニ-!=r 、ニ}}ヽ ヽ三ニ=-/二ー-‐'  ',

                               l
                               |      /       ,       |
                               l       〉    _j‐'           |
                               |〉    _}― '' "       _,, 、-''|
                               i 一ー─子── ‐─ '' "  ̄ _,,、- ''"!
 私は姫の者、                      j、,___}___ 、-‐ '' " l、!::::l!::::::: l
                              /::/::/7ヽ    '´ ̄ヽ::::i::::: ::!ト、i::i::li   !
 江の北方、周の者です            .   /.:::!.::iテfミ、    y'テッ!::!:::i ::.トミl、!:::! .:::l
                             j/!::!.::l゛ ゞ‐'      ‐`''"ヽ:!::l: K! |i:::. !::::!
                             | l!:|.:::|!            |ト、!:..lノ /!::::.i:|:::::l
 あなたに一言、お教えしたく参りました     | |l::!.:::i`  、 _        l|:::l!:::9゙::l!:::::!l::::::',
                             ヽ:i::ト、:'.、   、____,.     |!::::l!:::l:::::ll:::::l:l:::::::'、
                           .   i:l|:| ヽ::ヽ  `こ´     ,.l!:::::ハ:::l::::l|::::l::l:::::i:::゙、
                              l| l:!  `!i:ヽ.      / j!:::/ '、:'、リ::::!::l:::::l:::::ヽ
                              ゙'、ヾ:、 リ!:::i` 、 __ , '"  /:::/--へ:ヽ;ハ:::l:::::l:::::::゛、
                               ヽ `>‐j::八:/|  , ‐'"//   _, - \ヾ、:l:::::l:::::::::ヽ.
                                r゙く,_,ノ'r‐'" |l/  / _, - '  _, - '`''- ̄´"7l:::'、
                              「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


536 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:54:01 ID:8be6ec63

                     〃,
                   __〈{ノー-、
               __ .ィ´: : : : : :、: : : :ミヽ                    (北を支配している部族か…)
                 ,`ニ=-: : :,y、:ヽ: : :、ヾヽ
                j:i : : : ; :i :!´ ヾト、:i : 、ミ、               ,、,=,
                V!/i: i_トi、:!  ィ!ニリ:i、}:i、!          / ′ハ
                  ノ: : !八{_ソ`  仗}フ!:、ソヾ、        , I | |.ハ     で、何だ?
                Ⅵ: !ハト    ,    !メ:ヽ       _ __ノィ,| ! !{ ∨
                 ヘ: :!ー、  ー‐' イ´ ソヾ.    _,ィ:l!:_:,彡'| | !ヽ ヽ
                 Vヾ、|> _ イ厶__  .=-<ノ´ r‐、 ト ゝ !_ Y ゙、
      _             ト、 ,≦三彡!/三/三ニ=≧ーヽ ヽj _    ヽ Yー、
     /}.ト.        __ __ノ!ミV三>´-=ニ三iΞニ=/三ニ=-ヘ !  ̄ \  ヽヽ ゙、
     ハ !j |      /-=ニ三三〈三ニ=。-=ニ三 |三ニ/三/三ニゝ.   ヽ i    ! .} }I
    ノノj | !r、__,ィ/-=ニ/ニ三。=王二ニ=-=ニ三王三'ニ/三三三=ー-、‐ ヽ_ / / 〃〉
   _Γノj丿V } -=≠ニ三;=ニ三三〉三。-=二Ξ三ヽ三ニ三三三三三 L ヽ.__/ ノ'´
_/二イ {´/Y | -=ニ三三!三ニ。=王ニ三ニ=-=ニ二三三/         ̄`ー―‐´
,' {´ ! ´、 / -=ニ三三:|三ニ=‐=/=ニ三ニ=-=二三三/
!八 ゝ ノイ三ニ=- ‘”¨ ̄|三ニ=-/.三ニ。-=二三三三/

                                  i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
                                .   !::::::::::::::::"、_  _,:"::::::::::\
                            .        i::::::::::::::::::::::::::::::::_,.-‐ー─ヽ
                            .     .   i::::::::::::::::_,.-‐'゙_,.-‐‐゙,.\\、
                                    i:::::::::::::_,.-"゙  、  ッf丁ゝ\\、
       …周を甘くみないでいただきたい        ! !! i! i!!i!ニミヾ゙ ::.   ´  \\\
                            .       i i!i i!! i! !`"´  , 、   i! i\\\、
       周は中原を平定し、                i! i!!i仆i! ,.、 ,.、  ,..-、  !i! i!! i!\\\、
                                   .i! i!ii/‐/゙|___|"_,l,_|_____゙、 /i! i!i i! i!ii  \ \ヽ、
       その矛先を楚に向けようとしている .       i!i:,‐'" ヽ彡ニニ;;;;;ニニツ=" /i!i i!i i i!i i!   \  \
                                  !i!,| ゙ 、i彡 //-<-、._,.ノ、_i! i! !i! i i!i    \  \
                            .      /.i" ヽ、"'''ヾ" :::,.---' ____,,,,,,|....=--‐‐‐i i!、    \
                                 // |、.  ヾ、 ヽ-"l|~~(フ)__,,,.....----、---=‐-...,,_  \
                                //l  ト、ヽ. ヾ、 ヽ:::::|ヾ、:::i  丶  、 ヽ      ゙゙'''‐、
                              / lシ、、 .|:::::ヽ、ヽヽ.ヽ:::| ヾ:::!      丶ヽ 、_  ヽ.、 |
                            . /   〉ヽ 、 ヽ  ゙'''| ゙":::|  ヾ           i"" ヾ | ヽ
                            ..| !   / ヽ   ヽ  .|:::::;:::::|   ヽ          !   i,|  ヽ
                             |  /  ヽ  . ヽ .ノ:::::;:::::::|.    i.          i   l  ヽ
                            ./  /   ヽ   y";::::;:::;;:::/    ;;,         i    |  : ヽ
                            /i  ヾ   i    ヽ;;::::::::;;;//    ;;;,         i   ; i  :  ヽ
                            | i、     i     ヾ:::::::| |    ;;;;;,         !   ; ! :  ヽ
                            ヽ 丶    !      ヽ::|  |    ;;;;;;         丶  ;  ! .:   ヽ


537 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:54:21 ID:8be6ec63

  ,′.    i ト、|. l  |  ト.   l | ヽ.゙、  i. |\ ヽ ヽ  ヽ  ゙、   
  イi i      l  !`!ヽト、 l  | ヽ  l |  ヽ. 、 l |  ヽ 、. i ヽ  ゙、 i   
 ' l l、  、  l  ! ヽ! ヽ.、 ! ヾ  ! | 〃ヾ、! l |ィ/ヽ.! l、 ゙、  ゙、 l       なんだ?
  l.! l ヽ ヾ. ト、 !f三ェェェェ、 !\、\、i! レ″/!.! |,ェェェΞ I=.ヾ、  ゙.!、 \  
  !:ハ!   ヽ、 ヾ ゙ヾ:、 弋゙・彡ヾ、:\ゞ仆{</リィ! |ゞ・ィソ レ゙ ,ヽ ト、  l | ト、、ヽ.   戦の口上に来たのか?
  ! l 、ヽ \ヾヽlト、    ̄  ,`゙.冫:ヾ、ヽ'.:::″!,゜  ̄  ,イi!.:リ::゙、 !.|ノ i トヽ.
  V!  ト、\、 ト、ヽヾミ≡≡彡".:::::::::::::ヽ::::::::::::メミ≡≡彡'.::::::::::∧  ! l !
  .ヽ  ト、\\、 ヽ\::::::::::::::::::::::/   \::::::::::::::::::::::/  l:::::;:::::〉. ハ. !

                                   」              ヽ    イ
                                  ム、ヽ、            \ / l
                                  /: : ヽ、ゝ、            ノ  .!
                                 ./: :ノ: : : :`ー 二_ - _       /  l
                                ,:':/: : : : : /:l: : l : i:ーr, 二_ ー- ム.  」
                  はい           /: : : : : :ノY': : :l!: ナナぇ 、_ ` ー-┐-┤
                              /: : : : : : :/rテl: : : i!:; :メゞ;;テベミヽ  ,ィヒ: :l
                            ./;: : : : : : : :.k 。 !: : : :i!:/   ̄     ィツノ: : :ヽ
                           〃/: : : : : : : : :,':::>-|: : : :メ、       l   ハ: : :ヘ
                           / /: : : : : : : : : :l::::j .!: : : ;  ヽ      ノ /: :}: : ハ
                        _/ /: :_:_:_: : : : : : :|::/、 l: : : :l   \. 、_ _  ノ: : :l: :/ i!
                          | ̄ i!  `ー― 、/ ヾ,|: : : ト、   ヽ ` ´ /: : : ノ:/  ノ
                          |  .i!       / `丶, |: : : i. ヽ   \´: : : : :〃:| /
                          |   .i!      /    `丶; :ト、 冫ー ´\ヽ、;_: : : ノ/
                          |  i!     /      /\ .ソ | \ _ヽ \`ー.メ、
                          |   i!    /     /   \┴ 一 ' ´{.  ヽ  .{
                          |  .i!.     /    /       ヽ、_, -′  }.  l
                          |. .i!.   /   /        , ヘ   ノ   ′ ハ


538 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:54:39 ID:8be6ec63

      i ト、|. l  |  ト.   l | ヽ.゙、  i. |\ ヽ ヽ  ヽ  ゙、   ヽ
i i     l  !`!ヽト、 l  | ヽ  l |  ヽ. 、 l |  ヽ 、. i ヽ  ゙、 i    ゙、
 l、  、  l  ! ヽ! ヽ.、 ! ヾ  ! | 〃ヾ、! l |ィ/ヽ.! l、 ゙、  ゙、 l     ゙、
! l ヽ ヾ. ト、 !f三ェェェェ、 !\、\、i! レ″/!.! |,ェェェΞ I=.ヾ、  ゙.!、 \   ヽ
ハ!  ヽ、 ヾ ゙ヾ:、 弋゙・彡ヾ、:\ゞ仆{</リィ! |ゞ・ィソ レ゙ ,ヽ ト、  l | ト、、ヽ.ー-ヽ
! l 、ヽ \ヾヽlト、    ̄  ,`゙.冫:ヾ、ヽ'.:::″!,゜  ̄  ,イi!.:リ::゙、 !.|ノ i トヽ.     殷の奴らだって
V!  ト、\、 ト、ヽヾミ≡≡彡".:::::::::::::ヽ::::::::::::メミ≡≡彡'.::::::::::∧  ! l !
.ヽ  ト、\\、 ヽ\::::::::::::::::::::::/   \::::::::::::::::::::::/  l:::::;:::::〉. ハ. !       俺たちには手を出せなかった!
 ヽ. l、 ヽ_ト、ヾ、 `゙ヽ                    l::::;_ノ!∧! l. !
  ヽ! ヽ\゙.`゙ヽ                      l::/ /レ゙ ,リ レ゙
   ヽ ヾ!ハ    /、      _   _     ,ヘ   ,:/ノ⌒ヽ          いくらでも攻めてくればいい!!
    , ィ7/∧  ′弋ー .__`_´__ .- '/ ’  .:∧    }__
_ .ィ/////{/∧ヽ   `く=wv―-――-wィ/   イ//ゝ┬ ′ ヽ 
////////∧/∧. 丶   `<ー--――'`'/  ///////乂  /        周人の屍が積み上がるだけだ…
/////////∧//\ \    ̄  ̄  ̄   / ////////| 冫´`ヽ
//////////∧///\ >   ` ̄ ̄´   .ィ  /////////,|〈   ノ
////////////\///\   >      < ////////////| > ´ヽ


   ∩___∩
   | ノ  ヽ, 、ノuヽ
  / u ●   ● | 
  | u  (__●_) ミ
 彡、  \ ∪ / `\
/ __  ヽノ /´>  )
(___)   / (_/
 |       /
 |  /\ \   
 | /    )  )
 ∪    (  \
       \_)


539 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:55:04 ID:8be6ec63

                                l
                                |      /       ,       |
                                l       〉    _j‐'           |
                                |〉    _}― '' "       _,, 、-''|
                                i 一ー─子── ‐─ '' "  ̄ _,,、- ''"!
     …そうでしょうか?               j、,___}___ 、-‐ '' " l、!::::l!::::::: l
                               /::/::/7ヽ    '´ ̄ヽ::::i::::: ::!ト、i::i::li   !
                           .   /.:::!.::iテfミ、    y'テッ!::!:::i ::.トミl、!:::! .:::l
     周は「礼」によって楚を攻めます      j/!::!.::l゛ ゞ‐'      ‐`''"ヽ:!::l: K! |i:::. !::::!
                              | l!:|.:::|!            |ト、!:..lノ /!::::.i:|:::::l
     ただの戦ではありません          | |l::!.:::i`  、 _        l|:::l!:::9゙::l!:::::!l::::::',
                              ヽ:i::ト、:'.、   、____,.     |!::::l!:::l:::::ll:::::l:l:::::::'、
                           .   i:l|:| ヽ::ヽ  `こ´     ,.l!:::::ハ:::l::::l|::::l::l:::::i:::゙、
                               l| l:!  `!i:ヽ.      / j!:::/ '、:'、リ::::!::l:::::l:::::ヽ
                               ゙'、ヾ:、 リ!:::i` 、 __ , '"  /:::/--へ:ヽ;ハ:::l:::::l:::::::゛、
                                ヽ `>‐j::八:/|  , ‐'"//   _, - \ヾ、:l:::::l:::::::::ヽ.
                                r゙く,_,ノ'r‐'" |l/  / _, - '  _, - '`''- ̄´"7l:::'、
                               「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                ィ
               〃
             __!′_
           /: : : : : : :>.
              ,二ニ=‐: : : : _ノノ≧
          /ィ: : : i:、: |゙ヘ:、: 、ヽ\      ん?
          i: :i: :i,ニヾ! ィニヾ::ト::ゝ
          ヘ::ヽ!ー゚   ゚‐' ハ!、{
           ^゙トヽ  '  ∧':ノ`       ___,ニ、 _二,
             >ト .‘’ イ>!:`:ー:、__,ニ、ィ:⌒:´_:,ー-く:_〆
             .ィ/l//`V´'//ト≧‐'ー'ー'¨¨´ ̄
        ィ//////o==o==o////> 、
       ///i////////,|/////////i/ハ
      ,///|////////,|/////////|/ハ
      〈///|////'o===|===o/////|///〉
      〈///|////////,|/////////|//イ
      ////ハ/////// |//////// ハ//,!
     ,/////,|////o==,|==o/////,|///,|


540 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:55:23 ID:8be6ec63

                             i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
                            .  !::::::::::::::::"、_  _,:"::::::::::\
                       .        i::::::::::::::::::::::::::::::::_,.-‐ー─ヽ
                       .     .   i::::::::::::::::_,.-‐'゙_,.-‐‐゙,.\\、
                               i:::::::::::::_,.-"゙  、  ッf丁ゝ\\、
      「礼」とは天道を行うもの          ! !! i! i!!i!ニミヾ゙ ::.   ´  \\\
                       .        i i!i i!! i! !`"´  , 、   i! i\\\、
      自然とこの土地の人は従い、        i! i!!i仆i! ,.、 ,.、  ,..-、  !i! i!! i!\\\、
                              .i! i!ii/‐/゙|___|"_,l,_|_____゙、 /i! i!i i! i!ii  \ \ヽ、
      あなたを丸裸にするでしょう .       i!i:,‐'" ヽ彡ニニ;;;;;ニニツ=" /i!i i!i i i!i i!   \  \
                              !i!,| ゙ 、i彡 //-<-、._,.ノ、_i! i! !i! i i!i    \  \
                       .      /.i" ヽ、"'''ヾ" :::,.---' ____,,,,,,|....=--‐‐‐i i!、    \
                            // |、.  ヾ、 ヽ-"l|~~(フ)__,,,.....----、---=‐-...,,_  \
                           //l  ト、ヽ. ヾ、 ヽ:::::|ヾ、:::i  丶  、 ヽ      ゙゙'''‐、
                         / lシ、、 .|:::::ヽ、ヽヽ.ヽ:::| ヾ:::!      丶ヽ 、_  ヽ.、 |
                       . /   〉ヽ 、 ヽ  ゙'''| ゙":::|  ヾ           i"" ヾ | ヽ
                       ..| !   / ヽ   ヽ  .|:::::;:::::|   ヽ          !   i,|  ヽ
                        |  /  ヽ  . ヽ .ノ:::::;:::::::|.    i.          i   l  ヽ
                       ./  /   ヽ   y";::::;:::;;:::/    ;;,         i    |  : ヽ
                       /i  ヾ   i    ヽ;;::::::::;;;//    ;;;,         i   ; i  :  ヽ
                       | i、     i     ヾ:::::::| |    ;;;;;,         !   ; ! :  ヽ
                       ヽ 丶    !      ヽ::|  |    ;;;;;;         丶  ;  ! .:   ヽ

     /               、_____ .  ヽ
    ,イ.                    ̄ ――-、!
    /ィ:   .  .:   .:::  .  .:  .: .       i、 !
   ' レ:!:. .: .::. .::::  ..:::::/..::: .:::/ イ: .:   i ,゜ :i !:. l
   /.:;::::V!/.:::V.:::::./.:::::;::::::/イ:::;:::/.ノイ::  i !.:;::::.:|:/:i:: !     (「礼」とは周の呪術のことか…?)
   !:ハ::i:::!::::::::::::::::::::::::/.::::/.:::/.:'.:/イ::/: .: |/.:メイ:::/!::ハ !
   !′::!::!:::::i::::::;::::::::/.::::/./.:::/イ/(|:;::::i::V、::/.:|:/ .:/ リ
      V::!:::::l:::::i::::::/.::::/イ:::::::/イヽ`!;:::::!:::!`メ!/レ j′′
      !、!:::::!::::l::::/.::/.::::::::/.::/  `!:::::l::/  ∨
      ト、:::::、:::!:;:/.:::::/.:::/  i !イ::l/  ノ
      ヽ \、:::!:::/.::::::_/   八 ! |:/ ―r┘
       _/.:У::::∠::T___ i ヽj' /´
        |;;{: i!' .:/.::/;;;;;;;;;;;;;;;;;, \≠‐′
..     」;;ヾ/ / .:/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |


541 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:55:51 ID:8be6ec63

              |::::::::::::::::::::::::::::\    |
              |:::::::::::::::::::::::::::::::::\ |
                 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  |
              |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  |
                |_______;;;;!--|     熊繹どのは、すでに「礼」を受け入れております
             |______;;;;;;;;;;、‐r:|
               /:::::::::;l:l::::::::::|      _l:::|  
               /:::::::::/l::l:::::::::| ̄`    ´ |:::|    周の力と熊の力によれば、
           /:::::::::/::l::|::::::::::ヒ:イヽ   イ}`l:::|
           /:::::::::/h'll:l::::::::::|'='-    ゙'´l:::::|    於菟も安泰とは言えないでしょう…
           /:::::::::,l.ヒ。!|l|:::::::::|      ' ,!:::::|
.          /::::::::/::`''t'|| |::::::::|   ー‐' ,イ'l:::::|
         /::::::::/:::::::/ | |::::::::|、     ,.:l:::| l:::::|
         /::::::::/::::::/ `'‐l,,|:::::::|:::7::::- '::::l|::|. |::::|
          /::::::::/:::r''''''''''---l::::::トくト、::::::::/l:::| |:::|
.        /::::::::/r'" ̄''' -- 、l:::::|''--仁‐'、l:::|  l::|
      /::::::::/:j/,___、 ゙l`l l::::|-'-'、r'゙y‐一i |:|
      /::::::::/://_  ヽl |  l::|   `「`ー一l ||

      ∩___∩
      | ノ     ヽ.
     / ,, ノ U ヽ ヽ    ク、クマー!?
     | |||||●   ● )
    彡、   ( _●_)  ミ
   /__U  |∪|    ヽ
 《 ( ___.) ヽノ( ̄ ̄ 丿》 


542 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:56:12 ID:8be6ec63

                  ,== 、
                   {{   ヾ、
                       `     ィ`' ー - 、    信じられんな!
                    /.:/.:、  :.:. .ヽ
                   /ィ:.:.:.:.:.:.ヽ .:.:i:,.: }
                  ' レ!:.;.:、:.:.ヽ:.:.:.:リ'.:.:ト:゙、 (熊の裏に北の者がいるとは…少々マズいか…)
                   'ヘ{ヾ、:.ヽ.:、 v.:/.:リ `
                     ゝ\:、:ト、:〈:/                    ,、
                  ___  ∨77トy/I_   __  ,ィィ          ,、/'/〉
       ,、__,、_____,、ィく/////`77//∧:、)/777//゙7(:./、_____,、,ニ、    ///'/〉
`ヽ___二≠、  ∨/////////\///j//////'>:∟_////,ゝ'メ///////〉  ト= _{_  ,′
ヽ._        }  〉///////////ヽ/////////`∟メ‐rくノ¨´'////////  丿 ____ ノ
`ー'^-----.j ,、//////>―---、/////////////`7/´ ̄`==ー-'ー'‐′´
        `゜  ̄ ̄         |///////////////
                        |//////////////
                      V////////////
                    j////////////〉
                   ノ、///////////'}、

                               l
                               |      /       ,       |
                               l       〉    _j‐'           |
                               |〉    _}― '' "       _,, 、-''|
  楚には、皆をまとめ上げる長がおりません   i 一ー─子── ‐─ '' "  ̄ _,,、- ''"!
                               j、,___}___ 、-‐ '' " l、!::::l!::::::: l
  部族ひとつひとつを「礼」にて屈服させれば  /::/::/7ヽ    '´ ̄ヽ::::i::::: ::!ト、i::i::li   !
                           .   /.:::!.::iテfミ、    y'テッ!::!:::i ::.トミl、!:::! .:::l
  いずれは孤立するでしょう           j/!::!.::l゛ ゞ‐'      ‐`''"ヽ:!::l: K! |i:::. !::::!
                             | l!:|.:::|!            |ト、!:..lノ /!::::.i:|:::::l
                             | |l::!.:::i`  、 _        l|:::l!:::9゙::l!:::::!l::::::',
                             ヽ:i::ト、:'.、   、____,.     |!::::l!:::l:::::ll:::::l:l:::::::'、
                           .   i:l|:| ヽ::ヽ  `こ´     ,.l!:::::ハ:::l::::l|::::l::l:::::i:::゙、
                              l| l:!  `!i:ヽ.      / j!:::/ '、:'、リ::::!::l:::::l:::::ヽ
                              ゙'、ヾ:、 リ!:::i` 、 __ , '"  /:::/--へ:ヽ;ハ:::l:::::l:::::::゛、
                               ヽ `>‐j::八:/|  , ‐'"//   _, - \ヾ、:l:::::l:::::::::ヽ.
                                r゙く,_,ノ'r‐'" |l/  / _, - '  _, - '`''- ̄´"7l:::'、
                              「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


543 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:56:31 ID:8be6ec63

                        {{  __   ヾ.!}      〈ィ=-、 /
                     ヽー<`´'´.`ヽ`ーァ 〈,:〉    /;i;i;i;i;i;i;i;〉_}
                   ー、‐'.:、__,:....;.:.、......、ゝヽ 〈, 〉  /;i;i;i;i;i;i;i;i;i/
                    、_>.:.:.;.;/゙´ヾ!ヽ!、::ゝ:} _<>/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i/     そんな世迷い言!!
  ,ニ、                    ,ゝ:/≧、 'ャァラVノイ〆ー';i;i;i;i;i;i;i;i;i;i /
.<ヽ' !`ヽ                イイム`´ 、_ ,  i:ム/;i;i;i;i;|;i;i;i;i;i;i;i;/ ___
 ゝ、   V                 ハト .弋_}/´;i/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i/ /;i;i;i;i;i/
   ヽ._  ー/´`ー,、____    __  _,.../;i>'二 ̄ ̄≧ー、;i;/./;i;i;i;i;i;iイ
     \ i   {_二ニ=''¨三三三三≧=<´ ∠二二二゙ー-、 `ヽ;i;i;i;i;i/:〈
      x≦三‐“¨: : : : : : : : : : : : : :  ̄`ヽ≧=--- 、 `ヽ \  \/:i:i:i:i:|
     ,彳´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :  ̄==ミ≧=-\ヽ  ヽ:i:i:i:〉
    〃: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :         ヽ三≧x `ヽ:i/
    {{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :         ==≧、}
   弋: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :   : : : : : : : : : : : : : : ヾ、\
     ゙<: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ ヽ
        ゙ <: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヾ.゙,
          >―- .___ >―”、 ̄ ̄、`゙<: : : : : : : : : : : : : : : : : : : }}
         /     {{: : : : : : \ 二=\   `ー \: : : : : : : : : : : : : : : : :jリヽ
         ヽ    ヾ: : : : : :. . : : <_ ̄>―=―-\: : : : : : : : : : : : : : ノ;i;i;|
          \___((>=辷: : : : : : : `ヽ      /´;i>―-----―<;i;i;i;i;|


            l ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
            |:::::::::::-―――-:::::::::::|
           {二ニ=‐宀冖宀‐=ニ二}   世迷い言、ではありませんよ?
            |...|.| ⌒`   '⌒` |.|..|
            |...|.| x=ミ     x=ミ |.|..|
            |...|.| , , ,    , , , |.|..|
             /...从  rセ T 'ト ., 从..',
              /....j/  | | | | |  \...∧
          /./     |_| | |_|   \∧


544 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:56:51 ID:8be6ec63

                 i    |  i!  |        ハ         ィ¨ゝ―- .     l   |  i
             j!    ノ!   ト、j!  |      ∪     _,ニ/;i;i{ ! __   ` ー- 、  |  l!
            丿|  i__,ニ=-‐/`ァー、_     〈_〉 _/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;ヽ_j´ | | ̄ ̄ヽ 〈_| .| .|.!
          、j  | 〈 ,! ノ‐--〈 ! 〈;i;i;i;i;i>-トー、∠}_ィ;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;/   ノ |    |`´  | j |
            |   |, j`´  |  l`ーヽ;i;i;i;iゞ.:.. . . . . . `ゝ;i;i;i;i;i;i/;i/| 、j! j .し、从_ノ   .し |
             |    | |  __ |  |   ヽ._ソ.:.`ヽy'.:... ..、.〉;i;i;i;i;i;iイ ノ! i | .|
       i   |  ィ┤! //:!|   |   `<::::.......`´....::::::ト,!;i;i;i;i;i;i;| j..じ | l
       |!  | /:'_/U/: /: :l |  | ー=ィ:/!::/ィi:;'゙ヘ:ト、!ヾ!i;i;i;i;i;i;i;i;| .|   ∪
        |.し、ノ `´ /:/: : :! l j | !  '´ レ゙ヽ`゙、 '゙リ/+-。i;i;i;i;i;i;i;ム.|
            /.:/. : : :/ 丱!j  ,イ:\ィ≧-く;i;゚+-。;i;i;i;i;i;i;i;ヽ     於菟は熊のような意気地無しではない!
              {:ニ! : : : :/     _⊥:!ィ´;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i゚ヽ!-。;i;i;i;i;i;i;i;ム
            !:┤: : :/     ∨;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;iノx仝!;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;〉  
              l〉 V: : /, -、  く> ヽ._>--,―=′ 介\;i;i;i;i;i;i;i/    我が目に見せてみよ
                ̄,イ: . : .\   〈: :ヽ: : :/    /凵   \;i;i;i/
                 f={: : : : : :{     〉: }: :./    / ,゙ .|    7´,ィ=、   .我らにそのような力は通じない!
                  }:_!: : : : : l    ヽ: :ヽ′   ,∠=-|   /´`ヽ:::i}
              |: :!: : : : : |     \:{   /´:ゞ‐゙|   ″ヽ,ィ::::jI
              |: :!: : : : : |      ゝ- ゜: : : : 〉 ヽ.___/ ヽ-゙

     |~~'-、  ゙''ー ___          |    _|
.    |;;;;;;|;;|;;;iー-、,  ̄'''''--------┴--''" |
.    |;;;;;;;|;;;|;;;|;;;;;;;;|;;| ̄~7iー----------''i'''"|
    |;;;;;;;|;;;|-;;|;;;;;;;;|;|;;;;;/|-......__      _ィ-!;;;;;|        では、私が周の「礼」をお目にかけましょう
   |;;;;;;;;|;;;|ヾ!|;;;;;;;;|リ;;/r;;;o=、 `    ,f;;jア゙ |;;;|
.   |;;;;;;;;|;;;|ミニ|;;;;;;;|/` ゙="-     !''''"~  j;;;|        …その上で、あなたの族霊の虎や祖霊に
   |;;;;;;;;|;;;;|、 o|;;;;;;;|           !    j;;;;|
  |;;;;;;;;/;;/ツフ:|;;;;;;|           _,   j|;;;;|        相談なさってはいかがでしょう?
  |;;;;;;;;;/;/"/;:|;;;;;;|          _,   /|;;;;|    ヘ
 /;;/;;;/;//、" |;;;;;|ヽ    `''''ニ゛  // |;;;|  /   \
../;//;/;// \ |;;;|  丶       /;;/  |;;| /    / \
///;/;//\   ` |;;|、丶  ` .,.,___/\/  |;;| /   /   /|
//;/;;//゙"![jニ- 、 '!;;| \\  j j \ \ー-|;/   /  /  |
/;/;;;/   ゙'![j:i,`ニ:'!;;|、___`_、_、j_j,,..一` -7 /   /  /    |
;/;;;/      `゙'!l,j-'!;i_ ___,.=---'''' ̄  //   /  /    /\
;;;;/         `'[j!l,`}f , <ニ---''"/  /  /    /   \
;;/ヽ         `-'l" ̄ ̄    /  /


545 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:57:18 ID:8be6ec63

     /ニ=‐: : :,、: ハ: : : : : : : : : : : : : : : : : :.,
    /.:ィ: : : : : :,ムV/i!: i :i : : : : : : : : : :i:. i:. i: ,
   ,'/ .':i: : :i :i :l    ト、l: ト:、: i: : i: :i : :,゙: :|: :l: i     
    {′!:.!:i : l:.l :|    !,‐ヾ!‐ヽ!:.: l: :l :/: : |: :l: :゙、    よいだろう
     {:ハ:| : |ヘ:i!ヽ    jノ____:、: l: l:/: :i: |: :レ:、::.
     Ⅶ:!ヾ:l,ィ==ミ    "⌒ヾ!:ノ: i :l: !: : :、ト:!ト:!    「礼」とやらを見せてみろ
      |: :ヽト            |: i :l :V: : ト: |
     人:i :ハ   ノ       |: l :レノ: : リ ヽ    
     ´ ヾi、 :.   ` ___,    |: l :|´: :, :||      ただし、我らへの侮辱は
        `ヾ:.ゝ `´-_ ´    ,!/! l: : ムヾ、、
         }ハ: |\     < / j/|≧:}:〉      .おまえの血肉によって贖われるがな!
        ノ !:l  >- <   ィ≦三ム: ) 
             !′ f、;i;|  ィ≦三三三三〉`ヽ-=ニ._
           _.ィ|≧! / 三三三三 /三三三三三ニ=- ._
       _ ィ≦三三ヽレ三三ニ=‐<三三三三三三三三三≧、
     ,ィ三三三三三三}三三三三三三三三三三三三三三三ミ、
    /三三三 O=====O=======O三三三三三三三/三三三三ヘ
.   /三/三三三三三/三三三三三三三三三三三 /三三三三三ム
  /三/三三三三三/三三三三三三三三三三三 /三三三三三三ハ

                                        |::::::::::::::::::::::::::::\    |
                                        |:::::::::::::::::::::::::::::::::\ |
                                           |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  |
                                        |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  |
                                          |_______;;;;!--|
                                       |______;;;;;;;;;;、‐r:|
                                         /:::::::::;l:l::::::::::|      _l:::|   
                                         /:::::::::/l::l:::::::::| ̄`    ´ |:::|
                    ありがとうございます     /:::::::::/::l::|::::::::::ヒ:イヽ   イ}`l:::|
                                     /:::::::::/h'll:l::::::::::|'='-    ゙'´l:::::|
                                     /:::::::::,l.ヒ。!|l|:::::::::|      ' ,!:::::|
.                                    /::::::::/::`''t'|| |::::::::|   ー‐' ,イ'l:::::|
                                   /::::::::/:::::::/ | |::::::::|、     ,.:l:::| l:::::|
                                   /::::::::/::::::/ `'‐l,,|:::::::|:::7::::- '::::l|::|. |::::|
                                    /::::::::/:::r''''''''''---l::::::トくト、::::::::/l:::| |:::|
.                                  /::::::::/r'" ̄''' -- 、l:::::|''--仁‐'、l:::|  l::|


546 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:57:44 ID:8be6ec63


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'  .'
::-::;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;' .'
::::::::::::-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;' .'   この地の神、そして祖霊に会ってみましょう
::::::::::::;r'^'' - ,,_::::::::::::::::::::::::::::::::::;' .'
:::::::::;' ̄'''-- ,,_ '' - ,,_:::::::::::::::::::;' .'
::::::ハ-ェ__   ''- 、  ''- ,,_:::::::::::;'    (周の「礼」…というより私の「礼」がこの地でも通用するのか…)
;ハ:!\ヽ. ヒフミ、        ___.::::.
 ハ  \`'''"''        ___,,.:::::.::.
/ ヽ  ヽ       /"ユフミ::::::::.::.:.
   ヽ  \       ゙゙ .::::::::::::.:: :::..
    ヽ   \    :  .::::::::::::::::.::: :: :: ....
     \   \  : .:::::::::::::::::::.::.:: :: :. '' ::: :: .. .
       \     .::::::::::::::::::::::::.:::.::: : :: ..     '' '' ' ' … … ‥
:.    、_      .::::::::::::::::::::::::::::::::.:::.::: :: ::: :..
::::.    、'''':::::;;r''::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::.:::..::: ::: ::::: ::..
.'':;:::.    ''''...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::..::::..:::: :::: ::: :: :::..
\ ':;::.  .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:::::.:::.:::..::: :::: ::: .. :: ::.:..
  \ '';::;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::.::::.::::..:::: ::: :: ::.  ::: :::...

「礼」に間違いが無ければ、それは普遍的なものであり、
どの地、どの部族においても通用するはずなのである


547 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:58:08 ID:8be6ec63

旦は洞窟において斎戒し、礼場に土を盛って席を置いた

          - ,   ,  ̄ ̄  ‐  _
     ,..:‐fr´:=.、、l / ,        `ヽ、_
   /:::c-リ::::::::::ヾ〈/           `ヽ、
   ,':rっf!n::::::::::::::l !   /            、 ヽ
   !//:::il!ヾ 、::_::_ノ,ト、 /       / !    l ト、',
   Y::::::li!::::`::ー::7/ヽ !    / / / l l  ! ! l ! l !
    ヽ 、il!:::::::::;:〃\ l    l l イ /! l /! l l / ,リ
    |` i 〒´ i´  ,r-| l   l /'ナイ-リ' l /レ'
    l  ! ト 、`  //´| l   l´ fーtテ 'イ
     ! ', '、ヽ、 { l ´| ! l !   ̄   l    …生贄はいらないアルか?
     '、 ヽ、ヽ ` ヽ,`|ll l! l        ヽ
      ヽ、ヽ `,,, ''" `|l! !l l      ´「
       ヽ、' ゙     |l! l l !     ケ′
         !     |! l !l       |
          r┴ - 、 _ |l ! l!/´ ー ′
       /        `!l! -⊥_

                                      」              ヽ    イ
                                      ム、ヽ、            \ / l
                                     /: : ヽ、ゝ、            ノ  .!
                                    ./: :ノ: : : :`ー 二_ - _       /  l
                                    ,:':/: : : : : /:l: : l : i:ーr, 二_ ー- ム.  」
                                   /: : : : : :ノY': : :l!: ナナぇ 、_ ` ー-┐-┤
  いりません                           /: : : : : : :/rテl: : : i!:; :メゞ;;テベミヽ  ,ィヒ: :l
                                ./;: : : : : : : :.k 。 !: : : :i!:/   ̄     ィツノ: : :ヽ
                               〃/: : : : : : : : :,':::>-|: : : :メ、       l   ハ: : :ヘ
  (けれども、                     / /: : : : : : : : : :l::::j .!: : : ;  ヽ      ノ /: :}: : ハ
                            _/ /: :_:_:_: : : : : : :|::/、 l: : : :l   \. 、_ _  ノ: : :l: :/ i!
  「呪術」としての体裁も必要ですかね…)    | ̄ i!  `ー― 、/ ヾ,|: : : ト、   ヽ ` ´ /: : : ノ:/  ノ
                             |  .i!       / `丶, |: : : i. ヽ   \´: : : : :〃:| /
                             |   .i!      /    `丶; :ト、 冫ー ´\ヽ、;_: : : ノ/
                             |  i!     /      /\ .ソ | \ _ヽ \`ー.メ、
  …その、乾燥させた人頭を、          |   i!    /     /   \┴ 一 ' ´{.  ヽ  .{
                             |  .i!.     /    /       ヽ、_, -′  }.  l
  四方においてください              |. .i!.   /   /        , ヘ   ノ   ′ ハ
                             |  i!.   /  /        , ′  ヘ、     / l
                             | .i!.  / /       ,  ′     \    l!  i!


548 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:58:31 ID:8be6ec63

                                                 γ| |ヾ
     |~~'-、  ゙''ー ___          |    _|                     {○;○} 
.    |;;;;;;|;;|;;;iー-、,  ̄'''''--------┴--''" |                      `!幵j´   
.    |;;;;;;;|;;;|;;;|;;;;;;;;|;;| ̄~7iー----------''i'''"|                        | |   
    |;;;;;;;|;;;|-;;|;;;;;;;;|;|;;;;;/|-......__      _ィ-!;;;;;|                       | |    
   |;;;;;;;;|;;;|ヾ!|;;;;;;;;|リ;;/r;;;o=、 `    ,f;;jア゙ |;;;|    …酒を               | |    
.   |;;;;;;;;|;;;|ミニ|;;;;;;;|/` ゙="-     !''''"~  j;;;|                       | |   
   |;;;;;;;;|;;;;|、 o|;;;;;;;|           !    j;;;;|                       |_l    
  |;;;;;;;;/;;/ツフ:|;;;;;;|           _,   j|;;;;|
  |;;;;;;;;;/;/"/;:|;;;;;;|          _,   /|;;;;|    ヘ
 /;;/;;;/;//、" |;;;;;|ヽ    `''''ニ゛  // |;;;|  /   \
../;//;/;// \ |;;;|  丶       /;;/  |;;| /    / \
///;/;//\   ` |;;|、丶  ` .,.,___/\/  |;;| /   /   /|
//;/;;//゙"![jニ- 、 '!;;| \\  j j \ \ー-|;/   /  /  |
/;/;;;/   ゙'![j:i,`ニ:'!;;|、___`_、_、j_j,,..一` -7 /   /  /    |
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;;;;/         `'[j!l,`}f , <ニ---''"/  /  /    /   \


                               i !        ......:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:/;:.:;:.:|
                          .     l ヾ、   ` , :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:':.:.:.:.:〈;.:.;.:.;,'ヽ
                          .     r`ヽノ     ̄ ̄二二 ̄ ̄,;:.:.,:-‐;、:.:.ヾ;.:./;.:.;i
                          .     l |:;:l :r::';"`'ー;-t‐-t-;:-t tr‐ ';"   .iヾ;.:.ノ/,;,;,/
                               | l:;:l :l:::i    !:::iヾヽ i: / ノヾ:::i _  j::/:.i'/,;/
                               l ヾ! .ヾ、''___"/,; ノ,'_|:_!〈;:;;,:.`ー -‐":;,::.:.:;;/
                          .     `ヽ、  ;,:.:.:.:.:.:.:.; l/;,;,;,;,;ヾ:;:;:;:;:.:.:.:.:.:.:.;,:.:.:/
                                 `' ‐'i"T;i:.:.  ヾ,;,;,;,;,;/:.:.:.:.:.:.:.:|'T`;t/
                                   | |ノ , ; ;` ̄:.:.i:.:.i:.:;i:ii;;!リ;.;.;!
                                    ! {ソi-rt-t-r-i-t-rrリソ)}:.:.:.|
                                    '、:.``'=tニ!ニtニ!ニソリ='‐'´:.:.:/

頭蓋骨の器に、なみなみと酒が注がれた


549 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:58:56 ID:8be6ec63

旦は酒に指を浸し、弾くように四方にまいた

                                             _, -‐ ´
                                        _, -‐' ´
                                        , '´
                                  _ ,/            _
                                /´         ,  -‐ ´ ̄
                                   / /        l
                             /   l    , -   ,'
                               / 、_ノ   l'´ 、―‐ '
                             /  ,イ ,'   ,l  l
                           / .〃 /   八  .l
                         / ノ / く_ イ.l | /
                         '-‐' ./ /   l /  ヽ'
                               く_ノ      ̄



                      i
                    ,、人,、' i  ポタッ
                   `^⌒^´ 人,、'
                       `^⌒^´
         i
       ,、人,、' ポタッ
       `^⌒


そして、一気に残りを飲み干した


550 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:59:13 ID:8be6ec63

それから、北面して座した

          l ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
          |:::::::::::-―――-:::::::::::|
          {二ニ=‐宀冖宀‐=ニ二}     .   地神に申し上げます
          |...|.| ⌒`   '⌒` |.|..|        
          |...|.| ==  .== |.|..|        ここにいらっしゃいますよう
          |...|.|          |.|..|
          /...从  rセ T 'ト ., 从..',        .於菟の祖に申し上げます
         /....j/  | | | | |  \...∧
        /./     |_| | |_|   \∧      どうかここにいらっしゃいますよう
      广ア           |  \   `丶¬ミ
     _∧/        「| | 「|       \∧
    / |_/           |」 | |」         ゙ 」\
   _j /              |             \
  //         _/   __ | __           ヾ
  〃       /´    | | | | |            |
  |            | | | | |            |

太鼓も踊りも、人を殺すことも必要とせず、
旦は自分の意志で以て目を閉じ、じっと地の底を睨んで動かなかった


551 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:59:36 ID:8be6ec63

                 ____
              '"´       `丶、
           /             ヾ\_
            _/            \ ミ〃^ーヘ
         /;    l   、 \ ヽ   ∨{{    ,小
.         /: /     | { : |l\| \}: : | Ⅵ`ー‐'´|」   (意識が地下へと潜っていく…
       ! /l / l: : 小 :l: : l| `戈-、\: |  l人   ノ
        |, |: |: :|V:斗匕\|:::' _f少:: リハ |:/ :77     けど…
        Ⅵ:ハ{Y_f少:::::::::::::::::::::   | |⌒l'/
          \l:ゝ:::::: 〈 .         | |) ノ′     神や霊は騒がしさを好むもの…
           |ハ    _      j : lィ′
           |!:人   ‘ー`      /|: リ|        あのやり方じゃだめアル…)
           |: |  丶、      / ,':≠=7
.             l: |    ` - r≦=/イ __〔__
           ヾ{     _〃   '´     `^> 、
            ヽ     《jj /      / '⌒ヽ
                 _ル'        /     ハ
                〆        /      │


552 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 09:59:57 ID:8be6ec63

がくりと旦の上半身が倒れる
そして、ゆっくりと身を起こしたとき


                                           }
                                           / 
                                          /
                                         i′
                                          ヽ 
                                           `ヽ
                              「虎契」         { __, --y- '´
                                             ヽ - '´
                                             ハ
                                              ∧
                                               }        ,. <
                                              八    _,. ≦-‐─ヘ  
                                                >‐<      ハ
                                                          ノ
                                                         /

神がかっていた


553 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:00:17 ID:8be6ec63

虎契、とは於菟の首長の本名である

                ィ
               〃
             __!′_
           /: : : : : : :>.
              ,二ニ=‐: : : : _ノノ≧    (なぜ、俺の名を…?)
          /ィ: : : i:、: |゙ヘ:、: 、ヽ\
          i: :i: :i,ニヾ! ィニヾ::ト::ゝ
          ヘ::ヽ!ー゚   ゚‐' ハ!、{
           ^゙トヽ  '  ∧':ノ`       ___,ニ、 _二,
             >ト .‘’ イ>!:`:ー:、__,ニ、ィ:⌒:´_:,ー-く:_〆
             .ィ/l//`V´'//ト≧‐'ー'ー'¨¨´ ̄
        ィ//////o==o==o////> 、
       ///i////////,|/////////i/ハ
      ,///|////////,|/////////|/ハ
      〈///|////'o===|===o/////|///〉
      〈///|////////,|/////////|//イ
      ////ハ/////// |//////// ハ//,!
     ,/////,|////o==,|==o/////,|///,|



  ,、          |        ,.ィリ
  ヾ':、、     丶、__.ノ  ,__,. -ァツ           「虎契よ」
    ヽ亡ニ===、    ,∠エr-‐チン'
     丶`ヽ:.:.:.:.:. ` ̄´    ,.ィヲ
       ``'======='''"



554 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:00:39 ID:8be6ec63

於菟の首長は跪くと、

              -=ニY  ∠_
             _,.-'"´ ̄ i    ミヽ_
            /イ   ___  _      ヾ´
         /'.////  f゙ミ、Ⅳ∧ヽ、ヽ、 ヾl
         //l.l/ ト、l     \ヽヽヽ`ヽ、_
         ///lll lト、l__    _,.-‐、llヽト、l ̄
         lイ/イl|ト、ヒラヾ  ´ィfヅ, リ|ト、リヾ    …父祖どの!
         リl∧ト、ヾ ̄     ̄ />ト、l
            l! l!ヘヾ   ゙ '    /リヾlli      父祖どの、なのか…?
             ヾヽi 、 ` ̄ ,.ィ彡llヾリ
            r'ゞ、_` ー‐ "_ト,て》  \
         _,.-'ヾ、  `ヽr‐'゙  i,.<tヘ_,、
     ,. -‐'"    ニ `ー、_||_,.-'"`ヾゝヾ´ヽヘ
    /      ニ三三/彡三三彡   ̄`ヽゞな__
   ./ ニニ  三三三//三三三三三彡ニ ニ ニヽ illハ
   { 三ニ   三三/三三三三三三三三三三ニ i  ̄
    〉ミ三l三三f´三\三三三三三三三ニl三彡 l

                                          _,..-――.< ヾヘ、
                                      ,. <´  _    `  .`ヽ
                                   , /ア´  ,ィリ:ハ   ̄ ̄`ー-、   `ヽ、
                                  バトj   ,ィt:ハ彡ノリ       `ヽ.   ヽ
        「そうだ                     rト川ミz:イトt升tヲ≦'..__           ヽ.  ハ
                                 ヾ≧ミミY¨.)Z:ノ_== z `ヽ          マ  i
                                  レ´>イ`.´`ヽ.`ヽ、 `ヽ.ハ         l  .ト、
        お前はこの者を               __ノ // .i! ヽ、   ヽ `ヽ、.ヾ_ー--ァ     l  i ヽ
                                >ィァ'   ト、ヽヽ>z.ヽ、  i r-<        |  l j
        無礼無く遇しているか?」          ̄ /j .l tートz、.j ¨.トzソ`iヽ:ノ .ハ  i      j  i i
                        .           /,ィt ハ,イ iソ   `´ | .i! / ' /''     .,'    i
                                 ´ .|ハ/イ|ハ¨、     l,ィ、i! _ノ      /     j
                             8        lイi!ト._  、  ,.ィ/フレ'  _    ノ    /
                             /iヽ       l   `アフ /    〉/''ヽ_ /    /
                             ム_l _.>      .l  .Xイzレ'    ノ;/    ヽ     ノ
                          ((  ( o ) ))   `ii/:i!ヽー≠´;;/      .ヽ  ./
                             (o)0O()      /i、ノ傘;;;;ヽ;;;;;;;/ .|     i i!__i
                               ̄ ̄     / .lアi!;;i!`¨¨;;;;/  i!    ./.i ヽ
                                     ノ .j;;;;`;;'';;;;;;;;;;」_,z=|   ./ .l   \


555 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:01:05 ID:8be6ec63

      i ト、|. l  |  ト.   l | ヽ.゙、  i. |\ ヽ ヽ  ヽ  ゙、   ヽ
i i     l  !`!ヽト、 l  | ヽ  l |  ヽ. 、 l |  ヽ 、. i ヽ  ゙、 i    ゙、
 l、  、  l  ! ヽ! ヽ.、 ! ヾ  ! | 〃ヾ、! l |ィ/ヽ.! l、 ゙、  ゙、 l     ゙、
! l ヽ ヾ. ト、 !f三ェェェェ、 !\、\、i! レ″/!.! |,ェェェΞ I=.ヾ、  ゙.!、 \   ヽ
ハ!  ヽ、 ヾ ゙ヾ:、 弋゙・彡ヾ、:\ゞ仆{</リィ! |ゞ・ィソ レ゙ ,ヽ ト、  l | ト、、ヽ.ー-ヽ
! l 、ヽ \ヾヽlト、    ̄  ,`゙.冫:ヾ、ヽ'.:::″!,゜  ̄  ,イi!.:リ::゙、 !.|ノ i トヽ.
V!  ト、\、 ト、ヽヾミ≡≡彡".:::::::::::::ヽ::::::::::::メミ≡≡彡'.::::::::::∧  ! l !
.ヽ  ト、\\、 ヽ\::::::::::::::::::::::/   \::::::::::::::::::::::/  l:::::;:::::〉. ハ. !   しかし! その周人は
 ヽ. l、 ヽ_ト、ヾ、 `゙ヽ                    l::::;_ノ!∧! l. !
  ヽ! ヽ\゙.`゙ヽ                      l::/ /レ゙ ,リ レ゙   我らを欺こうとしているのです!!
   ヽ ヾ!ハ    /、      _   _     ,ヘ   ,:/ノ⌒ヽ  
    , ィ7/∧  ′弋ー .__`_´__ .- '/ ’  .:∧    }__
_ .ィ/////{/∧ヽ   `く=wv―-――-wィ/   イ//ゝ┬ ′ ヽ
////////∧/∧. 丶   `<ー--――'`'/  ///////乂  /
/////////∧//\ \    ̄  ̄  ̄   / ////////| 冫´`ヽ
//////////∧///\ >   ` ̄ ̄´   .ィ  /////////,|〈   ノ
////////////\///\   >      < ////////////| > ´ヽ

                                                        l  `ヽ、/ ',、   _,. -‐''´ ノ
                               、                         |     ヽ∧⌒/ __,,.. ム-‐7
                               ト、               ,..ィー--―一'´入 \_  ∨∠ ''´      /`
                             .   !',`ヽ、    ,         ,.ィ'"_弋_ー-く ̄ ̄,、_>、_r'゛Y´_,,.. -‐''´ /  
                               j ,r''.ニ゙ ミブ    ,. -‐''"彡" ̄ ,二) `>、フ 〃, /ヾ"`ヽ、__,. -‐''"ヽ \__
                               ノ i ( ),.⊥、   / ,.  j'´    `ーァ'´ / ., ,/ハ,{ ',ヾ ヽ ヾ   ヽヾ,  ノ
                              ゙⌒ヽ,.ィア''ァノ/ ,. -‐''"      ,.-‐''´ '' /,イ / 〃,イ ヾ ヽ  ヽ  、 、 `、 i ',
                                (_'主彡' / ,/       ノ      .i/! / 〃/ li ト、 ヽ、 ヾx、ミx ハ} ,, ! 
         「虎契、それは違う         .          / j       /         Vi:i/,/ヽリヾミx jヽ、ヾ、ヾ!   i: ト、
                                    / ノ      <_       ,ハ{V,灯汽 ``ニ二L ``l  il {ヾ
                                   ヽ、ヽ          ` ̄`''ー一''{   i 代リ  代_゚jソ! , l  ハ ',  
         この者の言うことは                 `ヾ___             ヾミk   '__ `"" 从!i:l: ,ノ人_ ゝ
                                       ~゙''ー==-z、__,,..__,,.._ ' リヽ、ー‐'  ''"ヘノノi:i人'   
         楚のためになるだろう…」                      ̄ ̄ ̄    ` ̄⌒ヾ/!ァ'´}   _)从リ  ',  
                                                        ,ィくヽ{∠ -‐''"´ー- 、へ ノ ノ 
                                , -‐-<⌒ヽ、      ,. -、_r'⌒`ヽ<⌒ヽ、r':::/,フ{',_         l   )  
                               ノ   ,. ‐゙"⌒`゙''ーァ<_. -‐''゙ ̄ ̄`ヽ、__!:::::::/lノ:::::ア"⌒ヾミx、_ノ /  
                             /`ヽ、 ./     o_,..(⌒::::::::`ヽ、  ,♀、,、 ,ノl::::::::::::/´    \ Ⅵヽ,/ノ  _
                             ゝ 、 V    r 、{(フ:::::::::::::::;::::_`ェ^-<)⌒ヾY::::::::://     \リ__ ノ,. -‐''´
                              、_,.ノ.r 、__(⌒::::::::::::::::;::-‐=,. -一'^ヾ´_"⌒ミl:::::::::ノ_,.    、  ,. -‐''"
                              ノ   Y´r 、:::::::,::-‐''´,. ‐''"   ,. -‐''"  `ヾ、y'⌒´    ヽ、 ノ
                             ´   __r':::`´;ィ''"  / ,. -‐''"   /     `ヾ、`ヽ、 ヽ. /         
                             ○''ニ`:::::::(´  _,ィ/ /    ,. -ァ"   ,ィ´    \/ヽ/         /
                             _(::(/::::::::::`,ニ.,'´  r'   / ノ   / `ヽ、     ヽ_ノ           /  
                             ::::::::::::::::::::::::l_ `ー-'^ー-‐'´  (   / !     ‐/ ̄´         /


556 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:01:41 ID:8be6ec63

                     〃,
                   __〈{ノー-、
               __ .ィ´: : : : : :、: : : :ミヽ
                 ,`ニ=-: : :,y、:ヽ: : :、ヾヽ
                j:i : : : ; :i :!´ ヾト、:i : 、ミ、               ,、,=,
                V!/i: i_トi、:!  ィ!ニリ:i、}:i、!          / ′ハ
                  ノ: : !八{_ソ`  仗}フ!:、ソヾ、        , I | |.ハ       だ、だが…
                Ⅵ: !ハト    ,  u. !メ:ヽ       _ __ノィ,| ! !{ ∨
                 ヘ: :!ー、  ―‐  イ´ ソヾ.    _,ィ:l!:_:,彡'| | !ヽ ヽ
                 Vヾ、|> _ イ厶__  .=-<ノ´ r‐、 ト ゝ !_ Y ゙、
      _             ト、 ,≦三彡!/三/三ニ=≧ーヽ ヽj _    ヽ Yー、
     /}.ト.        __ __ノ!ミV三>´-=ニ三iΞニ=/三ニ=-ヘ !  ̄ \  ヽヽ ゙、
     ハ !j |      /-=ニ三三〈三ニ=。-=ニ三 |三ニ/三/三ニゝ.   ヽ i    ! .} }I
    ノノj | !r、__,ィ/-=ニ/ニ三。=王二ニ=-=ニ三王三'ニ/三三三=ー-、‐ ヽ_ / / 〃〉
   _Γノj丿V } -=≠ニ三;=ニ三三〉三。-=二Ξ三ヽ三ニ三三三三三 L ヽ.__/ ノ'´
_/二イ {´/Y | -=ニ三三!三ニ。=王ニ三ニ=-=ニ二三三/         ̄`ー―‐´
,' {´ ! ´、 / -=ニ三三:|三ニ=‐=/=ニ三ニ=-=二三三/
!八 ゝ ノイ三ニ=- ‘”¨ ̄|三ニ=-/.三ニ。-=二三三三/
ゝ、>-くノ>‘´        |三。ニ±=三ニ=-=ニ三三/
 ` ̄ ̄´             |三ニ= |.-=ニ三ニ=ニ三三/
                    |三ニ≠ニ三。三二=ニ三/

                                            /|/}   _
                                           / i|__/ i|´ /____        ノ
                                           {( /__,.ノイ´⌒   `` ー_,イ      / /
                                     , (    /⌒``  ``       ´⌒\   / /
                                     {   ー‐{            ヽ     \   \/ /
                         .              乂_,.ィ__  _ ⌒ヽ   ヽ,   i    \\  \丶
                         .                `ア  |「  \        | i      \    \
                                      //   |i 、 、 \   :i   | i        \ ヽ
                                       /  i i|: \ \__   | i   |i      )
      「この者には私心無く、誠意がある           i: . i   i i|  / 、⌒ヽ  i| j;     /     ,:  ノ
                                     |i : | i  八/  厶イ、  从 イ ノイ //     (  イ
      広く天下を見据えている                人  i|、  ハ 爪''ヽ  \i バ\ ``  ーノ、  ` ノ
                                      ヽ八\\:.,   」    | ;{   ヽ ー‐く ,{\  ヽ
                                          `ーノ       ノイ人        l|乂 :, ノ
      お前のようなものとは器が違う」                    ゝ   _     /ヽ.  ノ': 、从イ´ノイ
                                            / ´、     .,:ヘ ノイノ人(^
                                          / /    _イ人ハ     ゝー _、
                                    r 、     / /    /  /ノ    /  ⌒)、
                                    | ;   / /  __r(   イ辷__  __彡´  /_ へ
                                   」 、/ /    「____ヾ、 ℃c       , ___/    ヽ
                                 ,r‐′、 }/     ∧________ー「|――‐‐__´_/      ;
                         .          /  ー  iイ      / 冫______ ノ」 __________{_/ ′      /
                                {/ ヽ_)ノ ;     / /________________________り{       /
                         .      / /    `_つ   r_____________,:__________________〉′    ′
                         .      / /}   ノ(    /|_____________′_____________;_/      /
                            / / 「^ー ´⌒   /八____________:______________ノ/       /
                          / /   {       ∨  イヽ_________`______________/   ,:    /
                         .       / 7      j{  :,__________________________′/    /
                               〈 {   「 {  ^ヾ  |________________________//     /
                         .        }、\_,.ノ        |_____________________r「´_      /
                               {`       〉ー‐―┴―‐‐‐     ´⌒ヾ``   /
                         .        \     /                        /


557 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:02:05 ID:8be6ec63

                       〃⌒)ノ
                  .< ̄ヽ{ ̄>、
                /. : : : : : : 、: :,: : : :ヽ_
               /.,二ニ=-: : : : V: : .-= ノヽ
                 /イ:/: :/:/: : ; :/∨}: : : : :、:ト:!
              ' ,:/!: :.i:/:i: :ィ:.i: !  |: :i: :i: :}:!}`
              イ:i: :ィl':i:l!:メ!、!:′  !:ム:/: :!ハ
              ノイ/'|:!:Vキ乃ヾ  ィァヵ,!:/:,ゝ   …しかし
              レi:ヘ'|:i、! `=  ' `=' ハ!:{
               ヘ:ハ:!、 u    〉  ,ハ/``    北の者が熊繹と組んで我らを攻めると――
               〈:_:j`  、  ― イ/′
                   〈:jニ≧x > ._ イ ″
         _ .----≦Ξ、三ニ≧、 |≦|、
        /‐=-、-=ニ三三≧x三ニV彡'三≧-._
       /-=ニ三=\-=ニ三三二ニ=+≦三ニ=-=ニミヽ
      _イ三ニ=-=ニ= i -=ニ三o==/Y、!===o三ニ=-iニ=',
     〈-=ニ三ニ=-=ニ | -=ニ三 / //ゝ、三三ニ=- |Ξ=i__
    /-=ニ三ニ= -=ニ ! -=ニ/,ゝ'ー'´ ノ 三三ニ=- |三ニ= ヽ
   /-=ニ三三三ニ=-=/-=ニ// /´王三三ニ=‐ ,l/三ニ=- `ヽ.
 // ̄ ̄ \三ニ=-ノ.-= /  /ー' ̄)===《〈\ニ=|三ニ=-=ニ三≧、
/ニ/   /`ヽヽニ/三ニ,/ ー ' ,ィ‐ァ'″|三=ヾ(\、ハ三ニ=-≠三=-=\
ニ/  /    `ー―‐/ ′イ { /三ニ-!=r 、ニ}}ヽ ヽ三ニ=-/二ー-‐'  ',
V  /         ,′  /_/o====o=} Yヽゝヽ ∨=-'´   \   }
 、 ヽ     >―‐ゝ、_ノ=ニ三ニ=-王ニ\ ヽ ト、ヽ }       ゙, /「


                                                             | ヽ |
                                   N\                /ヘ          |   |\
                                   |  \ ハ      ノ1/   }       |   |  ヽ
                                   |    ′\    /  |    ノ           |   /  ,ハ
  「おまえはもっと先を見なさい               ヽー- 、 |    }─‐{   .|  , ' ´ ア        |   /    |
                                   ',  xー-─-、(_>-く_)_∠∠ , /          |  /    |
  今は北に攻めいられようと負けはしない         〉、 ヽ   (_{   }_)  / ノ        | /    /
                                  / / ̄ ー ´ `ー ^ ー ´  ̄丶        | /    / _  --───‐-- 、
  だが!              .    \       ヽ-‐ ´   /     ′  |   \   \      //    /´           /
                      \  \.  , '´ \/  / /  |   |     \   \__,ハ  .//     /              /
  楚の者は                \ __,∠    /  | 〃 | |  l   ト、     \\ 、  _ノ /'    /  ̄`ヽ           /
                        /´      || |{  ∧. ', /  / ヽ      \ヽ 「__/   /      |        /
  自分の足下しか見ていないのだ」.  l   /   / |∧ | |ヘ. |_ \|∨ /   \ _ \  N人/   /ー-  _   |         /
                    .     |       /   ′} l | N > 、ヘ   ト ,x<\|  lヽ|  `¨¨フ'´      `ヽ|         /
                    .     |.  |  |   ノィ 、|  | rt=ミ` \|   x=ょt }  |  `T ´              |      ./
                    .    |.   |   |   / ∨ .从 弋ウ`     弋シ ハ/   ハ|            /       ./
                    .     ヽ 、l   | /     ∨ | ト `¨´     `¨´ノイ   `く            /      /
                    .     \ヽ-┴…ー 、 ヽl  ヽ、    '    , 〈  ヽ  ヽ\      /   , '     /
                           ヽ、___     \|  > `_´ イ./ \. ',  | ̄   /         /
                             /     `ヽ、     \   | / / / \| | |               /
                            _/ /´ ̄ ̄ ̄\   \ ヽ / / / /   丿'∨              /
                    .        ,|.|  |          \   \∨ / ,/__  -‐ ´         /
                          /!|.|  |、           ヽ、___∨/ \_   ̄`         /
                    .      / |.|.|  `\            \. / }ヘ .\ `i         ./
                         / .|.トヽ   \           \ー| 「ヽ  \ヽ     /
                    .     |  ヽ\\.   \       /´ ̄ ̄`ー、 |>、  \)_,  ´


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                              ./  /     /                 \ ∧,   \
                            /  /     /              __ (:::ー-、-|::/:}     :}
                           /         ' (\          \:::ヽー―、㌃ヾ:j    :|
                           | ,         /.  \\.        __/::::\:::人/´ ̄  `⌒ ー― 、
 「このようなことでは              /   /     /     \\.        _`ー/ ィ ⌒ヾ`㍉、 \ \ ー 、ヽ
                           |   '    /         \\.     /:::::::/ / jl    ト、_\ \ .\\レ
 いずれ江が地を削っていくように、         '     ’.        r┐\\ . . ̄ノ ,'    |{ ´|  \_ーzxト、 レ
                           {  |    / .         {ニ}  \ ー=彡/ ハ j、 ヾ j衫==ミ \)仞lハ \
 土地を奪われていくだろう…         \     l           {ニ}    \\../ l八 \  `ト乂i}_j   丶∨\ー
                           \丶   '           {ニ}      \ |  |{ ゝ、㍉、___ \        l ll }ハ
 力を合わせるのだ…                ヽ{  :|          {ニ}.       人  ∨(ゎ`辷ー ̄ヽ) -= ´′ハ/ ヽ
                              {   !           {ニ}.         \. ` ー -‐ ,        /(ノ ノ
 そうでなければ力を合わせた弱者にも   .   ‘, :|          {ニ}          レ \ 从 `   r―‐ '从ゝ {
                              ‘, {\        /| .|,        r / )) ノ    /ヽ ̄}ー、j /
 劣ることになる…                    ー{  \   .   /::| !:,        / {   \    {: _} iト、 .レ′
                           \     \   \_./ :::| !:::,.     .人_`_   ` ー‐ 、 :} 八\
                             ー  _\   /..:::::| !::::,______/:/ ̄\:::::::\ __ )ハマ´ ̄ヽ)
                                   \ /...::::::| !::::::,    ∨    \:::::::::::::::::::::/::::}ト、ー‐'::ヽ_
                                     / .:::::::::| !:::::::::\   厂 ̄ ̄¨´ \:::::::::::::::`ー'::::::\:::::::厶厂 ̄ ̄\
 よいか                               /...:::::::::::| !::/::/` ー―――ュ   }`ヽ:::::::::::::::::::::::::`:::/   \   |
                           ー―~ーー /....:::::::\| !':::/::/:::::/:::/ ̄ /::.  ヽ  \:::::::::::´::::::::/       ヽ  :|
 この者は、北で力を合わせることができたのだ     /. ::::::::::::::\| |::':::/:::::/:::/;   {:::  ,ノ:   }´::::::::::::::,‘ヽ/: )   ::}  :|
                             __/.::::::::::\ : :::::::| l/:::::/::://     ::: l    /:::::::::_::::,イ   :::/   /  :|
 楚が力を合わせなければ             `¨¨¨¨ 丶:\::::::\ ::::| |::::/:::// ヽ    ∨ =彡/:::::/斗_;}ーr‐、_ /   /
                           _    /:i:i:i:i:i:i,\:\::::::\| |::::::://     l      {::`ー=={´(ノ/,イ}.|      ./\
 北の一族に飲み込まれるだろう…」        ./i:i:i:i:i:i:i:{  \:\::::::| |:::://     ト `¨¨´ ヽー====≧≦/.∧ \__./\\ ヽ
                             /i:i:i:i:i:i:i:i:i|    \:\| |:://       .ハ      :}㌃ー_彡´=㍍ヘ        .\i }!
                            ./i:i:i:i:i:i:i:i:i:∧    \| |//        ‐、}     /戔xxx=,=戈ノ /{        〈l」し)\
                            |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:∨ゝ      | |/      / .l.   /辷㎜= _彡/ム㌃゚ノ          `¨´ \\
                            |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ \,,__  辷!      ⌒ヽ,人/㍉℡z=彡´¨¨/)i:i:i:i:i:i:i:iヽ
                            |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:弋:.  `rー―‐r‐ ´     八_/しヘz、___/)i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}-、
                            li:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:`㍉ {、...........\_ノー' .|i:i:i:i:i:i:しヘしヘしヘノ\i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/
                            \i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:>ーー-┬ '´    /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ー―、i:i:i:i{
                              \i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i`¨¨´i:i:i:il ┬ ┬ ー 〈i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:`¨¨ヽ
                               \i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| !| |! !ヽ‘,i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:Y
                                 \i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:| !| |! ! } |i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}
                                  厂ヽi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iし::| l _/i:i:i´i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/
                                 しヘ人i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:しi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ー=彡i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/
                                 / しヘ``ー―<_i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:´i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/ ̄`¨¨¨¨¨¨´
                                /  /廴人__ノ ̄´` ー―‐ ⌒ヽi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/
                                ./  /                `¨¨¨¨¨´
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559 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:02:55 ID:8be6ec63

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   ' レ:!:. .: .::. .::::  ..:::::/..::: .:::/ イ: .:   i ,゜ :i !:. l
   /.:;::::V!/.:::V.:::::./.:::::;::::::/イ:::;:::/.ノイ::  i !.:;::::.:|:/:i:: !
   !:ハ::i:::!::::::::::::::::::::::::/.::::/.:::/.:'.:/イ::/: .: |/.:メイ:::/!::ハ !
   !′::!::!:::::i::::::;::::::::/.::::/./.:::/イ/(|:;::::i::V、::/.:|:/ .:/ リ
      V::!:::::l:::::i::::::/.::::/イ:::::::/イヽ`!;:::::!:::!`メ!/レ j′′
      !、!:::::!::::l::::/.::/.::::::::/.::/  `!:::::l::/  ∨
      ト、:::::、:::!:;:/.:::::/.:::/  i !イ::l/  ノ
      ヽ \、:::!:::/.::::::_/   八 ! |:/ ―r┘      …なんということだ
       _/.:У::::∠::T___ i ヽj' /´
        |;;{: i!' .:/.::/;;;;;;;;;;;;;;;;;, \≠‐′
..     」;;ヾ/ / .:/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |


                          -‐‐……‐‐-   .. _                 /(  / ヽ、  )'.  ト
                                      `゙'   .、        ト./  ヽ{   \ / )ノ ヘ ト
                                           `゙'ヽ、    '. `゙'ー-ヽ、γヽlγヽ}_}ノ }
  「楚にも、北にまけない国が必要なのだ     __,. --―――-  、     `゙'アニミ      ヽイ ヽイ   ノフ
                          -‐''"´               `゙'ヽ、 //  >、   (__)、__ノ__)__/ 、
  そうなれば北を防ぐだけでなく、                       //-‐''" / `¨¨7´  ヽ ヽ、\\\
                                           , ' ./      {   /     ) .、 \ ヽ )ミニ=-
  組み伏せることさえできるだろう…                    / /  /   /    { l   ノヽ  ヽ!ヽ リ ヽ.
                                          ノ ノ  /   ,'   ト   ヽl     } ヽリ 乂 ヽλ
                                       -=≦ ノ:/ / ,'   ト、、ヽト ヽ、 l!l ト、  ) ノ:::}
                                       乂三,.イ{{ ,'  l! l/ヽ lノ‐-ヾトヾミ、ヾ :リ_', Lト、 小 l リト}
  虎契、楚で満足するな                           { Y { l l! l{ lトトl __Yヾゞ、:. /l V Yノ :l l りリ
                                           V{ヽl{ ヽ.リ l(xf竓芋ミメ!ヽ::Yリ斧ミヽリ / / / ノ
  力を合わせ、この広い天下を見よ」                    ヽヽヽ ノ   ゞ乂彑リ.   リ'゙ 乂り_/゙i/:/l ト、
                                            } 入ヽ 、 、ヽ ::::::::::      ::::::: ノ /:/ヾ( ‘,
                                          -=彡へヽヽヽ ヽミ=-       ’  ‐7彡/  ヽ ‘,
                          \   _    __      ,. -‐''":::::::::ヽ::λト:ヘ、    、-、   ノl/l( l     '.
                            \ ! Yヽ(、ヽ、   / /::::::::::::::::::Yヾト、lゝ> 、      ,.イY (.  l.     '.
                          .    l / /  ) \ /  /:::::::::::::::::; -‐…‐-l、   ``f:::´ヽ       l     '.
                          .    l,' lァ'゙Y   `゙'< {::::::::::::/__ `゙ヽ、`゙ヽ、   ト、:::)\-、 .   l :.    .l
                              l.__/: / /7     ヽ_/ ::/  `゙ヽ、 `    ゙ヽ、 ン   }、  ノ ::    !
                          .       l_/ /      ∨、 :/      ゙i:、    rミY_r、  / ヽ/  .::     !
                          . \       ヽ、___,,..  ∨三ヽ、    ヽ }:::;>‐‐-、≦トミコ/ヽ.,/  .::     l
                          .  \         /::ヽ    ノ ',    `゙ヽ、り'´:::::::::::::::::::ム::::l〉::::::::::゙ヽ .::    ,'
                              \ _z≦__ヽ_,.ィ  ヽ      )ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Y ..:::  /
                             _z≦            ヽ   λ:::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/..:::::::  /


560 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:03:15 ID:8be6ec63

              -=ニY  ∠_
             _,.-'"´ ̄ i    ミヽ_
            /イ   ___  _      ヾ´
         /'.////  f゙ミ、Ⅳ∧ヽ、ヽ、 ヾl
         //l.l/ ト、l     \ヽヽヽ`ヽ、_
         ///lll lト、l__    _,.-‐、llヽト、l ̄    …はい!
         lイ/イl|ト、ヒラヾ  ´ィfヅ, リ|ト、リヾ
         リl∧ト、ヾ ̄     ̄ />ト、l
            l! l!ヘヾ   ゙ ' ,  /リヾlli
             ヾヽi 、 ` ̄ ,.ィ彡llヾリ
            r'ゞ、_` ー‐ "_ト,て》  \
         _,.-'ヾ、  `ヽr‐'゙  i,.<tヘ_,、
     ,. -‐'"    ニ `ー、_||_,.-'"`ヾゝヾ´ヽヘ
    /      ニ三三/彡三三彡   ̄`ヽゞな__
   ./ ニニ  三三三//三三三三三彡ニ ニ ニヽ illハ
   { 三ニ   三三/三三三三三三三三三三ニ i  ̄
    〉ミ三l三三f´三\三三三三三三三ニl三彡 l
 ../三三l三三l!三三三三三三三三三三lニニ彡l
/三三三l三三l!三三三三三三三三三三l三三彡l

                                                              ∧
                                                             / | ヽ
                                                           ,∠  ! __\_
                                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー─-、         \ `|'´::::/
                                   /   __     ノ、    \         ', |:::::/
                                  /   //__,!ー、ノヽ |.ノヽ  へ  __i     ', |::/
                                 /  ///.   _| .ヽ| ! Yyノ‐〈_/ |‐' i        |_!;;|
                                ./   ./ ./    / `''-!、_,i ̄r‐r<_ァ亠─'ァ_       |:::|
                               ././  .// / ̄´     .`‐'-、ノ-'、_∠ノ    ..|:::|
                              / /   ./  ノィ´ ノ    . i         ヽ \   ..|:::|
                             ./ 、| /     /´    ./|   i       \',  .|   .|:::|
                           .(⌒) (⌒)     ./  /  ‐/- 」_! ..|  i、   ヽ  、ヽ /    |:::|
                            ,Y'´ ̄`ヾ... ♪   | //i   y'ァ 、 .|人 |‐-L_i i. ', !\!    |:::|
「…理由はともかく、               ノく ,ノ ノハ ))ゝ    >'/ ', i ト弋ルヘ  )ノi_ 」_ |\  ! | /_     |:::|
                           (ハ> ゚ ヮ゚ノ       ヽ, )ハ|      ´ゝtノ_>i  | ! |       |:::|
この者はそれを伝えに来たようだ    /⌒ヽ<-〈i.. jヽ〉.        .ノノi 〉  、  '     /iノ // | .   . |:::|
                       . ウ  / <∩しし∩〉i     ノ' `y! \   ̄  ,.ィ .人(/  /      |:::|
                          | !\ ` ̄\`y       ,)'>‐| ` ー''i" !人(ヽノヾ/ /       . |:::|
よいか、これを無視すれば           〉 `‐、    〉.) ̄`ーァ-/ ̄Y  \   i ̄`ー、_ / / .      |:::|
                           `ー--!   /  ァt'ヽ´ 、 \_ \ ノノ / !ヽ/      ..|:::|
楚は虫食いのように北の者に喰われるぞ」    /   i`'r─' ‐-\二 ヽニ、_, ゞ、三∠,,/!\   .   .|:::|
                             ,     | !      ` |`ー─‐ァ‐ソ>nニ<  t .|        .|:::|
                             ,     i /       ',   く<´ //iヽ//  \ !      |:::|
                            ,     |'  _    ヽ .i    ヾ''"| |、Y     ヽ、      |:::|
                            i     iヽー、 \   Y      // | |      i ヽ    .|:::|
                            |     i !  !   ',  /      // .//     / .i     |:::|


561 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:03:45 ID:8be6ec63

           { `ヽ{ `ヽ.  ,ィ!    ヽ  ヽ
             \  |\  ∨ .},ィ!,ィ  |   |
         __  <\{.(`Y⌒ヽノ Vノ  .|  |
       -=彡' /  `ー{.   }__ノ     !  !
.        / / / ./ ___  `ー ' \     |  |
        | ll ll / ´/ /´ _ノ  li     l  !
       __ノ从从!{ i必ノ`ノ'´_⌒ノ  l}   /  ./ ,.イ/
         _ノノハ八""  . ir'リリ  .八   /  .////
ゝ.        ノノハリ\ ー ""ノ イ  /  . ' i//
   ̄  ̄ ̄ /⌒\ \jK二てルレハ /  .// ̄
\      i⌒\ \ ー'〉ヽ. ̄ ̄   //
.  `ー‐‐─.| リ ∧   |「 只 メ‐‐──''./
        |/ / ∧. {{_.ハ.ハ  ,. -<   「この者に学べ
        |   / 〉  八 ノ rf.  }
       /   !リ>==(⌒).{  X> ノ    でなくば、呪われるであろう」
.      /.   V>===i// /
     /     ∨} ̄ ̄/.∨.イ
.    /    _j⌒V  /リ  ∨ ヽ
    /   /´ 〉  !/ ∧   〉 .}
.   /  __ j /  .}_ノ  `=ヘ ノ


               ィ辷fーr-r------------ィ-r一ヽ  、   
              , '/〃__{__{__{___|___|___|___|___}__}__}__}__ハ }   「虎契よ
                { { < __ __ __ __ ___ ___ ___ __ __ __ __ > } i   
             ヾ::{ { { { |  |  |  | } } }__l>’    これが私からの忠告だ――」
               ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        
                    `ー───────´


いつしか於菟の首長たちは畏れ、みな地に頭をつけていた


562 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:04:05 ID:8be6ec63

旦は酒を戻し、倒れた

             l :::::::::::::::::::::|
             |::::-‐-::、::::::|
            {/ ゙̄\\|
                /...................\}
            / ......................レ;|
              / ......................八{|
          /......................../ ノ..|
           _/......................../‐-ミ|
       //..........................|    `>、
      /|レ' ............................|   // 、
     j / ................................|  { /   `
     / | ..................................|   レ|
    ,゙ | ..................................|  /| \   |
    |  i, ...............................ノ  | |   \ ト、__
    |  |ヽ......................./   | |       ソ\__
    レ'⌒\....../⌒ヽ    / l      /     }ト、
    \」__ノ[[入__,ノ    /  `   /      // /\
     ∧ V......|_,,. .,,,_  { ヽ         〈//\ \
     | フ|.......|丁 ̄ ̄ ̄ ∧  \     ァ‐--‐ ´    \_〕
     | | |.......| |       { ∧   \/
   /| | |...刈        { ∧     \   
  二ニ=―=ニ二´ ̄ ̄\  { ∧     |
               /\ { ∧   '"⌒\_ 


563 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:04:26 ID:8be6ec63

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'  .'
::-::;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;' .'
::::::::::::-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;' .'
::::::::::::;r'^'' - ,,_::::::::::::::::::::::::::::::::::;' .'
:::::::::;' ̄'''-- ,,_ '' - ,,_:::::::::::::::::::;' .'
::::::ハ-ェ__   ''- 、  ''- ,,_:::::::::::;'     (仕方なかったとはいえ…
;ハ:!\ヽ. ヒフミ、        ___.::::.
 ハ  \`'''"''        ___,,.:::::.::.    祖霊に無礼を働いてしまいました…)
/ ヽ  ヽ       /"ユフミ::::::::.::.:.
   ヽ  \       ゙゙ .::::::::::::.:: :::..
    ヽ   \    :  .::::::::::::::::.::: :: :: ....
     \   \  : .:::::::::::::::::::.::.:: :: :. '' ::: :: .. .
       \     .::::::::::::::::::::::::.:::.::: : :: ..     '' '' ' ' … … ‥
:.     _      .::::::::::::::::::::::::::::::::.:::.::: :: ::: :..
::::.    、'''':::::;;r''::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::.:::..::: ::: ::::: ::..
.'':;:::.    ''''...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::..::::..:::: :::: ::: :: :::..
\ ':;::.  .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:::::.:::.:::..::: :::: ::: .. :: ::.:..
  \ '';::;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::.::::.::::..:::: ::: :: ::.  ::: :::...

旦は祖霊を降ろしたわけだが、
その言葉は半ば、旦自身のものであった

…祖霊の声を借り、言いたいことを言ったのである


564 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:04:43 ID:8be6ec63

      l
      |      /       ,       |
     l       〉    _j‐'           |
     |〉    _}― '' "       _,, 、-''|
      i 一ー─子── ‐─ '' "  ̄ _,,、- ''"!
    j、,___}___ 、-‐ '' " l、!::::l!::::::: l     (しかし、祖霊もそれを望んでいたはずなのです
    /::/::/7ヽ    '´ ̄ヽ::::i::::: ::!ト、i::i::li   !
.   /.:::!.::iテfミ、    y'テッ!::!:::i ::.トミl、!:::! .:::l    でなければ、私は一言も話せなかったでしょう――)
   j/!::!.::l゛ ゞ‐'      ‐`''"ヽ:!::l: K! |i:::. !::::!
   | l!:|.:::|!            |ト、!:..lノ /!::::.i:|:::::l
   | |l::!.:::i`  、 _     u.  l|:::l!:::9゙::l!:::::!l::::::',
   ヽ:i::ト、:'.、   、____,.     |!::::l!:::l:::::ll:::::l:l:::::::'、
.   i:l|:| ヽ::ヽ  `こ´     ,.l!:::::ハ:::l::::l|::::l::l:::::i:::゙、
    l| l:!  `!i:ヽ.      / j!:::/ '、:'、リ::::!::l:::::l:::::ヽ
    ゙'、ヾ:、 リ!:::i` 、 __ , '"  /:::/--へ:ヽ;ハ:::l:::::l:::::::゛、
     ヽ `>‐j::八:/|  , ‐'"//   _, - \ヾ、:l:::::l:::::::::ヽ.
     r゙く,_,ノ'r‐'" |l/  / _, - '  _, - '`''- ̄´"7l:::'、
    「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

旦は2日寝込んだが、回復した
…このイカサマを祖霊は許したようである


565 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:05:09 ID:8be6ec63

                                                     -=ニY  ∠_
                                                  _,.-'"´ ̄ i    ミヽ_
                                                /イ   ___  _      ヾ´
                                               /'.////  f゙ミ、Ⅳ∧ヽ、ヽ、 ヾl
                周公、「礼」とやら、しかと見せてもらったぞ      //l.l/ ト、l     \ヽヽヽ`ヽ、_    
                                               ///lll lト、l__    _,.-‐、llヽト、l ̄
                                                lイ/イl|ト、ヒラヾ  ´ィfヅ, リ|ト、リヾ   
                祖霊をあのように顕すこと、               リl∧ト、ヾ ̄     ̄ />ト、l       
                                                 l! l!ヘヾ   ゙ ' ,  /リヾlli  
                なかなかできるものではない…               ヾヽi 、 ` ̄ ,.ィ彡llヾリ       
                                                   r'ゞ、_` ー‐ "_ト,て》  \
                                               _,.-'ヾ、  `ヽr‐'゙  i,.<tヘ_,、
                                           ,. -‐'"    ニ `ー、_||_,.-'"`ヾゝヾ´ヽヘ
                                          /      ニ三三/彡三三彡   ̄`ヽゞな__
                                         ./ ニニ  三三三//三三三三三彡ニ ニ ニヽ illハ
                                         { 三ニ   三三/三三三三三三三三三三ニ i  ̄
                                          〉ミ三l三三f´三\三三三三三三三ニl三彡 l
                                        ../三三l三三l!三三三三三三三三三三lニニ彡l

              |::::::::::::::::::::::::::::\    |
              |:::::::::::::::::::::::::::::::::\ |
                 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  |
              |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  |
                |_______;;;;!--|
             |______;;;;;;;;;;、‐r:|
               /:::::::::;l:l::::::::::|      _l:::|     ……私の意識は飛んでおりました        
               /:::::::::/l::l:::::::::| ̄`    ´ |:::|
           /:::::::::/::l::|::::::::::ヒ:イヽ   イ}`l:::|
           /:::::::::/h'll:l::::::::::|'='-    ゙'´l:::::|    何を申したか覚えておりませんが        
           /:::::::::,l.ヒ。!|l|:::::::::|      ' ,!:::::|
.          /::::::::/::`''t'|| |::::::::|   ー‐' ,イ'l:::::|   無礼を働いたのであれば、どうぞ罰してください
         /::::::::/:::::::/ | |::::::::|、     ,.:l:::| l:::::|
         /::::::::/::::::/ `'‐l,,|:::::::|:::7::::- '::::l|::|. |::::|
          /::::::::/:::r''''''''''---l::::::トくト、::::::::/l:::| |:::|
.        /::::::::/r'" ̄''' -- 、l:::::|''--仁‐'、l:::|  l::|


566 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:05:30 ID:8be6ec63

                                 /.: : : : : : : : : : : : : -=ニ二 ̄ ヽ
                                /ニ=‐: : :,、: ハ: : : : : : : : : : : : : : : : : :.,
                               /.:ィ: : : : : :,ムV/i!: i :i : : : : : : : : : :i:. i:. i: ,
                              ,'/ .':i: : :i :i :l    ト、l: ト:、: i: : i: :i : :,゙: :|: :l: i      
                              {′!:.!:i : l:.l :|    !,‐ヾ!‐ヽ!:.: l: :l :/: : |: :l: :゙、
                                {:ハ:| : |ヘ:i!ヽ   ,テテ=ォ、: l: l:/: :i: |: :レ:、::.
                                Ⅶ:!ヾ:lィチテ、   ″辷ソノ'ヾ!ノ': i :l: !: : :、ト:!
                                 |: :ヽト辷ソ      ̄´  |: i :l :V: : ト: |
                                人:i :ハ   ,        |: l :レノ: : リ ヽ
                                ´ ヾi、 :.  ヽ  _,     |: l :|´: :, :|
                                  `ヾ:.ゝ ` 二       ,!/! l: : ムヾ、
     いや……父祖は、「お前に学べ」と言ったのだ    }ハ: |\     < / j/|≧:}:〉
                                   ノ !:l  >- <   ィ≦三ム: )
                                     !′ f、;i;|  ィ≦三三三三〉`ヽ-=ニ._
                                      _.ィ|≧! / 三三三三 /三三三三三ニ=- ._
                                  _ ィ≦三三ヽレ三三ニ=‐<三三三三三三三三三≧、
                                ,ィ三三三三三三}三三三三三三三三三三三三三三三ミ、
                               /三三三 O=====O=======O三三三三三三三/三三三三ヘ
                           .   /三/三三三三三/三三三三三三三三三三三 /三三三三三ム

      l
      |      /       ,       |
     l       〉    _j‐'           |
     |〉    _}― '' "       _,, 、-''|
      i 一ー─子── ‐─ '' "  ̄ _,,、- ''"!
    j、,___}___ 、-‐ '' " l、!::::l!::::::: l
    /::/::/7ヽ    '´ ̄ヽ::::i::::: ::!ト、i::i::li   !       さて、私が教えることなど……
.   /.:::!.::iテfミ、    y'テッ!::!:::i ::.トミl、!:::! .:::l
   j/!::!.::l゛ ゞ‐'      ‐`''"ヽ:!::l: K! |i:::. !::::!
   | l!:|.:::|!            |ト、!:..lノ /!::::.i:|:::::l
   | |l::!.:::i`  、 _        l|:::l!:::9゙::l!:::::!l::::::',
   ヽ:i::ト、:'.、   、____,.     |!::::l!:::l:::::ll:::::l:l:::::::'、
.   i:l|:| ヽ::ヽ  `こ´     ,.l!:::::ハ:::l::::l|::::l::l:::::i:::゙、
    l| l:!  `!i:ヽ.      / j!:::/ '、:'、リ::::!::l:::::l:::::ヽ
    ゙'、ヾ:、 リ!:::i` 、 __ , '"  /:::/--へ:ヽ;ハ:::l:::::l:::::::゛、
     ヽ `>‐j::八:/|  , ‐'"//   _, - \ヾ、:l:::::l:::::::::ヽ.
     r゙く,_,ノ'r‐'" |l/  / _, - '  _, - '`''- ̄´"7l:::'、
    「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


567 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:05:57 ID:8be6ec63

                  ,== 、               ……まあ、よい
                   {{   ヾ、             
                       `     ィ`' ー - 、
                    /.:/.:、  :.:. .ヽ        熊繹には「少し考えさせろ」と伝えてくれ
                   /ィ:.:.:.:.:.:.ヽ .:.:i:,.: }       
                  ' レ!:.;.:、:.:.ヽ:.:.:.:リ'.:.:ト:゙、      .巫師に占わせてから、返答しよう
                   'ヘ{ヾ、:.ヽ.:、 v.:/.:リ `     
                     ゝ\:、:ト、:〈:/                    ,、
                  ___  ∨77トy/I_   __  ,ィィ          ,、/'/〉
       ,、__,、_____,、ィく/////`77//∧:、)/777//゙7(:./、_____,、,ニ、    ///'/〉
`ヽ___二≠、  ∨/////////\///j//////'>:∟_////,ゝ'メ///////〉  ト= _{_  ,′
ヽ._        }  〉///////////ヽ/////////`∟メ‐rくノ¨´'////////  丿 ____ ノ
`ー'^-----.j ,、//////>―---、/////////////`7/´ ̄`==ー-'ー'‐′´
        `゜  ̄ ̄         |///////////////
                        |//////////////
                      V////////////
                    j////////////〉

                                 l ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
                                 |:::::::::::-―――-:::::::::::|
                                 {二ニ=‐宀冖宀‐=ニ二}
      はい                         |...|.| ⌒`   '⌒` |.|..|
                                 |...|.| x=ミ     x=ミ |.|..|
      それがよいでしょう                |...|.| , , ,    , , , |.|..|
                                 /...从  rセ T 'ト ., 从..',
                                /....j/  | | | | |  \...∧
                               /./     |_| | |_|   \∧
                             广ア           |  \   `丶¬ミ
                            _∧/        「| | 「|       \∧
                           / |_/           |」 | |」         ゙ 」\
                          _j /              |             \


568 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:06:23 ID:8be6ec63

こうして旦は、土産を持たされ、熊繹のもとへと戻った

              ,.... -‐――――-......  __
           ,.:.:´ -‐………………‐- ...:.:.:.::``ヽ、
          //   ___   ___     ̄ ¨¨)ノ
         /∠ ,..-.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:`丶、
           ̄ /:.:.:.:.:/:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.\         マジかクマー!!
            /:.:.:.:.:.:./:.:.:.:/:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.',:.:.:.l:.:.:`、:.:.:\
        /:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.;:.:l:.:|:.:.ji:.:.:.:.:.:.:':.:l:.ト、:.:.:':.:.:.:.:.`、      よく無事に戻れたクマー!!
        :.:.:.:.:.:.:.:.':.:.:.:.:.|从人:ハ:.:.:.:.:. {人| `、:.:',:.:.:.:.:.:.}
        ノ:.:.:.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:|:x==ミ\}__:.:.:_:}/==ミヽ}.:.:.:.:.:.:
       ⌒i¨¨¨¨´:.:..:.:.:.|{{   }} ilililililili {{   }} }:.:.:.:.:.:乂     (ぶっちゃけ殺されるか、
         |:.:.:ノ:.:._:.:-‐:'|乂__ ノ lilililililili 乂__ ノ `¨:i¨¨¨⌒
         |:.:⌒´:.:.:.:.:.:. u   r~~~..、  u {:.:.:|        目玉の一つや二つは取られると思ったクマ……)
         |:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.|     |      |     }.:.:
          |:.:.:.人:.:.:.:.:.:.|     |      |     ;:.:.|
          |:.:.:.:.:.:.`、 .:.:.|u.    |      |   /:.:.:|
          |:.:.:.:.:.:.:.:.`、:.:|> _  |____________|..イ.:.:.:.:.:.|
          |:.:.:.:.:.:.:.>}:.:}  /≧=-- ‐七j从:|:.:.:.:.:.:.|
          |:.:.:.:./  {:.:{  乂    `〉  \ ):.:.:.:.:.:.|


569 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:06:43 ID:8be6ec63

                                                  〉〉   ``丶、
                                              -‐=くく=‐-       \
                                           //⌒`'.::.::.::.'´⌒\    丶
                                          ,:' :,:'゚::.,.:'´.:'.:: .::.゙:,::`` 、::.`、    }
                                         /.::/.::.:/.::.:.:i.::.::.::.::.゙,.::.::.:‘,::`,
             いったい、どんな魔術をつかったクマ?   /.::/.:.::.:゚ .:i.:: l.::.::.::.::. i.::.:il.::‘.::.::゚,      
                                       /.::/.::.::.::i.:斗-f.::.::.::.:: il‐-il _.i.::.::.}
                                       /.::/.::/.:i.::lーL八.::.::.::.ノL..八 :l.::.::.}'、
                           .             厶厶ィ{L L 斗笊㍉~~´ 筏テミ、'ーrf辷≧
                                      ^⌒}.::.::i{.::. { ゞ '   ,  ゞ ' '.::.il´⌒^
                                        }.::.::l{ 、.::.'、""     "" 厶ィil
                                        }.::.::l{:. ヽ込、   ^   ィi{.:: l:il
                                        }.::.::l{.::.::.:{.:__}≧=‐=≦.::..l{.::ノ:il
                                        }.:::_j{.::.::.:{〈ノ    '、ミ辷彡'从
                                        ,´`寸.::.::.{...\_,,  ‐-}....`T´.:{`、、
                           .               {   ゚,.:: ::{.........\  ,.........l:: ::{ ∨,

      l
      |      /       ,       |
     l       〉    _j‐'           |
     |〉    _}― '' "       _,, 、-''|
      i 一ー─子── ‐─ '' "  ̄ _,,、- ''"!      「礼」に則り、
    j、,___}___ 、-‐ '' " l、!::::l!::::::: l
    /::/::/7ヽ    '´ ̄ヽ::::i::::: ::!ト、i::i::li   !      少々述べさせていただいたまでです
.   /.:::!.::iテfミ、    y'テッ!::!:::i ::.トミl、!:::! .:::l
   j/!::!.::l゛ ゞ‐'      ‐`''"ヽ:!::l: K! |i:::. !::::!
   | l!:|.:::|!            |ト、!:..lノ /!::::.i:|:::::l
   | |l::!.:::i`  、 _        l|:::l!:::9゙::l!:::::!l::::::',
   ヽ:i::ト、:'.、   、____,.     |!::::l!:::l:::::ll:::::l:l:::::::'、
.   i:l|:| ヽ::ヽ  `こ´     ,.l!:::::ハ:::l::::l|::::l::l:::::i:::゙、
    l| l:!  `!i:ヽ.      / j!:::/ '、:'、リ::::!::l:::::l:::::ヽ
    ゙'、ヾ:、 リ!:::i` 、 __ , '"  /:::/--へ:ヽ;ハ:::l:::::l:::::::゛、
     ヽ `>‐j::八:/|  , ‐'"//   _, - \ヾ、:l:::::l:::::::::ヽ.
     r゙く,_,ノ'r‐'" |l/  / _, - '  _, - '`''- ̄´"7l:::'、
    「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


570 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:07:19 ID:8be6ec63

                             |:.\     /.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,;,;.-‐ャ''".:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
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    むう…                           i:.:.:.:. ∧._{:::::}       {:::ノ_:.:.:.ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
                                   Lノ-/.:.:i  ̄        ̄   :}`ー'、_:.:.:.:.:.!:. へ _ハ
                                    /イi |   、      .u   /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ̄`´:.:.:.:.:.::i
    ただの呪術じゃ、                        从             /.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |
                                      |:.::.   _   、_,/_ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
     あいつらは欺せないクマー?                 |:.:.:.:\.  ̄`          !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. !
                                      |:.:.:.:.:.: \    . ィ    |:.:.:.:.:.:.:.:.:.: !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
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                                      /.:.:.:.:. |.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.: ノ  /l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∧


            l ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
            |:::::::::::-―――-:::::::::::|
           {二ニ=‐宀冖宀‐=ニ二}
            |...|.| ⌒`   '⌒` |.|..|       こちらが「礼」を使えば、
            |...|.| x=ミ     x=ミ |.|..|  
            |...|.| , , ,    , , , |.|..|       むこうもそれに合わせざるを得ない
             /...从  rセ T 'ト ., 从..',  
              /....j/  | | | | |  \...∧
          /./     |_| | |_|   \∧     …そういうものです
       广ア           |  \   `丶¬ミ
       _∧/        「| | 「|       \∧
     / |_/           |」 | |」         ゙ 」\
    _j /              |             \
    //         _/   __ | __           ヾ


571 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:07:56 ID:8be6ec63

                                       <: <
                                    . -―-≧: ` ミ
                                  ,,": : : : : : : : : : : : :` 、
                                / : : : : : : : : : :i: : : : : : : :ヽ
                               . ': : : : ; : : : : : : : l: : : : : : : : : : ,
                               /: : : : : :!: : : : : : i: i: _: : : : : : : : ,
                              ./: : : :斗┼: : : : : ハT'、 : i: : : : : : : : ,
                             ノ: : : : : :Ⅵ: : : : : /.斗ミⅥ : : : }: : : : 、
                             ̄7: : : : : x=ミ -― 〃ん:ハ `}: : /: : :ハ: : 、
                             /: : : : : :{{.l:.r}     .ゞ..ン }/}: : /: : :ミx、
                            ./∧: : :Ⅵ:、.`”  、         ラ : : : : :ヽ
                             ̄  ̄ノ: :ハ     _    .rイ: : : : : : : : :、
        ……で、実際のところ         . ' : : : : ` .,  ´    イ: : : : : : : : : : : :ヽ
                              /ィ: : : : : : : : ≧=r  ´  {--、: : : : : : : : : : :'.
        どうだったんだクマ?        ./ {: : : : : : >''"ア    >  ̄L、 : : : : : : '.
                               :,: :_r 「    .ト   ,,"      ,ア、: : : : : '.
                                ン  .乂    l ,/       /   Ⅵ: : :ハ!
                             r―'’ ノ '.≧x、} /      . イ    }、:./ }
                             」  /. : :  乂7ニ7二≧=チ      / `<
                           rイハ  「 . :    /三{     ̄r'          `ー
                         /}  }  | : :   ./三_]    : : }          /


   ∩___∩
   | ノ    u ヽ
   /  ●   ● |      熊繹さまが周と結んでいる、という嘘はともかく
  | u  ( _●_)  ミ
  彡、   |∪|  、`\    .それを皆に納得させてしまったクマー
/ __  ヽノ /´>  )
(___)   / (_/
  |       /
  |  /\ \
  | /    )  )
  ∪    (  \
       \_)


572 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:08:13 ID:8be6ec63

                               /. ´  _そ>‐へー―  .,
                      .        / "    /.:::::::::::::::::::::\::::::::::::::> 、
                           /"     /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ   _人_
                      .     /'    ./;::::´::::::::::/.:::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::ハ  `Y´
                          /    ,.::/′/.::::::::;::::::::::::: !:::::::::::ヽ:::::::::::::::::: i
                             /. /.:: /.::::: i:::|::::::::::::: !:::::∧::::::::::::::::::::::: !    
                            /' /.::::/′:::::ト l_:::::::::::::|::::::::_i:_ハ::::::::::::::: !
                              └ ┘!:::::Y,,ィ=ミー‐ 'L;:xz≠=ミ、::::::::::::::!
                                 !::::::i《 んハ     ん::ハ i:》:::::::::::::!
                                /.:::::ノ. 弋zソ     弋zツ ::::::::::i:::::∧
     本当に神霊を降ろしたクマ!?        /.:::::人 "        " /::::::::::!::::: ∧
                               /.::::::::::::<ヽ、_イ_ゝ  _,./.:::::::: ∧:::::::∧
                             /.::::::: /_ハ   ァ‐ ' ̄:::::/.::::::::::/‐-、:::::::∧
                            /.:::::::::/   .!   ノ/―://.::::::::::/    \:: ∧
                          ..::::::::::: /{    ノ  r'. {  /. :/.:::::::: /     ヽ::∧
                         /.::::::: /  〉、_/  ∧ :i , :/.:::::::: /   _ _ハ、:::\
                         ,::::::::::/  /::〈ァ;/  ∧:::ヽ//i:::::: /   / =Y:::::::: i \:: \
                         !::::: /  /.: /{   イ  `{_::::::} |::::/  ゝ⊥ィ´ヘ':::::::::: !   ヽ:::::ヽ
                         ∨/  /.::/i::::::`T´:i   ノ::::i !:/    |:::::ハ  ∨.::::::|   }:::::ノ

   ∩___∩
   | ノ iiiii   iiiiiヽ
  /  ●   ● |       さあ…?
  |    ( _●_)  ミ
 彡、   |∪|  、`\      しかし於菟から使者が来れば分かるのでは?
/ __  ヽノ /´>  )
(___)   / (_/
 |       /
 |  /\ \
 | /    )  )
 ∪    (  \
       \_)


573 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:08:33 ID:8be6ec63

.         /.:.:./           ̄ 7/
        |.:.:/         .へ    ∠ ,:.:.‐ァ  _
        レ       /.:.:.:.:.:.ヽ、-‐// ̄.:´:.:.:.:\―- .,
             〃:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,丶:.:.:.:、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.`:...
            . '.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:`ヽ:.:..:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:\
           /.:.:.:.:.:/.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:ヽ
          /.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: \.:.:.:.:.:.\:.:.:.∧
          /.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.\:.:.:.:.:.\:.:.:`ー`‐:.:∧
.       /.:/′.:.:.:/.:.:.:.:;':.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.ヽ:.\.:.\
    /.:/ /.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:.\
 、_,.. "  /.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!i:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:ヘ:.:.:.i\.:.\
       ′:.:.:.:,:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:;  i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l !:.:.!;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ゝ ` ー'
         |:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.l  !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l |:./ !:.:.:.i:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.>
         |:.:.:.;.:.:|:.:.:.:.:.:.!:.:.:..l _,l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l、_ |:.:.:.|:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.} ̄:.:i     於菟がスナオに来るとは思えないクマ…
        ノ|:.:.:i:.:,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i _ ∨.:.:.:.:.:.:.:|/ __!:.:∧:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:∧:.:/.:.:.:.:.:|
    <:.:.:.:|:.:.:|/ | :.:.:.:.≪ヤ示テミ \!、:.:.:.:! 7 T示テ≫:.:.:.|:.:.:.:.;!ノ:.:∨.:.:.:.:.:.:|
       ̄l:.:.:l  !_:.:.:.:.:.:.」 V/:::}    ー'   V/:::}ノ}―‐'`¨´:.|.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:|
       ∨ヘ  |:.:.:ト.ヽ、 `¨´   ,      `¨´ |:.:.:!:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:|
         \_> ! :.:!:.\:.>              ノ:.:.:|:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:|
           |:.:.:!:.:人      、_, _,      |:.:./.:.:.:.:.:.: !:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:|
              ,|:.:.:|:.:.:.:.:> .    丶- '     イ:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:|
           /.|:.:.:l:.:.:.:.:.:.i:.:i:.:> .     . <i:.://.:.:.:.:.:.:.:.:.;′:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:|
     ー='",:.´.:.|:.:.:l:.:.:.:.:.:.l:.:l:.:.:.:.l:.:.:.:`¨i´     !:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:i/i:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:|
       /.:/.:.:∧:.:∨.:.:.:.∨ ̄: ̄{`‐-}    大‐|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|_:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:|
       /.:.:./.:.:./.:.:.>、:\:.:.:.|: : : : : i 一'        T:.:.:.:.:.:.:.:.:.: !: : : 7.:.|:.:.:.:.:.:.:.:|

仮に、熊繹と於菟が結べば、楚の1/3以上がまとまることになる


574 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:08:57 ID:8be6ec63

数日の後、於菟から使者が来た

              /                 ヽ
             / /                 ヽ_
          /:::l l /                  、\
          /::::::::l l /   l    /  /   |       \ヽ
         l:::::::: l l ─ | |  / / / .|  / |    |   | |ヽ
         0.. ::::::::l l ─ | |  / / /-、| / |/|  |   l |    まずは敵対関係を解きたいアル
        |||l:::::......l l ─_| | / / , = ‐、|/   _| /| | |   | |
        ||| ヽ::::::l l /、| | / /ミ/ l:::::t`    , -、||//| /丿
            ̄\| ヽ| レ / 丶` -'    l::::t //| | /      すべては楚の地を守るため…
              ヽ (| |/    ̄      -'// | レ
                ヽ| |        . ,   || |         天下を見れば、楚の団結は悪くない話アル
              __.| |、      ー   ノ|.|
             ノ   `||_`丶、      / ||
           _(__      ̄ ̄` ー── '=、 ||         これが、われらが父祖の願いアル
         /   ``丶、 __      ー-、_   ||
         /         ``' ー- 、 __   `ー-l、
         ヽー─ 、 __          `` ー─'''ヽ__

                                             _
                                           /  /
                                          /    /
                                         /   └;._
                                         !  .-、‐: : : : : ̄:ヽ、
                                         . :´ : : : : : : : : : : : ヘ\
                                      _ ノ : : : : : /: : :i : \ : : ヘ: ヽ
                                       /: :; : :/: :|: : : |ヽ: : ヽ : ハ : :.
                                       〈:_ /: :/!_: |!_:_:_|_ _ヾ': :',: ハ
                                        /_:/┬..┐   |:::::::||: :i:! : !
                                         iT、 |::::::|    乂シ ': ; :!ゝ l
               (マ、マジかクマ…)              |::l} ゞ-'      u/:/: j: : :|
                                         } 乂   f_ ヽ _ ノ:/.:./:i: : |
                                         j: : : : ̄x-i /: _ / : |:. :|
                                        ノ: : ノ: /! /ヽ': :// ハ: : | : l
                                        (: : :! : { l l/: :/ j  |!: :l: : :.、
                                        メゝ=- 〉ニ{ノ:ノ   |  .|: : l: : : \
                                        !: : : : :マニl!    |二彡 : l : : : : ヽ


575 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:09:25 ID:8be6ec63

                                   /´              ` ‐- :,:.:.>.、
                                 /'          ≪≧x、、     `ヽ、:.ヽ
                         .        /./            ≫  ` ー―=ニ二:::>'
                                |:::!         -‐ヽN/!ゝ―‐-
                                |:::!      /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r.、:.:.:.`ヽ:.:.:.:`ヽ
                                ∨     //.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.\フ
                                   _ィ/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:ヽ
                                  ̄ , /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∧、_,
                                  //.:.:.:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:. !:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.∧
                                  ' .!:.:.: !:.:.: |:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.∧
                                  ! .|:.:.:.:!:i:.:.:!:.:.:.: !:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
    於菟は平気で裏切るクマ                V.:.:`ー'ー,_!,、__ノ>-_:!:.:.:l:.:.:.:.:.i:.:.:.:i:.:.:.:.:.:|
                                    ヽ人i=≧x    _,.z==ミ|__ノ.:.:.:._/.:.:./.:.:.:.:.:.:ゝ
                                      ∧i 込i       込ノノ,、!ィ.´ァノ¨´ー:.i\_!
    第一、熊繹に従うとは言ってないクマ          ノィ:.:.ゝ   ,        ノイ:.:.i./.:.:.:.:.:.:i\_,
                                     /.:.人            l:.:.:|:.:.:.:.:.:.:. !
                                    ,.ィ:.:.:i.:.:. \ ヽ     ィ/:.:.: !:.:.:.:.:.:.:∧
                                ー=ァ',. -‐∨.:.:.:.:.>―  ´   i、:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.\_ノ
                                 /´    ∨.:.:.:.:.:.j      l i:.:.:.!  ̄`ヽ:.:.:.:.:.\
                                //     、\:.:.:ヽ、        !:.:.:|   !∧:.:.:.:.:.:.\
                         .      /.:.:.i       ヽ.\:.:i \      |:.:. !  ./ ∧:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ

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.    |;;;;;;|;;|;;;iー-、,  ̄'''''--------┴--''" |
.    |;;;;;;;|;;;|;;;|;;;;;;;;|;;| ̄~7iー----------''i'''"|             それは一朝一夕にはできません
    |;;;;;;;|;;;|-;;|;;;;;;;;|;|;;;;;/|-......__      _ィ-!;;;;;|     
   |;;;;;;;;|;;;|ヾ!|;;;;;;;;|リ;;/r;;;o=、 `    ,f;;jア゙ |;;;|             今後の、熊繹どのの出方しだいでしょう
.   |;;;;;;;;|;;;|ミニ|;;;;;;;|/` ゙="-     !''''"~  j;;;|  
   |;;;;;;;;|;;;;|、 o|;;;;;;;|           !    j;;;;|        
  |;;;;;;;;/;;/ツフ:|;;;;;;|           _,   j|;;;;|             …真にかたく同盟することです
  |;;;;;;;;;/;/"/;:|;;;;;;|          _,   /|;;;;|    ヘ
 /;;/;;;/;//、" |;;;;;|ヽ    `''''ニ゛  // |;;;|  /   \      それが、王というものです
../;//;/;// \ |;;;|  丶       /;;/  |;;| /    / \
///;/;//\   ` |;;|、丶  ` .,.,___/\/  |;;| /   /   /|
//;/;;//゙"![jニ- 、 '!;;| \\  j j \ \ー-|;/   /  /  |
/;/;;;/   ゙'![j:i,`ニ:'!;;|、___`_、_、j_j,,..一` -7 /   /  /    |
;/;;;/      `゙'!l,j-'!;i_ ___,.=---'''' ̄  //   /  /    /\
;;;;/         `'[j!l,`}f , <ニ---''"/  /  /    /   \


576 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:09:41 ID:8be6ec63

                                         _,..  ...,
                                        ≫''"7/
                                  ,. ≦ '"   └‐,7,.  ― , .,
                                . :,.´ ''"       ,. <:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.> .、
                              //          /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:ー:.:.彡
                            //        /`:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:.ー:.、-ミ
                            "           /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ
                        .   /:/          /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.ヽ:.:.:.:、:ヽ
                          /:/        /.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\、:.:ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
                                  彡;.:.:/.:.:.:.:.:|:.:.:l:.:.:.:.:.:ト.:.:.:.:.:.:.:.:.:>ヽ:.:.:.:i:.:.:.i:.:.:._ト :.「`
       むー……            .′            i:/!:.:.:.:.:.:.ー――十\:.:. /,ィチ示ミ!-‐:.:´:.:! i_i
                         l :l             |l l:.:.:.:i:.:.!:.:.:ヘ,ィチ示ミ ヾ   弋ソ !:.:.:.:.:i:.:.!
       何をもってそうするクマ?   ∨.            |! !:.:.:..!:.:N:.:.:.:.:.弋ソ     xxxx !:.:.:.:/.:∧
                                     ´ ̄  T:\_:.:>xx   '       /-:.:.:i_;:-┴ 、
                                       γーヽ:.:.:ト       ,、   . : : !:.:.|: /    \
                                      /´  ヽ}:.:.:! : >、. _ イ: : : ∧:.:!/L)     ヽ、
                                     /,.    ノ`'.:.:ノ: : : : :\-‐ 7: : : : : :i:.:l _!     人:ゝ
                                    /-‐.:.:´_:.:,/丶、: : : : :ヽ /: : : : :/!:.:.  !      \

           」              ヽ    イ
          ム、ヽ、            \ / l
          /: : ヽ、ゝ、            ノ  .!
         ./: :ノ: : : :`ー 二_ - _       /  l
        ,:':/: : : : : /:l: : l : i:ーr, 二_ ー- ム.  」
        /: : : : : :ノY': : :l!: ナナぇ 、_ ` ー-┐-┤    もちろん、「礼」をもってです
      /: : : : : : :/rテl: : : i!:; :メゞ;;テベミヽ  ,ィヒ: :l
    ./;: : : : : : : :.k 。 !: : : :i!:/   ̄     ィツノ: : :ヽ
   〃/: : : : : : : : :,':::>-|: : : :メ、       l   ハ: : :ヘ
   / /: : : : : : : : : :l::::j .!: : : ;  ヽ      ノ /: :}: : ハ
_/ /: :_:_:_: : : : : : :|::/、 l: : : :l   \. 、_ _  ノ: : :l: :/ i!
  | ̄ i!  `ー― 、/ ヾ,|: : : ト、   ヽ ` ´ /: : : ノ:/  ノ
  |  .i!       / `丶, |: : : i. ヽ   \´: : : : :〃:| /
  |   .i!      /    `丶; :ト、 冫ー ´\ヽ、;_: : : ノ/
  |  i!     /      /\ .ソ | \ _ヽ \`ー.メ、
  |   i!    /     /   \┴ 一 ' ´{.  ヽ  .{
  |  .i!.     /    /       ヽ、_, -′  }.  l


577 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:10:02 ID:8be6ec63

                     \   ヾ: 、
            _,. . 、,   ∠,    \ヽ
           ,. イ:,.-´,: : ゞ:`ヽ/ ,      ヾヽ
      - = 三: :/::/:/: : : : i:∠; lー、     !:!
      /: : イ: // ´ ,..: .:/:, /i: iV:|     !!
      ´7:, : |: /:/.: : /.: :/: :/:i : : : i: l    !
.        从: : ,: / : : :/: : i;ム、: i: : : i: ゝ
     /: ://: |: : : :Vヽ_!_ヾ i:/|: : : :!: }
    /: :/: /: : |: : : ハ. ! んミ`, ´!__i.:/:/!     なるほど、確かに「礼」で
  - ´//: :/: : : |: : ,:iヾ、 ゙´ 〈: :, : iヽ´
´゙´/: : :,.‐''"ヽ´;/: :ハ:|、 __ /:/ |.:i        於菟を思い通りに出来るようだクマ…
/:,.-'/ 、_.  i//: :|´;!}ゝ. イ: : :i. | i 
/: :/!    `./´|: : ヽ;./: : /:/|: i //
/: :/;.|、  、丶. 〉:.:|ヾ:||: : ! :| !.:i.//
:, ハ;./、_ ヽ \ /: : :|::〉//..:|.:|. !:i:/          
;.;.;.<;.;.;.;.;.;.;.,,,-;‐;}: : i:|:{/´|: ヘ/!:i          (恐ろしいヤツだクマ…
/ !ゝ、;._;.;.;.;.;.;_i.: .:|リi;_;_;l: :i:}.、.|:|
   |  _,.|.   |.: .:}:::V. iヾ:|}: :\          いずれ「礼」とやらによって、
   V.r ,-.l.   |://:::::V..|i;: |: : :ヾ:\
、   i i. {. l   }/,:::::::/;..|:il∧ : ∧`ー       .楚はいつのまにか切り取られるように
 ゝ、.i i` | `  |. 、::://. !.:i. ∧: : :|
ゝ 、`‐---|.   | V/ l : :i   V:.:|         周に従うようになってたかもしれないクマ…)
、` iニ-´-‐|..  |∧/. l:/|:i   〉/
-ヽ l  /.'´.|   | |   l´//.  //
- 、 ヽ´- ‐.l  | |.  l/   ´
_,.-‐‐゙`ヽ'" l.  | |  l
;.;.;.;.;.;._;,:-ヽ''}.. | |.  !


578 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:10:23 ID:8be6ec63

                                        ,..-= ‐-
                                        (、´      ヾ
                                           _,,,... ==≫
    周公、                                 ≦zx、、  ,. -―‐-
                                            ,..X=-、:.:.:.:.:.:.:.:./^\ヽ
    楚に大国をつくるにはどうしたらいいクマ?             /.:,:.:.:.:.:.:.`:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:\
                                          ノ.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.`
                                        _,/.:/.:.:.:;':.i:i:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:|:.:.:.:.:}:.:.:`>ー_ '
                             i:,          ,.>;‐:i:.:.:.:.!:.:i:ト、i:.:.:.:/ソ:./!/.:.:/.i:.:.:ヽ ̄
                             |:{           ̄\ヘ:.:.:.∨ヘ-、;_:_ノ´ャr:ァ:.:./.:.l:.:.:.:∧
                             l:.}           /.:.:.\.弋戈    `¨ノィ.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:\
                             \、 _,、_>=ー'".:.:.:.:.:.:.:.:∧   :i   ノイ.:.:.:.l:.:.:.:..:`ー `
                               \:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:、   ,、   /.:.:.:/-,、:.:.:.:.\
                                ` ー:.:.:.:.:.:.:.:.:_, //.:.:.:.:.:/::> .., イ'.:.:.:// γ⌒>,\
                              ,  ´ ̄ 、 ̄ / : //、ヽ`>{: :`>、'/.:.:.:.:/   /: : :/ ´⌒  、   >― 、
                         .     人      ` + .;_/'  r, >'' ):!: : :!./,:ィ.:.:.:./   {: : : li      > ´ .、!  l ヽ
                              /::> ...,,_     '  ´>_ノ´∥>ノ{W_/.:.:.:.:i  、 ∨: : !、_    :     ト }  l ;ヽ
                             /;:/ /::::::::::::::/:>‐ ´!:.//:∥7y}‐./.:.:.:.:.:l   >、_\:∨ `:::7::、-、    `ヽノ l. l
                         .    { ゞ. /:::::::::::::::::::{/:::::::::::::::!〃 ゞ{`:< _{/!:.:.:.:.:!   /:::: ̄`ー':::::::::::::\ ` ー 、_「 )=_ソ
                         .    ∨.:.\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i   !:::::::ヽ´∨∨   /、:::::ト、:::::::::::::::::::::::::\ ヽ::::::::::\
                         .     \:.:._>::::::::::::::::::::;::::::::::::l,   l::::::::::::i     /  i::::| ヽ::::::::::::::::::::::::::ヽ  >、::::::ヽ

      i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
     .  !::::::::::::::::"、_  _,:"::::::::::\
.       i::::::::::::::::::::::::::::::::_,.-‐ー─ヽ
.    .   i::::::::::::::::_,.-‐'゙_,.-‐‐゙,.\\、            「礼」をさかんに、徳を広く及ぼすことです
       i:::::::::::::_,.-"゙  、  ッf丁ゝ\\、
       ! !! i! i!!i!ニミヾ゙ ::.   ´  \\\
.        i i!i i!! i! !`"´  , 、   i! i\\\、       そうすれば、あなたに従うものは増えるでしょう
        i! i!!i仆i! ,.、 ,.、  ,..-、  !i! i!! i!\\\、
       .i! i!ii/‐/゙|___|"_,l,_|_____゙、 /i! i!i i! i!ii  \ \ヽ、
.       i!i:,‐'" ヽ彡ニニ;;;;;ニニツ=" /i!i i!i i i!i i!   \  \
       !i!,| ゙ 、i彡 //-<-、._,.ノ、_i! i! !i! i i!i    \  \
.      /.i" ヽ、"'''ヾ" :::,.---' ____,,,,,,|....=--‐‐‐i i!、    \
     // |、.  ヾ、 ヽ-"l|~~(フ)__,,,.....----、---=‐-...,,_  \
    //l  ト、ヽ. ヾ、 ヽ:::::|ヾ、:::i  丶  、 ヽ      ゙゙'''‐、
  / lシ、、 .|:::::ヽ、ヽヽ.ヽ:::| ヾ:::!      丶ヽ 、_  ヽ.、 |
. /   〉ヽ 、 ヽ  ゙'''| ゙":::|  ヾ           i"" ヾ | ヽ
..| !   / ヽ   ヽ  .|:::::;:::::|   ヽ          !   i,|  ヽ
 |  /  ヽ  . ヽ .ノ:::::;:::::::|.    i.          i   l  ヽ


579 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:10:43 ID:8be6ec63

                                            -‐=くく=‐-       \
                                        //⌒`'.::.::.::.'´⌒\    丶
                                       ,:' :,:'゚::.,.:'´.:'.:: .::.゙:,::`` 、::.`、    }
                                      /.::/.::.:/.::.:.:i.::.::.::.::.゙,.::.::.:‘,::`,
                                     /.::/.:.::.:゚ .:i.:: l.::.::.::.::. i.::.:il.::‘.::.::゚,
                                    /.::/.::.::.::i.:斗-f.::.::.::.:: il‐-il _.i.::.::.}
                                    /.::/.::/.:i.::lーL八.::.::.::.ノL..八 :l.::.::.}'、
                        .             厶厶ィ{L L 斗笊㍉~~´ 筏テミ、'ーrf辷≧
                                   ^⌒}.::.::i{.::. { ゞ '   ,  ゞ ' '.::.il´⌒^
                                     }.::.::l{ 、.::.'、""     "" 厶ィil
         周も熊繹に従うクマ?               }.::.::l{:. ヽ込、   ^   ィi{.:: l:il
                                     }.::.::l{.::.::.:{.:__}≧=‐=≦.::..l{.::ノ:il
                                     }.:::_j{.::.::.:{〈ノ    '、ミ辷彡'从
                                     ,´`寸.::.::.{...\_,,  ‐-}....`T´.:{`、、
                        .               {   ゚,.:: ::{.........\  ,.........l:: ::{ ∨,
                                    〈\  、 .:{≧=zzz≧゙zz彡l:: ::{ ,ノ{:::.
                                    /}\\ ヾ゚,``'ー=-‐r'⌒i l:: ::{  ノマ::.
                                   /.::}  と"~~"'*、     乂_ノ l:: ::{____彡、::.
                        .            ,:'.::.::}  xi´ '´   \  >''"~~"''*、____彡::::.
                                 ,.:'゚.::.:,〈/....LL/^ 、 _,、 ''~    xz、,__Y  ∨::::.
                        .         /.::.::.:,:':〈.../ム   ''"      ,. '^     ~" ∨:::゚,
                           ー= ''".::.::.::イ.::.: i辷==ム         /s。.,         }::::::}

              |::::::::::::::::::::::::::::\    |
              |:::::::::::::::::::::::::::::::::\ |
                 |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  |
              |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|  |     それは無理ですね
                |_______;;;;!--|
             |______;;;;;;;;;;、‐r:|
               /:::::::::;l:l::::::::::|      _l:::|    楚には、未だ周に対抗できるものはない
               /:::::::::/l::l:::::::::| ̄`    ´ |:::|
           /:::::::::/::l::|::::::::::ヒ:イヽ   イ}`l:::|    特に「礼」が
           /:::::::::/h'll:l::::::::::|'='-    ゙'´l:::::|
           /:::::::::,l.ヒ。!|l|:::::::::|      ' ,!:::::|
.          /::::::::/::`''t'|| |::::::::|   ー‐' ,イ'l:::::|   王とは一日にしてなるものではないのです
         /::::::::/:::::::/ | |::::::::|、     ,.:l:::| l:::::|
         /::::::::/::::::/ `'‐l,,|:::::::|:::7::::- '::::l|::|. |::::|
          /::::::::/:::r''''''''''---l::::::トくト、::::::::/l:::| |:::|
.        /::::::::/r'" ̄''' -- 、l:::::|''--仁‐'、l:::|  l::|


580 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:11:11 ID:8be6ec63

                                           ___
                                        . ャ≦:: ―ァ∠
                                      / ´  ,.、   二ソ....、__
                                     /'    ./.::ィ`´::::::::::::-、::::::::iヽー')
                                         /.:::/.:::::::i:::::::::::::ヘ:::::::::::::<
                                        /.:::/.::i::::ィ!::i:::::::A、::::::∧:::ハ
                                       /1:::::::::r=≠V!::::≧x、::::::∧:::i
                                        ー'ヽ」 ヒソ   ̄ヒzソL::ト 」:ゝ!
                                         i::::: !      ノィ::::!:::::::::|
           …おまえは、                      |::::人  △   ./.::::|::i::::::|
                                         |:::::::::::>―、  /.::::: |`>_::|
           熊繹の味方クマ?                   /.::::::{´!: . : .トー/.:::::: /´  }:.
                                      (ゝ-'.:::::::r'_.ト : . :i /.::::::::/   〈::::\   )ヽ
                                       /.::::: /´:人 ゝ.-{::::::::/´ ̄`ヽ':::::::::`ー '
                                       {:::::::/<!⌒ヘT Y::: i_,. - 、. :i\::::::::::\
                                       W.::{: /.:!  !':, `!:|:::: !′ ;::>'::::::\::::::::::\
                                     ∧   ゝ/.:::|  |_:〉ノλ_::ゝ /  \::::::::ヽ::::::::::::ヽ
                      γヽ                i:::乂_ノr- |  |.Y  / ./  ;′ノ  >:::::人ヽ::::::::::}
                      ノ  .ハ               \::::_/: >|  | i / .7  .: >―- 、ヽ::::::`ハ:::::/‐'
                     ヽ   i        _,. -‐    `ヽ !  ! ∨_,7   ;'/ /_⌒`ヽ∧:::::ノ,:イ
                      〈   ヽ_,. -‐  ´             ヘ!,. ^v― '  /i:/; /  `ー 、; }≦ミx、、
                 .       ヽ             ___,,. く  、ノ!」_    ト{'::{λ 、_   } !    ヾ,
                       {    ,. ―――‐ ''"         ̄   `ー ' ゞ、!{      /ノ
                       `ー ´                          ヽ    : 〉
                                                      |     !
                                                     人__ノ

            l ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
            |:::::::::::-―――-:::::::::::|
           {二ニ=‐宀冖宀‐=ニ二}       ええ
            |...|.| ⌒`   '⌒` |.|..|       
            |...|.| x=ミ     x=ミ |.|..|
            |...|.| , , ,    , , , |.|..|        しかし、私は周の臣下であり、
             /...从  rセ T 'ト ., 从..',
              /....j/  | | | | |  \...∧       周の不利になることはしません
          /./     |_| | |_|   \∧
       广ア           |  \   `丶¬ミ
       _∧/        「| | 「|       \∧
     / |_/           |」 | |」         ゙ 」\
    _j /              |             \
    //         _/   __ | __           ヾ
   〃       /´    | | | | |            |


581 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:11:28 ID:8be6ec63

                                    _,...........--‐― --...、
                                ,.:.:.:.:.´:.; "´ ̄ ̄  ̄ ̄ 7
                               /:.:.:.:.:/     ,...-‐....、..-‐′-. ,..-..、
                             /:.:.:.:.:/     /:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:.:.:.:.:.:´:.:.:.:.:.\
                   .         /:.:.:.:.:/     /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
                           /:.:.:.:.:/     /:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.\.:.:.`、
                   .        /:.:.:.:./       /:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:`、:.:.:.
                          {.:.:.:.:.:       /:.:.:./:.:.:.:.:.:/:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:',.:.:.',
                          {:.:.:.:.:{     ':.:.:.:.':.:.:.:.:./:./:.:.;:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:|:.:ト、:.:|:.:.:.:.:.|.:.:.:.
                         人.:.:.:.:      {:.:.:.:.|:.:.:.:.:':./|ー{:.:.:.:.:.:.:.:.:l:-l:.一}:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:}
                           \:..乂   j{:.:.:.:.|:.:.:.:.|/人:八.:.:.:.:.:.:.:.:|:人| 人|.:.:.:.:.:|:.:.:.:}
                            `¨⌒  八:.:.:人:.:.ィ斧冬ミ \:.:.:.:.:.{ィ斧冬ミ|:.:.:.:人:.:.:;
                                  \:(:.\| 乂^ソ  `¨¨⌒乂^ソ |:/:.:|:/
                                  /:.:.:.:|:.:.:.|  ー‐       ‐一/イ:.:.:.|:.:.、
      …楚がまとまることは、             /:.:.:.:.:.|:.:.:.ト、      `      / ;:.:.:./:.:.:.:.
                                /:.:.:.:.:.:.;:.:.:.:|、 \   r ―‐ ,  / /:.:./:.:.:.:.:.:`、
      周の不利にならないのかクマ?      /:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.'    `丶、 ̄ ̄,.: '´  /:.:.:.;-..._:.:.:.:.:.:\
                              /:.:.:γ /:./.:.:.ト、     ヽー/     .:.:.:.:.:   ヽ:.:.:.:.:.\
                            /:.:.:.:.:./{ /:./|:.:.:.|  \     }..{     _ |.:.:.:.:|   /}:.:.:.:.:.:.:.:\
                   .          /:.:.:.:.:.:.:/ /:./ .|::.:.:|   〉   }_{    〈 :|.:.:.:.:|  ./ }:\:.:.:.:.:.:.:`、
                          /:.:.:.:.:.:.:/:.:.{,:./ 人:.人  /     /:∧   人:.:.:人/  }∨`、:.:.:.:.:.:.:',
                   .        /:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.{:/     \:.\.    / / ∧    ∨ヽ:.:.:\  }/,:.:.:',:.:.:.:.:.:.:

           」              ヽ    イ
          ム、ヽ、            \ / l
          /: : ヽ、ゝ、            ノ  .!
         ./: :ノ: : : :`ー 二_ - _       /  l
        ,:':/: : : : : /:l: : l : i:ーr, 二_ ー- ム.  」
        /: : : : : :ノY': : :l!: ナナぇ 、_ ` ー-┐-┤    なりません
      /: : : : : : :/rテl: : : i!:; :メゞ;;テベミヽ  ,ィヒ: :l
    ./;: : : : : : : :.k 。 !: : : :i!:/   ̄     ィツノ: : :ヽ
   〃/: : : : : : : : :,':::>-|: : : :メ、       l   ハ: : :ヘ
   / /: : : : : : : : : :l::::j .!: : : ;  ヽ      ノ /: :}: : ハ
_/ /: :_:_:_: : : : : : :|::/、 l: : : :l   \. 、_ _  ノ: : :l: :/ i!
  | ̄ i!  `ー― 、/ ヾ,|: : : ト、   ヽ ` ´ /: : : ノ:/  ノ
  |  .i!       / `丶, |: : : i. ヽ   \´: : : : :〃:| /
  |   .i!      /    `丶; :ト、 冫ー ´\ヽ、;_: : : ノ/
  |  i!     /      /\ .ソ | \ _ヽ \`ー.メ、
  |   i!    /     /   \┴ 一 ' ´{.  ヽ  .{
  |  .i!.     /    /       ヽ、_, -′  }.  l


582 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:11:53 ID:8be6ec63


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;'  .'
::-::;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;' .'
::::::::::::-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;' .'     
::::::::::::;r'^'' - ,,_::::::::::::::::::::::::::::::::::;' .'
:::::::::;' ̄'''-- ,,_ '' - ,,_:::::::::::::::::::;' .'     (周としては、まず楚と対話したいのです)
::::::ハ-ェ__   ''- 、  ''- ,,_:::::::::::;'
;ハ:!\ヽ. ヒフミ、        ___.::::.
 ハ  \`'''"''        ___,,.:::::.::.
/ ヽ  ヽ       /"ユフミ::::::::.::.:.
   ヽ  \       ゙゙ .::::::::::::.:: :::..
    ヽ   \    :  .::::::::::::::::.::: :: :: ....
     \   \  : .:::::::::::::::::::.::.:: :: :. '' ::: :: .. .
       \     .::::::::::::::::::::::::.:::.::: : :: ..     '' '' ' ' … … ‥
:.    、_      .::::::::::::::::::::::::::::::::.:::.::: :: ::: :..
::::.    、'''':::::;;r''::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::.:::..::: ::: ::::: ::..
.'':;:::.    ''''...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::..::::..:::: :::: ::: :: :::..
\ ':;::.  .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:::::.:::.:::..::: :::: ::: .. :: ::.:..
  \ '';::;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::.::::.::::..:::: ::: :: ::.  ::: :::...

「わけのわからない土地」だからこそ、楚を恐れるのである
交渉が出来るのであれば、そうではなくなるだろう

さらに「礼」を交えれば、軍事衝突の危険も少なくなる…


583 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:12:17 ID:8be6ec63

      |      /       ,       |
     l       〉    _j‐'           |
     |〉    _}― '' "       _,, 、-''|
      i 一ー─子── ‐─ '' "  ̄ _,,、- ''"!     熊繹どのは、まず楚の主要な地をおさえるのです
    j、,___}___ 、-‐ '' " l、!::::l!::::::: l
    /::/::/7ヽ    '´ ̄ヽ::::i::::: ::!ト、i::i::li   !
.   /.:::!.::iテfミ、    y'テッ!::!:::i ::.トミl、!:::! .:::l     そうすれば、周も楚を無視できなくなる
   j/!::!.::l゛ ゞ‐'      ‐`''"ヽ:!::l: K! |i:::. !::::!
   | l!:|.:::|!            |ト、!:..lノ /!::::.i:|:::::l
   | |l::!.:::i`  、 _        l|:::l!:::9゙::l!:::::!l::::::',
   ヽ:i::ト、:'.、   、____,.     |!::::l!:::l:::::ll:::::l:l:::::::'、
.   i:l|:| ヽ::ヽ  `こ´     ,.l!:::::ハ:::l::::l|::::l::l:::::i:::゙、
    l| l:!  `!i:ヽ.      / j!:::/ '、:'、リ::::!::l:::::l:::::ヽ
    ゙'、ヾ:、 リ!:::i` 、 __ , '"  /:::/--へ:ヽ;ハ:::l:::::l:::::::゛、
     ヽ `>‐j::八:/|  , ‐'"//   _, - \ヾ、:l:::::l:::::::::ヽ.
     r゙く,_,ノ'r‐'" |l/  / _, - '  _, - '`''- ̄´"7l:::'、
    「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

旦は熊繹に、殷という国や、その滅亡を語った


584 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:12:35 ID:8be6ec63

          _,.... -‐:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:``ヽ、
       、丶`:.:.:.:.:.:., -‐   ̄ ̄ ̄    ̄ ̄ _>_/
.      /:.:.:.:.:.:.、丶`          <_ ̄ __ ̄
   /:.:.:.:.:./              _  _ .二.._>
  /:.:.:.:.:/             <_ /:.:.:.:.:.:.:.:.``~、、
. /:.:.:.:.:./           _  __ ,...:::´:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
,:.:.:.:.:.:/        /:.:.:.:.:.:.:.:`:.:.:.:.:/⌒\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\    ,
:.:.:.:.:/        /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ー=彡 ___
{:.:.:.′        /:.:.:.:.:.:.:.:.:/⌒:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
{:.:.:{         ,:.:/:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:i :.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:、:.:.:.:.:.\:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
{:.:.:{  乂___ ノ /:.:.:.:.:.:.:. ′:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:\:,:.:.:.:.`、:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:>
{:.:.:{    `⌒ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.;.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.ト、:.:.:/\:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:`、:.:.:.:.:.,   (天下は思っていたより広いクマ…
{:.:.:{     /:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:{:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.| `\:.:.:\\:.:.:}:.:.:|:.:.:.:.:,:.:.:.:.:}
{:.:.:{_ _/:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{:.ー-:|:‐|:.:.:.:.:.:.:|    ィ灯示ミ、:.:.:.':.:.:.:.:.|:.:.:.:.|   今、周と事を構えたらまずいことになるクマ…)
{:.:.:{乂:.:.:.:.:.:.://:.:.:.:/:.:.:.:.:{:.:.:.|.:.:|从; -‐ '"     う::ぃ)}丿:./:.:.:.:.:/:.:.:.:.:
:.:.:.:、  ̄ ̄ ,:.:.:.:./:.:|:.:.:.:{:.i:.:.:,斗=㍉        乂^シ j/-:.:.イ:.:.:.:.:.:.|
`:.:.:.\    |:.:.:.:{ {:.|:.:.:.:{人《  ぅ::ぃ)}       、、、、、 }:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:|
 \:.:.:\  人:.:.:{ {人:.:.:{:.:.:.\_ ヾ^ソ、            :.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:人
   `゛"⌒  `⌒   ⌒l: ̄ヽ 、、、、、          /:.:.:.:.:.:.':.:.:.:i:.{:.:.:.\
                  |:.:.:.:.:ハ               /:.:.:.:.:.:./ー-{:.{- 、:.:.
                  ,:/:.:.:.:/込      ´    ,/:.:.:.:.:.:./    {:.{/
  _____         //:.:.:.:/:.:.:.:个::.........   __  イ/:.:.:.:.:.:./   , {:.{ /
//⌒ヽ:.:.:.ー-:../:.:/:.:.:.:/:.:.:.:.:.:/:.:.:.:/:.:.:.:.:.:/ヽ/:.:.:.:.:.:./  / 人乂__
/       ̄>':.:.:.:.:.:.:./ :.:.:.:.:./___:.:._:.:/ /´/:.:.:.:.:.:./  /   / \:.:.
  ,.... -‐:.:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.//      /_./:.:.:.:.:.:./  /   /
/:.:.:.:.: -‐/:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.//´|        / ,:.:.:.:.:.:.:/  / i /
:.:.:.:./ /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:/:/  |      /   |:.:.:.:.:./ ./  .|:/


585 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:12:51 ID:8be6ec63





                    ―― 次回予告 ――






586 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:13:20 ID:8be6ec63

中国大陸に生まれた国々は、多民族国家であった、といえるだろう

                                                 /
                                              /`ー´
                                              /
                                             (,
                                            ,/´
                                   、--、  _    (´
                                  ノ  / /  ̄|   `ヽ
                   、´ `~ ̄`)        ,,_ノ   `′  (_,、  `ヽ
                        ノ     /       (_  ,‐-っ,     く   `|
                   ノ    く        /`‐´ /´     )  /
                 く´~     (      /     ./       レ´
            ,ッ-、__ノ~´       )    _,,ノ´     く,,_
―-、__-‐‐、 ̄`ヽ、 `ヽ,           ´‐~´~            \
       `ヽ,  ´‐‐―`                            `>
        `ヽ,                           ノ~~~ ̄>
          |            _,,-―、,       ,ノ´      し、_
          |          _ノ    `ヽ、ノ~~`‐´        |
          |,       _/~                     ノ´
           |,    ,,ノ~                      ノ
           ´| _  |                       |
            ~ `~                       ノ
                                     ノ
                                   ノ´
                               ,、_ - ‐´
                            _,, -´
                      / ̄( /´
                    _/    `´

だが、それがひとつの「中華」であったのは、
中華文化のいきわたった範囲をその勢力圏とみなしたからであり、
その文化をになうもの全てが中華の民であったからだ

その「中華」という文化の根幹こそ、「礼」であった


587 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:13:51 ID:8be6ec63





                    ―― おまけ ――






588 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:14:14 ID:8be6ec63

日本において、文字などを初めとした中国文化の伝来は
同時に儒学、儒教の伝来でもあった、といえる

                    , ヘ、
                lニニヽ __/ 二ニ=─-- 、_
                ノ--ヘ V/ ̄∨      \>、
            /二>ミV /_]| \    \ \ ヽ
          /ア⌒>ミレ'^´ ∨  \    \ \{    聖徳太子がつくったとされる十七条憲法の
            `く//イ|        \  `ー辷__   〉
             V川 ,、  ,ィ==- `ヽミ      ̄`ヽ   「和を以て貴しとなす」は、
              Ylくrえ  ^戊ユュ   厂`マ仄ハ==ミく
                 >v-ミソ=ミY⌒Yニニ彡   >'ソ人 八   『論語』の「礼を用うるには和を貴しと為す」が
               └ヘ∠ _ `ー'´       ニイ ハ  /
               丶      ,-    l  ∨  Yl    .元だとされているようです
                  ' ´二 ̄     /   V  ||
                ∧      , < /   | l 八
                   // > ─r<广,二二二ニコ l  |
             r‐く// | | |  | |        | l /
                /|「シ∠/ l| | |  | |   ,二二二ニ廴
         ,/二二ニ=l∠ニ、ノリ ∨__」 | ‐'           > 、
             レ'/⌒マ}/  「 r─'              ` - 、
             ////l     / /                         >、
     <二二彡ィ / //   / /                         \
        {/ // /∠ -'´ /                       ,二ニニミ>
      / / /  ' ∠二二´                            /    リ
       |l l |   /                 ヽ |         /     /

とくに隋唐時代は思想が多様化しており、儒教・仏教・道教などが競い合い、また混じり合った

当然、日本もこの影響を受けることになる


589 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:15:02 ID:8be6ec63

「粛慎」という伝説的な中国北方民族がある
聖人天子が中国に現れると、得を慕って貢物を奉りにくるという話が、史書に何度も見える

                             ''"~ ̄ ̄~"''
                           /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i_:i:\:i:\
                            /:i:i:/⌒ヽ:i:i:/:i:i:i:i\:i\:i\
                      /:i⌒\:i:i:i:i:i/:i:{:i:i:i:i:i:i:i}:i:) ):i:i:i:\
                      /:i:i:i:i:i:i:i:i/>-(:i:i:i):乂:i:i:i:ノノ(:i:i:i:i:i:i:i:iヽ
                    /:i/⌒ト-く;i;i;i):i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::i:i:i:i:i:i:i:i∧
                    |:i{:i(⌒Y:i:i:ニ=-  ̄/ ̄ ̄ ̄\::::::::\:i:i:i人__
                    |::人__ノ:i/        斗ャfさ⌒ヽ:::::::::|\:i:i:i:i:|
                    |:i:i:i:i:i:/ ̄         ぃ⌒刈   ::::::|  Y:i:i:i|
                    |:i:i:/:| 斗ャ=ミ        ∨,_少'   |:::::|) 八:i:i:〉
                    :/ :::::| ん⌒ハ            |:::::|/:::::|:〈
                      // ::::::::| 乂ノ,,ツ  、            |:::::|::ハ V:::::ヽ
                     /:::/::::::|:::::|                    |:::::|:::::| |::::::::::i
               /  :/:::::::(|:::::|::.       / ̄\    /:::::|:: ノ人 ::::::|
               /   ):/ :::::::: |:::::| : : 、     ∨⌒:::::)  ⌒7::::::| ̄::::::::::::::|
               /    /:::::/::::∧:: 〈__\      、::/    // ::::|::::::|:::::::::>-----------
            /    /:::::::::/::::/::∧::::V (::::::>..        // |:::/ ̄\/ニニニニニ|     \
              /    /:::::::::/::::/:::/ ∧::::::\__ノ:::|::うニ=‐--<::::/ ::/    √ニニニニニ.|      \
          /    /:::::::::/::::::::::::::/ :∧::::::\ :::: |::::::::::::∧  /:/ ::/   √ニニニニニニ|         |
            /    /:::::::::/::::::::::::::/::::/:∧::::::::::\:|/ニ | ∨  :/    √ ニニニニニニ|         |
                          ╋━━━━━━━━╋
                               粛慎   
                          ╋━━━━━━━━╋


さて、『日本書紀』斉明紀に、阿倍比羅夫が北征し、「粛慎」を征伐した、とある

これが中国の「粛慎」と同一の民族とは考えにくい
中国の「遠いところから朝貢にくる民族」にならってつけた名前、とされる

ただし「粛慎」とは、中国で、革命王朝が、
革命前に自らを周公旦になぞらえるのに使われてきた

この斉明紀も同じであろうと思われる


590 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:15:44 ID:8be6ec63

『日本書紀』斉明紀の記述はこうである
「是歳、越国守阿部引田臣比羅夫、討粛慎、献生羆二・羆皮七十枚。沙門智踰、造指南車。出雲国言…」

訳するとしたら、こんな感じだろうか
「この年(斉明天皇4年)、越国守の阿倍引田臣比羅夫は粛慎を征伐して、
生羆2頭・羆の皮を70枚を献上した。沙門の智踰は指南車を作った。出雲の国が言うには… 」

指南車:左右の車輪の回転数の違いを計算し、上の人形が一定方向を向く仕組みだという

           _,,,, -::::::::::::-   、
        ,, ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
      /:::;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
       i:::::{ !ゞ~⌒゙'~┐:::r-'~`=´リソ''}:::::i
     l::::リ        ' ノリ'        !:::::l   や ら な い か
     |::::}         ノ'         |::::::!
     ,-、:|:ノ二ニニ‐-、   , ー------、;::::i
    l ,ヘ!:!. '´て)`ヾ    〃´て)`ヾ ̄!⌒i
     !r´i:!  `二ニ-   |::i -ニニ'   〃 !.|
      ヾ(`!.          |:::`     i ノ.i/
     ヽ`l           !_        !//
       `!        'ミー'~'     /ソ
       , ト、   、......_ _......._,   /!
      / |ヽ    、__.,    /;;|、
    ../  !| iヽ           /;;;;!;ヽ、
    '   `| ヽ ヽ、   i  ./;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ-,,,, _
        !   !  `ー---,,,´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
        ヽ        :;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
   ー-、   ヽ        / :::::/;;:::
     ヽ   ヽ       !  /    ヘ,,_
        >   `         '    '     ̄
         ╋━━━━━━━━╋
            阿倍比羅夫
         ╋━━━━━━━━╋

さて、この粛慎の討伐と、続く指南車を作った話は、まったく別の話ではない


591 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:16:34 ID:8be6ec63

『釈日本紀』では、『鬼谷子』の注である
「周成王の時、粛慎が白雉を献じた。帰るとき、迷うことをおそれた。周公は指南車をつくり、これを送った」
という出典を指摘している

『釈日本紀』:鎌倉時代末期の『日本書紀』の注釈書
『鬼谷子』:中国は戦国時代に鬼谷によって書かれたとされる書

                                             /,',',',ヽ.__
                                           rzョョヲ,',@,','く⌒`
                                         `¨if迅,',',',',',',')=
                                            ,佳f会zzォ'´                ∧
                                             ,佳f彡´;;∥                 / ノ
                                              lf形彡゙;;;;:{             _,. ィ  /
                                              |形゙;;;;;;;;;:::ハ    _____,. -‐=''´__っ‐ ´
                                              |f゙;;;;;;;;;;;::::::∧/  ,ィ'ニ=''  、 ─x、`ー- ._
                                              |i;;;;;;;;;;;;;;;::::{ }ヽ Y//´ぐ . \- 、 ゝ.─-、\
                                        /´⌒ ̄ ̄´__.ノ.Ⅶ{、; t ヽ ヽ. \\ \ \_,〉
                                        /   二ニミ\`ヽ:.:.:.Ⅶt { ヽ   \ \ゝ、j
                                     /  -‐二 ミ:、 lV.:.:.:.:. Ⅶ} 〈  ヽ \ \ \
                                        / __二三ミ`\_ソム:.:.:.:.:.:.}}}l {\ \ ヽ.-'^¨ ´
                                     /´  ─‐ -、 ノ州州t.:.:.:.:.:!}ll`ー' ` ̄ `ー'
                                  /   二=: ミ Y州州州ム.:.:.:ムリ
                                  ノ  〟  ¨ヘ. ゙守州州州私イ}f′
                                   /  r Jし'^ゝ--'ミ;ュ件州州州州リ′
                                { , ////::::::川州州州州州州リタ
                              ノ_ノ!_!;;{ {::::::::川州州州州州州ソ
                           _,. イ   , ,   |::::::::川州州州州州リソ
                     _,. -‐≦〃 〃  /    .:j::::::::川州州州州州ソ
                _, - ≦,   ,‥  ”  //  .:.:.:.:.:.:川州州州州l∥
       ___,.,〟ェ≦´ -‐''_´ ‐‐''″  , '     人_,ノ`…^¨´`”'…″!州ルリ′
   ̄ ̄ ̄´ ,x≪≪≦-ャ ヤ“´_/__,,匕/ノ-‐'^¨´            }ヾモ!}
-──‐…''“ ‐ '' ¨¨ ̄ ̄ ̄´                         | |ヾ 、
                                            | |  \ヽ.
                      ,,j;;  ,;   ;;;;vv           ,,  } L wv;;ヽ \;;,   , i ; ;,
                                〃w       ,,;;  wjj W;;i}};; 〝V'';;}ij;;;;i;;,

つまり、粛慎と指南車はセットの話なのだという

そして、あわせて周公旦を連想させるしくみになっている


592 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:17:22 ID:8be6ec63

古代の中国において、「粛慎」は伝説的な北方民族であるが、
236年、「粛慎」と称される民族が魏に朝貢し、その26年後にも朝貢している
その翌年の263年に、蜀に出征した鍾会は「檄蜀文」のなかで、
魏帝の徳が「粛慎」を招いたことを掲げた

ところが、この二年後、司馬氏による革命がおこって晋が建つのである

               ,. - .
  .            /    `ヽ、
 .           / 〃ー-     i ',
            i l  iLl__li_,_」 .l
            ヾ.N l 、テ _ァl i/
               `ヽ l、 ー //
             r くN ニ´i`ヽ
           /´ ゝ.,ーくj  ヽ
           i_ __    二l(◎)l
           〉ー--r-ァ‐''"| iTハ
 .         // i  | 》  / t 〉.i
         //i   ノ 《 / / V i`.〉
          ハ Nノi/l}`ー'-.'‐‐'"{_ノ!ヽ
 .  ヽ;、   / /l\____j_,/`ー-r-- くll  ! i
    ヽ;、 / / !.  l ,/、   l i l |_八-ヘ.l
      ヽ;、l  iー 1くヾ`ー-l l i |-彡〉jj`
 .      iヽ;、.l____j//ゝ.,__ _| l |-‐1
  .      | | /  l'/    .Li__」  |
       ヽl〈 _,r '     0 0 0  !
          l \\       l__, イ
          ゝ.  \\   j   .l
           ,.|`ー、_\\'´|____,ノ、
           lト`ー''7  \\ム_/7ヽ,
           ll    l    \\ ̄ ̄
             ll    l     \\, ヘ
 .         il、___,.イ      、ヽ く
          /  ./      ゝ.ヾ〉  二7
           l'⌒V        ゝ.,__ ヽ
          ヽノ            `ヽj
         ╋━━━━━━━━╋
             司馬昭
         ╋━━━━━━━━╋

『晋書』では「粛慎」の貢納品が、大将軍司馬昭の府におさめられた、としている

これは『尚書』において、
「唐叔虞が王に献上した稲を、東征している周公に送った」という記事が根底にあるのだという


つまり、朝貢してきた民族を「粛慎」とすることで、
司馬が魏から禅譲を受ける、という演出だったと考えられている

ここから、『鬼谷子』の注は、越裳が周公に白雉を献上したという故事に、
魏代の「粛慎」朝貢の話を合わせて創られたものであろうと考えられる


593 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:18:00 ID:8be6ec63

その越裳の白雉が周公に献上されたという記事は、前漢の『尚書大伝』にある
簡単に書けば、「周公が摂政して6年、礼楽をつくった。天下が治まり、越裳は白雉を献上した」

これと同じ事をしようとしたのが、前漢の王莽であった
白雉を調達させ、「越裳」が献上してきたと喧伝したのである

             >―:::::::::::::::::::::::V::<
          /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
     ゝ---‐彡'´:::::::::/::;::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
       ̄//:::::::/::/l:::::l::|:::ヽ::::::::ヽ::::::ハ
    ー=ニ:ィ::/::l:/::/::::/:::::l:::\::ヽヽ::::l::::::::l
.        /::;l:/-イ:l、:::::::::::/l::/l:∧::::}::::|::::::、\
       l::/'l:::::::::::トl_ヽ:::::///zl左∨:::::l:::::::::::‐≧-
       l:{ ゝ::::::::{代fjヘ:{/´ 弋チ, }::::メテ:≦≠-
       `ゝ ヽ::l:::≧= }`    ̄ ノィ/´::l/
           j/ヽlヘ  丶       彳!:/       俺が、周公旦だ!
          ´  l´ ヽ、' ⌒  /ノィk1
               />‐ 彡 ´ ̄  〉
              {:.: ̄ ̄   .:.:.:.:.:└-、_
              _/>:.:.:.:.:..:.:_:.:-‐:.:.:. ´.:└┐
          __/.:./ ./:. :.:.:.: ̄:.:.:.-‐ .:. _ -‐'^`ア ヽ
.          /l/.:.  人:.    .:.:.:.:. _、-‐    /   ∧
         {/ .:  /  \___ -‐ ´             ∧
.         /:   '    |         l /      l|
        /: .: l              l |      l|
         l.: .:.:. |    , ゚         ヽ| l     〈
         ╋━━━━━━━━╋
              王莽
         ╋━━━━━━━━╋

ということで、この文が王朝交代の正当化になっていくのである


594 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:18:51 ID:8be6ec63

さて斉明紀の「粛慎」と指南車の話に戻る

この話を考えたのは、おそらく中大兄皇子であろう

日本で革命? と思われるだろうが
万世一系の観念がまだ薄かった時代であり、中国の「革命史観」の影響下にあったのだ

             | `'<:::::::::;;:ノ    \─-、
            rノ    ̄__       `''ー-`ー'''i′
           ,ソ,.-‐''"~´:::::::\ _,. -‐''''''ヽ   |、
        、--‐''/:::::::::::::; -‐ 、::::::`:":::::::;;;;;;::::::::\ ゙i:i
       _ヽ、 | :::::::::::r'";;;;ヽ;;;;;ヽ;:_: ィ";;;;;;;;゙:,::::::::::ヽ \___
     ,.r';:ニ;::ヾ、.! ::::::::::i、;;;;ヽ;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;〃;;;;;;;;;;|:::::::゙;;;;,ヽ,  /
   //r‐、‐-、/:::::::::::::::::ヽ‐‐- 、;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;j::::::::::゙;;;;;/./_
   i:::{::{{、__ノ/        ゙i   `"´  ̄,.ブ´::::::::::::::゙,;;| |_,. -::ヽ
   {::::i_ヾ::Y ../...../..r‐ァ::::::ノ         {      l:::::::ヾ':r'⌒i、:::!
   ト、::::;;'''''l::i;|:::l;;;|:/;;;;/'二二,ヽ,  ・   ,.ヽ:;_::::ト、::.|   ヽ;;;;;;;l:}::i:ヽ
   ヽ,ヽ::--リ;;ヽ{;;ilr',.r'"::::::::::::i` .i.  r'"r‐- .,i゙メ、;ヽヽ;゙:;... i‐''":::i:: l
    \_:;_,.イニY l l(_,):::::::i.  !-‐:| il::::::::::`ヽリi;;;|/;;;;;i:l:./;;;;;/:, '
     `'-、;;;;;| { i.ヽ'、:.:.:.:.ノ /   !. |l(_,):::::::i` l__;;;;;;;レ';;;;;;;;r‐'′ 
        `''l,, ヾ.l`'-ニ二 ‐'′ l ヽ ヽ:.゚.:.:.ノ,ノ l;;;;;;;;;;;;;/
          `ヽゝ、      l:'  `''ー‐''/ノ ノ,,. -‐'′
            ,|!ヽ    ー-‐--   ./|‐''"~        お願い示して――倭国を革命する力を
            |_| ,.,\  冫゚''''"'ヽ=''''''゙'''ヾ、__
.,. -─- 、        ( i (_|>'"  /    ̄..ー 、 ヽ
"ー‐''  i-----──'''7|ヽ/  ..:.i  ..:.r ⌒ ヽ:...┐i! ゙、_  ,.. -- 、
      ! _,,,,... ---〈,i/ . .:.:r' .:r''r:='''''i ヾ ':::r l:  i  7゙ (   ,'.ヽ
、    〈ニ゙ -‐‐''''""""i  .:.:.:i | .:.i :.i..:.、/ .:.:}   ,l.:{ |!ヽ;|  `''''"  i
>'=rr:i" |        i, :.:.:.:.} ヽ :.:ヽ`''ー‐''" / ノ:.:.:i :! il,       /!
/ /|| | | |         ヽ :.:.:ヽ ー:.:.:.r''''''''...  i:.:.:.:/ :/ l/ヽ、_,.ィ゙ノヽ

よって、武烈天皇→継体天皇は放伐革命であり、
皇極天皇→孝徳天皇は禅譲革命なのである
『日本書紀』に影響を与えたと考えられる『帝王世紀』にも、
越裳と白雉の話が入ってたと思われる

しかし、『日本書紀』斉明紀のあまりにそっけない書きっぷりから、
書いた人はマジでなぞらえる気があるのか、とも言われている

編纂する過程でそういうことに無関心な人がいたんだろう…たぶん…


595 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:19:24 ID:8be6ec63

孝徳天皇は禅譲革命に見立てられている

「天豐財重日足姫天皇(皇極天皇)、璽綬を授け、位をゆずる、
みことのりに曰く、ああ、なんじ、軽皇子、云々」
とあるものが、魏の献帝が魏王曹丕に禅譲したときの
「帝は御史大夫張音を節を持たせ使わし、璽綬を奉策し、魏王に禅位した
詔に曰く、ああ、なんじ、魏王…」
を出典としていることから分かる

      「 7 (\              _                     i⌒i
    」 {_ \\       r‐ 二¨  ノ   に¨ 丶           |  二}
.  に  r- |  \)「 L (\   ̄  / / x:::::‐ミ   `ヽ_)         |  |
     {_ノ j│ に ┌┐|\)      { V:i:iY:::;':i:i:.       r ,  r-、 r―┘ └-、
      く_,ノ    し  } |  r‐ ┐  ∨f@:}:::{:f@:こ_ ー┐乂 〉 \) 乂こノ⌒¨ ′
            く_,ノ  とノ   {:i:i:iノ ゚ ゚V:i:〉   ̄
                       Νj \,/И
                      }::::::::::::::::::::::}
                     ノ:::::::::::::::::::::::!
                    /"'';';';';';';';';';';八
                   ノ;';';';';';';';';';';';';';';';';,   またオレか…
                  /;';''゙;';';';';';';';';';';';';';';';';,
                /;';';';';';'゙;';';';';';';';';';';';';';';';'},
              /⌒彡;';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';、
             /    }';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';';ハ

白雉改元の根拠となった、献上された白雉もまた、
孝徳天皇を革命王朝とみなすためのものだ

白雉を吉祥云々とする文言は、
奈良時代の瑞祥による改元から類推し、編纂段階で加筆されたものだろう…


596 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:19:46 ID:8be6ec63





                    ―― おまけ2 ――






597 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:20:11 ID:8be6ec63

                      ,. .-──‐- 、                           
           i、      ,. ' ´         \                          
.           '、  __/               \                         
        ヽ、_\                        ィ                   _,. - '
            ヽ、_ ̄/ . :            :..      i//__            _,. - '"
           ア.:: .::. ::. :. :.. :..   :::........ ::.::.. :.    ´:./´       __/´   
          /../j .:::::::::::..::.::::::..::::::::.....  :::::::::::::..:::..  `≦-‐ァ___/ __/     
            / ,イ::::/:::/::::::::::ハ:::::!:::::::!:\::::::... :::::::::::::i、::..\/´     / /       
         レ  |:::/::/::i:::{::::l\Vヽ::::ト、:::|\:::::::ト、::::::! }::/     ,//         
             メ;ィ::::ハ::ヘ::',イ {しtヽ::、\イし}ヽ |:::::}/イ    / ,/          
           ヽハ::{ l::::::ト{ 弋リ  ` ゝ  ヒリ / !イリ/ !      /           
              Vノイ::::ゝ(  ̄ )'⌒`(  ̄ )=メリ/       /           
                |::j::::ヽ  ̄  ヽ   ̄ /ァ‐f  |     /             ,.-/
                V从リ \   - --  / / !  ',            ,. '´
                〈 l ,/ i\    /  / :|  弋          ィ ´    
                   ハl /   !  `マ´   /  :|   ` ー- __/   
                    λ\,r|  ,イ三ト,  /   :!         /   
                  〈 ∨ !∨ |三j ∨ヽ/|         /  
                 / │ ',   「=! / i   \:          /
                  ╋━━━━━━━━╋
                      光源氏   
                  ╋━━━━━━━━╋

光源氏――彼は『源氏物語』の主人公である

彼のモデルについて、源融など多くの人間と、多くの人間の故事があげられている
周公旦もまた、彼のモデルであるという話がある


598 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:20:45 ID:8be6ec63

もちろん、密通する色好みの光源氏と、
儒者の聖人である周公旦とが似てるのか、というとアレなのだが
光源氏と周公旦の人生は、少なくとも政治的な面から見れば、似ているのである


光源氏は、

1、帝の子でありながら、臣下となる
2、臣下として帝の後見をした
3、謀反の疑いをかけられ、一旦都から離れる
4、最後は准太上天皇まで登った

と、日本史上例を見ない人生を送った
よって具体的なモデルはいないことになる…のだが

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      i:::::∧      . -‐――― - 、
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     .|:::// ――   V::::::::/ /  r 二 V、 V::::ト、::::i  リ
   ._|レ / / ⌒ハ <:::::/― |   /⌒ハ  }  i::::l }::::/
   ./ .|:{ /  ト_ノイ   ̄ } ̄ ̄、   し ソ   r⌒}レ
   i ト,∧  ` 一 ´    /    \  `ー´   ,' / /
   ヽ ヽ >、        /   '   \____/レ ./
     \\ >―――    _         / /
      \_)          /   ヽ        /ノ    あれれー おかしいぞぉー
       >::\     /      i      /
      ./:::::/\    、      ノ    /       だれかににてないかなぁ?
        ̄    >           <
        ___/::::| _>---<_|::\____
    .r≦::::::::/:::::∧////∧_∧////::::::::ヽ::::::::::\
  /|::::::::::::::::::::,':::::::::::∧〉///{//}////〈:::::::::::::',::::::::::::::::、


599 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:21:19 ID:8be6ec63

当時の日本で周公旦がどう考えられていたか、の前に、
それまでの中国ではどうだったか、を述べようと思う

孔子は周の制度を最良のものと考えた
そして、周公旦を理想の聖人としたのだ

ところが、儒教に反する捉えかたが出来る逸話もある
大きなものとしては、周公旦は摂政に留まらず王になった、というものだ

『史記』『礼記』では摂政となった、とある
しかし『逸周書』『淮南子』『漢詩外伝』『説宛』などでは天子の位についたのだという

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         \                 ヽ〃    `` --- ' "
        /Yィ>            r──、       <`〉
      ./:::::::ヘ \ >            ,-- .、__ ィ ´ /   これは…どういうことだ
   >..::::、::::::::::::\ `丶、_ >     , - '"     ``ヽ、イ
- "::::::::::::::::、::::::::::::::::ヘ────--、`.( ̄,,  ,、---、、__   ヘ
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600 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:21:56 ID:8be6ec63

唐以前の文献は「摂政となり、また王を称した」のだといい、
宋代になると、儒者たちが王となったことを否定したのだ…ともいわれる

ただ、当時の王位継承や君臣の区別の明確さは周になって出来たものだという
そうであれば、殷から周の転換期にいた周公旦は、
臣下でありながら、王たる面ももっていた、そうとらえるのがいいようにも思う

   r个、           .,∠ゝ-─大─-<ヽ_
   || \     t‐;-.,∠.___/.Φ.\___`>‐:;ァ
   ||   \    \;:;゚:;:・;:=;:く o小o >;=;:・;:;゚:;:/
   ||    ヘ    tヽ-r~ー公.-┴- 尖_一 -ァ'z
   ||    ヘ   _つ匕.. -‐-一_‐-r-‐- .._`ソ∠_
    ヽヽ       ! /,.<´ァ'`7_ー二 ソ ト,`_二ー-' `ヽ,>、`ヽ     白黒はっきりつけなさい!
    > ヽ    l__/ - ,'  ,' ,! _」.,(  | レ、」_ ィルi  . ト, ヽ ヽ
    { \ ヽ   l{ '´ !  { イ (ヒ_] \!  ヒ_ン ) ト, iノ | -{\|
    `ヽ 〉┴ 、  Vrヘ_!  ', !'"  ,___, .u "' ! ,イ .メ、_/\〉
       ヽ、__ノ  / ,ハ:  ト、!   ヽ _ン   イ .ノ /  ノ ノ
        ト、_`ヽ ヽノ ヽー;! .l>,._     _イ ,ィ ノ、二/
          ヽ`ヽ  `、 ト、`卞、く`ヽ丱イ下レ'´  ヽ::ヽ、
            `ーヘ.  V′|  }::| l::ヽ'::〇U:〈`ヽ   ヽ:::::\
          <二∧  〉‐′_レ' /::::::::::::::::::::::ヽノ二ニ.ー-‐┐>
          ∠:/`ー^ー'´|:|`y'::::::::::::::〇:::::::::| {`ヽ、`ー-┘


601 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:22:45 ID:8be6ec63

そんなわけなので、臣下が皇権に関わるとき、
周公旦の故事を引いて正当性をアピールする

さきのおまけにあげた、王莽が良い例である

白居易は
「周公旦が讒言を受けたとき、王莽が謙虚に振る舞っていたとき、
この2人が同時に死んだならば、
周公旦は悪人となり、王莽は善人となっただろう
本心を見極めるのは容易なことではない」
というようなことを詠って、自分の忠心を理解するよう訴えている

      ,.:'.:i
     、'.:.:.:i  ,.  - ─ -   、
     ヾ、.:i/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
      ゝ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\___
      /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,____.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ー、≡ゞ
     ,r.:.:.:.:.:.:.:, =ロ/ ヽフ/.:.:ノ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
    , ' ,、ヽ.:.:.:i´  / 衍圦 `、 ̄l/ /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
    i l ゝヽ´   { i弋ノ  ,〉,丿∠_.:.:.:.:.:.lヽ、.:l
    ヽ ゝ、l     ゝ `ー-- '  〉_ヘ.,、.:.:,、.:.:ゝ リ
     ヽ,、 `i     ` ‐ - ‐ '  /刃/ゞリヽ.:.:ゝ   王莽は簒奪者で、周公旦は忠臣…か
      =‐l、            liノノ ===} //
    _,,-‐''"´ヽ        〆、/  /       
  /  ゝ、\  ヽ    ´`  , ‐'` '"
 /      ヽ、ヽl\ヽ , -‐''"´
 l        /_() ̄/、
 ゝ       ゞ   ヽ'  ヽ

人々は、とくに権力を持った者は、自分に都合良く周公旦に仮託して、
自身の正当性を強調したのである


602 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:23:10 ID:8be6ec63

では、舞台を日本に移そう

奈良時代の『懐風藻』などに周公旦の名前は見えるが、
奈良時代、平安初期の人間にとって特別な意味を持つ人物ではなかったようだ

しかし平安中期の『和漢朗詠集』に
「周公旦者文王之子武王之弟、自知其貴。忠仁公者皇帝之祖皇后之父、世推其仁」
とあるように、忠仁公・藤原良房と並び称されるようになる

            _
       (::::::::)//\        
         (::::ノ,>―(_`)ー‐ァ┐   
         〈:( /  /  L上ニ-'    
        }{└'ヽイ__i__| ̄,  |    良房は、人臣最初の摂政になったヤツさ
       /Yl:,、 !  ー 〉, /、ノ |   
       { ノ、・━、_/_ノー'i| l     帝の血縁で、帝が幼かったからな…
       |ゝ_)'ノヽ</_ノ.冫. | ハ    
      Γ~ 〉ヘ ノy´l/ r`ヽ  ヽ、 
        〈   ,イ ||  ||/    〉   ハ       嵯峨天皇                      藤原冬嗣
        `ー' Y||  ||\_/    |        .│                           │
          ├!---!!、_|  |   i |        .├──────┐         ┌────┤
          人_ ::::::::::: |  |  ∧ ノ_       .│         .│         │     . │
         /:::::::::::::::::/ ` j /_,θ./     淳和天皇     仁明天皇====順子    良房 
          |:::::、::::::Yヽ , イ∧  _∨                        .│          │
          |:::::::Υ::`ー':::::|'_,θ /                         │          │
          |:::::::::|:::::/\:::ハ ∨                        文徳天皇=====明子
          |:::::::::|:::::\/::::::',                                   │
          |:::::::::|:::::::::::::::::::::l                                .  │
          |:::::::::|:::::::/ヽ:::::|                                清和天皇
          〈:::┌‐j:::::::ヽ/:::::::〉
          ヽ└〈::::::::┌‐┐:::i
          \::∨7└‐┘:ノ
           Γ.Υ‐―‐r'´
           ノ / `Τ Τ
         (_ノ __ノ   l
              ̄(__ ノ


603 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:23:46 ID:8be6ec63

周公旦は、平安前期までは、主に儒教の聖人、
功臣の典型として受け入れられていたようだが、
平安の中期になると大きくかわる

良房が摂政となったことを機会に、
聖人・周公旦の政治面と当代の摂政が結びつけられたのだ

摂政を辞するときや、引退するとき、
またそれを説得する天皇の返事に、
周公旦の故事は良くあらわれる

                |!
            i|i  |i! !
           《三≧__ i|!         / ̄ ̄ ̄ヽ
            ∨ツ/} |!          | お  わ |
          i! i|{三三彡::、           | よ  た .|
           i|i/::;;;;;;;;;;;;;;;:::::i |!         | び ..し .!
          i|il::{ _,, ,,_ j:::::}i|i!   |!     | で  は |
         i|!i ノハ≡, ≡ 从≧ュ.、i|!   <  な    │
         i|i|/:i:∧ =  ノ:.:|:i:i:i:i:i:ヽ    | い    |
         i|!:i:i:i:i:≧_,フ--':i:i:i:i:i:i:}:i:, j!  l  :      l
          |:i:i:i:{:i:i:i:|:i:i:i|:i:i:i:i:i:i:ハ:∧ i|  \___/
          |:i:i:i:| 、:i:‘,:i:i|:i:i:i:i:i:iハ:i:i:i|
          |:i:i:i:| i|∨:i:i:|:i:i:i:i:i:ハ:i:i:i:|
          |i |:i:i:i:| i|! }:i:i:i|:i:i:i:i:iハ:i:i:i:i|
         i|! |:i:i:i:|  /:i:i:i|:i:i:i:iハ:i:i:i:i:i|i|i! i!
          |:i:i:i:| .厶......ハ:i:i:iハ===:}
          |:i:i:i:|/:i:i:i:i:iハ:i:i:iハ:i:i:i:i:i:i:| |!
            |i|:i:i:iハ:i:i:i:i:iハ:i:i:iハ:i:i:i:i:i:∥
         i|i|:i:i:i:i|:i:i:i:iハ:i:i:iハ:i:i:i:i:i:∥
          |! .イⅤi;i;}:i:i:i:{;i;i;iハ:i:i:i:i:i:i∥ l!  i!
        i|/:i:i:i:{  |:i:i:i:|  }:i:i:i:i:i:i:i∥ i|i!i i| i!  |!
        /:i:i:i:i:|l|l|l| /|l|l|l|:i:i:i:i:i:i:i||――― 、x- 、
          乂i:i:i:iリリリ  リリリ:i:i:i:i:i:i:iゝ=======}三≧i
                 乂:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i≫ ⌒ヾ三ノ
                   `¨¨¨¨¨´

つまり、この時代において
「摂政と言えば周公旦」が常識となっていたことが分かる

そして摂政となることで権力を掌握する
その道義的な建前が周公旦だったのだ

その一方、人々は周公旦の様な公平な人事を望み、
周公旦の故事を引いて任官を上申したり、また感謝したりしている


604 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:24:20 ID:8be6ec63

周公旦には、こんな話がある

      l
      |      /       ,       |
     l       〉    _j‐'           |        禽よ、私は文王の子、武王の弟、 成王の叔父です
     |〉    _}― '' "       _,, 、-''|
      i 一ー─子── ‐─ '' "  ̄ _,,、- ''"!        天下において、卑しいものではありません
    j、,___}___ 、-‐ '' " l、!::::l!::::::: l
    /::/::/7ヽ    '´ ̄ヽ::::i::::: ::!ト、i::i::li   !
.   /.:::!.::iテfミ、    y'テッ!::!:::i ::.トミl、!:::! .:::l       けれども、髪を洗うのを止め、
   j/!::!.::l゛ ゞ‐'      ‐`''"ヽ:!::l: K! |i:::. !::::!
   | l!:|.:::|!            |ト、!:..lノ /!::::.i:|:::::l       食事を吐き出してでも、人と会うことにしています
   | |l::!.:::i`  、 _        l|:::l!:::9゙::l!:::::!l::::::',
   ヽ:i::ト、:'.、   、____,.     |!::::l!:::l:::::ll:::::l:l:::::::'、     それでも天下の賢人と会う機会を失うのではないかと恐れます
.   i:l|:| ヽ::ヽ  `こ´     ,.l!:::::ハ:::l::::l|::::l::l:::::i:::゙、    
    l| l:!  `!i:ヽ.      / j!:::/ '、:'、リ::::!::l:::::l:::::ヽ
    ゙'、ヾ:、 リ!:::i` 、 __ , '"  /:::/--へ:ヽ;ハ:::l:::::l:::::::゛、  よく謹んで、驕ることをしてはなりません
     ヽ `>‐j::八:/|  , ‐'"//   _, - \ヾ、:l:::::l:::::::::ヽ.
     r゙く,_,ノ'r‐'" |l/  / _, - '  _, - '`''- ̄´"7l:::'、
    「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


                                             _,-イ:`゛∧,___
                                       ァ<_r「::::_ゝL:::V:::\ノハ、<
                                    __,!ノ´   ̄     `゛''<_:::'ノi 〉':、
                                    ヽ´,   ノ          ゛`弋メ ヽ
                                   Y ! i _!_   ! ヽ  !ハ、  ヽ ヽ ト、
                                    ヽ ヽ.ハ´_(,_ ハ  i _!___`ヽ  ',  ト、!ノ
                                     ), i Y´ノ_」_ノレ' レ' ソ `〈! ,J ノ (
               飲み込んでください…        'レヘハ (ヒ_]     ヒ_ン )  iV  `ヽ )
                                    ハヽゝ'"  ,___,   u.  .!  !  `'y
                                    !  ハ'   ヽ _ン    '<´_, ノ ,  ! `、
                                    ヽノ ヽ >.._       ,∠ハ(   (_ノ、 ノ
                                     ゝンヽ `i:'=ー='' ´,i人\ノ(\ム)ノ´


605 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:24:46 ID:8be6ec63

藤原道長が主催した詩宴で、大江匡衡がつくった詩序を見ると、

道長に対し、それを取り囲む人々が、
「私たちの中納言殿、政に精通している、
天下においても卑しくない、貴い存在です」と語り合っていた

とあり、もちろん、これは周公旦の言葉を引いて讃えていたのだ
この年、一条帝(きょうだい・詮子の子)が元服、定子(兄・道隆の娘)が入内する
当代の藤原の長者は道隆であったが、匡衡は道長を讃えていたことが分かる

           /‐-、__ -‐ニ\
             /匕辷ヽ | l rニソ__ヽ
         _ハ Oヘ     / O ,ハ
      r 7 / | ヽ ̄      、 ̄  ├- 、
       `  ‐┤          ̄ u | l レ'     ノ ̄ ¬―-ー-― 、
           |      ^ ^  ヽ   「      |  その声は    /
 ̄ ̄ `ヽ.  __ト  /     ‐-、l  l |         〉    道長専用  〈
       \  | | |⌒ヽ - '    | | |      l   匡衡!!   〉
        \ | l | r' ̄ ̄ ̄`ヽ|  ∧ー‐ 、   ヽ --―---―-ーイ
∠二 ̄     l   l ,イ  ̄ ̄ ̄ ̄ノ  /ヽ    ヽ
    `ヽ     ヽ \__ノ⌒ ー´   /リ      l
               \      _ イ}/ /     ∧
   ――--=    ヽ二Tコエ二_/  /      / l\
           ̄\           /

また、道長が氏の長者となって以降も、
道長の内裏修復の事績が、周公旦の洛邑建設と類比されているなど、
周公旦は聖代を支えた人物であり、
当代においては道長が聖代をつくりだしている、という賛辞がなされた


606 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:25:32 ID:8be6ec63

ところが、この周公旦を使った賛辞も形骸化していく

匡衡の子・時棟の試詩を、紀斉名が落第させている
主な原因は、
1.声調がダメ
2.周公の名前だけ出して、対句になってない
3.周成王の治世をほめるのに、堯・舜の時代の瑞兆を出している
というものだった

これに対して、匡衡が言うには、
「いや、今上陛下の治世をほめるのに成王と周公もってきただけだし」
「瑞兆は聖代なら表れるもので、今こそ聖代だから」

  __|__  __|__   __|__    _/_ | |
     /ヽ       /     __|__    /
    /  ヽ    `ヽ/        /ヽ     /  ̄ ̄
  /    \  _/ \_   _/  \_   / ヽ__
              /            ヽ
             /     、           ヽ
                フ   / 7¨¨ `ー''l | ̄`ヽ  ヽ
            /  ハ i ./     l.l   ',    ヽ
          /.     .i/、,,___   ,,!|__,,..、l  ヽ. ヽ
         ,イ .j i . | i!rrzx_.`i i i!rzzx, i    ヽ ハ、
           レ .f り .| i   ̄ .| | .i|  ̄ i  .l.マ .ヽヘヽ
        ノ  i j イ .| i!    r! !ヽ   l .  .マ ハ  l> (,
       ノ   .レ l l .i!    ` ´     i  .ハ >i .ヽ二i
       ,イ>ァ.了  l l i!   `==≠´  ノ  .l  ヽi マヽ .i!
     イ jfニ二 /| i j ヽ、 `¨¨´ /.|  i!ヽ ヽヽヽヽニ
   ∠≦zt|_ ノ )> |./ノ   >、__ イ  .l j ヽ ヽ>, , ./
      乂<|   ム,.ィ'''¨             Ⅵト/シシ;ノ ヽ .r 、
       i!    ム       ',     ;   ,ィシシシイ  .j /ァヾ.ヽ.ハ
,.ィ≧z,..-‐'''|.マ   ム     '.,    , ' <ァー''¨ .l ̄i   .j/ /   `|iハ
    ┌:┐┌┐ ┌:┐┬‐   _/__
     |二l l二|  l二l |二コ   /    ヽ  |    \
     | ┌‐┐.|   ‐;┬.ヒ二|  / __|      |     |
     | └‐┘」  ノ`ト、ノ ヽ   (_ )\   \/

もうこの時期になると、出典がどうこういうより、
聖代=周公旦みたいになってしまっている


607 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:25:48 ID:8be6ec63

…紫式部も、道長賛美のための常套句を知っていたはずである

彼女の父・為時も、周公旦の名を使った詩をつくっている
しかし、これは陳腐化した賛美のためのものではなく
平安前期のような儒教の聖人としての使い方である

        ト ,-、
        |:::|.\\         __
        |:::|  \\,,....,,,_ , '´'´ |::::::|
      __ ,|:::ト、'´ .!:::|   //ヽ、 /:::::;'     /|
    <´::_ノ´ ̄`ァ‐-、|:/-イ/   ,:':::::/      ∨__
   r‐/´>'"´ ̄\ ヽ─-、___,/::/ヽ    r─r|_/
  く./´ /     `ー' ̄ヽノ‐-、-イ   ハ   |_/|\_>
    !    ! メ、/!     └-、 /`ヽー-、 |   /  !::::::',
   '、  .|/ ト、,、!   /、  __ \  ト、::::\  |/,'::::::::|
    \ ,ハ  |,ハ!  /-‐\ |  ト-ヘ、\r-ヽ.  /::::::::::|
、       / !,..`'ー'|/ -‐テ‐‐rァ! ./`\ `Y    /::::::::::::,'
:::〉  __/ 人    .    j__,ソ//!   ∨ \/::::::::::::::::/
/ .//  / ! ,>、 、 _   ゙/´|,イ    八  ` 、.,__::::,.'
\ ,'  / |/::::::::ヽ.,_,,.. イ / >‐-.、  \      `ヽ.
::::::`| ,'  /|::::::::::::/ |,ハ_/| ./´:::::::::::::::::\  ` /´l   . ',
 r‐ァこ7/,イ:::::i:::/}>rァ─-|/::/:::::::::::::::::::::ハ / ,'  ./|  |
::::レ'|`ヽ | 〉、:::/::|/ム、__rァiこ7:::::::::::::::::::::::::::'7  ,!‐-'、! /
\/ \|'   `!:::く_/::::|__」∧|:::i::::::::::::::::::::::::::::::;|  _つ  〉レ'
  | /-─‐ヽ、:::::::!:::::::::|/::::::::ト、::::::::::::::::::_ノイ/  `ーァ'/|
  !        \:::::::::::::::::::::::イ>::、イ´ ∨   r '´ レ'
  ヽ.,__,.イ`!    |ー----─ ''"´ ̄ヘ'  ,'    |
       ` ー、j           '、 !    ,'
                       ヽ.__/
         ╋━━━━━━━━╋
             紫式部
         ╋━━━━━━━━╋

この詩や、『紫式部日記』に見える、
漢文故事の間接受容による浅薄さの批判をみると、
紫式部は「本物志向」が強い人物であると思われる…

よって、当然のように原典に書かれた周公旦を知っていたと考えられる


608 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:26:31 ID:8be6ec63

さて、光源氏の人生において、二度の天変地異が起こっている

一つ目は「須磨」「明石」の暴風雨だ
朧月夜との密通がバレた光源氏が、須磨に退去して一年後におこった
この暴雨風雨は都でもおこり、人々を恐れさせた
朱雀帝は、夢で故桐壺帝にめっちゃ怒られて、光源氏を呼び戻すことにした
光源氏は都に返り咲き、朱雀帝は退位する

二つ目は「薄雲」である
天変が相次いでおこり、葵の上の父、そして藤壺が亡くなった
恐れた夜居の僧が、冷泉帝に、実父が光源氏であることを伝える
冷泉帝は、太上天皇に准ずる待遇を光源氏に与えた

   /     /     /      /    /    /  /
/     /     /     /     /     /
               ビュー  ,.、 ,.、     /      /
    /    /      ∠二二、ヽ     /  /
  /    /   /   ((´・ω・ ))  ちょっと川の様子を見てくる
               / ~~:~~~〈    /     /
       /    /  ノ   : _,,..ゝ    /
    /    /     (,,..,)二i_,∠  /     /

…この「天変地異により人生が飛躍する」というあたり、周公旦によく似ている


609 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:26:54 ID:8be6ec63

『尚書』において、
「周公旦は讒言されて、東に行った。
天は大きな風を吹かせ、威光を示した
成王は金滕を見つけ、周公旦の忠心を知り、
周公旦を都に迎えた」
という話がある

また、『史記』では、
「周公旦の死後、暴風雨が起こった
成王が金滕を見つけ、その心を知り、
周公旦を弔うと、暴風雨はようやくおさまった」
という話がある

   /     /     /      /    /    /  /
/     /     /     /     /     /
               ビュー  ,.、 ,.、     /      /
    /    /      ∠二二、ヽ     /  /
  /    /   /   ((´・ω・ )lヽ,,lヽ やめて!
               / ~~:~~~(    )/     /
       /    /  ノ   : _と.、   i  /
    /    /     (,,..,)二i_,∠しーJ    /

そして、周公旦は文王の墓所に葬られ、
その封じられた地である魯は、天子の祭祀を許されるのである


610 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:27:36 ID:8be6ec63

これらのことから、光源氏の人生は
周公旦の人生の枠組みを物語的に昇華させたものといえる


また、紫式部は『源氏物語』のなかで
「儒教的な理想主義」=文人主義を具現化させている

その背景には、藤原道長が周公旦に擬せられていたこと、
今代の政治を理想的な政治として褒め称える場合、
賢臣の治世、儒教的理想主義を引き合いに出していたことがある

                                          |
                                         |
                    _  -= /⌒ノ__// /              |
              /   /  /   / / イ            |
              /: :  /  /   イ-=彡イ l                |
  /|     , イ  / : .: :    /         -- 、| :| /            |
イ } .///  l /: .: .: :/  /          '  _ l  |/             |
∧//       |/ : .: :/  /         | ん リ{///     /\    |
/∧             : : { _/           {ソ//∠/     /   \ |
//∧         ..::               V , イ /ン/       \|
///∧         ..::               { //
////∧      ..::::                   !       せやかて、工藤…
/////∧    .:::::::                   ',
//////∧   .:::::::::::                     ' ,      継母と密通した男と
///////   ::::::::::::                    丶
/////  .:::::::::::::::::                  ,  ´ ̄      .儒教的な聖人が一緒っちゅうのは…
/// ..::::::::::::::::::::::::::           〈 ̄`´
/  :::::::::::/丶:::::::::::      _/
:::::::::::::::://///\:::::::     /
::::::::::: / ////////\::  _/


611 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:28:05 ID:8be6ec63

平安時代の「密通」で知られるのは、
在原業平や元良親王など臣下と帝の妃との例である…

しかしそれらは、実際にどうかはともかく、
権力者・藤原家への反発だと考えられてきた

 |                                   \
 |   _         i /                     \
 V /' _ `ヽ,   //-ヒ´ /// ////       /     Ⅵ`i
  iV /⌒ヘ Y イ /_/ `㌦、//// /      / / .i  l i  Ⅵ i
  i| i ィへ v\\幵干㍽㍻弌≠= メ、 /     /// i. i Ⅵ  | i i
  'ヘ Y  /   \|| i:Yii  ) \㍉ / /     ∠__斗/  i  i   i i i
   ヘ \ゝ,     ||\弋 ソ   \ト/    .z壬㍻㍽≠ナメ   i   i i i
    \ \i    |  ~く__ ,/_,.ム-<ッr⌒i ,ナ| 入\/ /  i  / /
     ,ィ≧ヘ    丶,       ̄〃  ゙ じ ノ // `レ' / / / /
     i \|丶  r-、`丶、__ , - '´    ゝ'//   / / ./ /
     /   \ヽ、i `ハ         _ ,ヽ,/ __, イ/ /'
  _ /      \|´  i   _, --、  `'' /´ ̄
ー ´丶        |   .|   `',ニ'´-―ー´-,      つまり、光源氏の密通も、
   丶      i|.   >イ ̄     'i  _丿     
     ヽ、   ,{             !/´      不道徳としてマイナスであったというより、
      \ / |             )
                              反権力として評価されていた、というわけか…

「薄雲」で天変がおこり、天の意志が語ったことは、
光源氏の密通を悪として糾弾することではなく、
冷泉帝の実の父たる光源氏に対する「不孝」を糾弾するものである…


612 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:28:49 ID:8be6ec63

紫式部は、『史記』『尚書』などを学べる環境にあった

彼女は光源氏に理想の政治を行わせる上で、
また理想の政治家として描く上で、
周公旦のエピソードを自由自在に活用していったと考えられるのである…





参考文献

尾崎勤「中大兄皇子と周公旦 ―斉明朝の「粛慎」入朝が意図すること―」
鄭寅瓏「『源氏物語』における周公旦の受容」

                            __
                           /,.,:;:;\
                           |l;:;:;:;:;:;\       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                           |' \;:;:;:;:\     | 御覧いただき、ありがとうございました!
                           k /;:;:;:;:;:;:;`i    ム________
                           |ィ--,.、--i-ヘ、         
                          //`  ,,、l|;;;ト、;;;;;;ヽ-- 、     ,、_ 
                          |;;}'`,  _, l|;;|/`丶、;;;;;;;;;;;;;\,/`"   \
                          l|;ト,、ヽ_ノ/ニニ= 、  \;;;;;;;;;;;;ヽ ,ヘ    ヽ
                           `};;/ ̄ ̄\  '`-,、 \;;;;;;;;;;`i/`i     |
                     _,、 --''''" `''''─一      `i /\;;;;;;ノ_/──v'
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                    `、 `",、              |/----- 、 `!ヾ;j`ヾゝ┐
                       \`′,、            |     、\  }l    |
                         \ `` 、,          |     | ,ヘ/'|   | 
                           \  、、 _,ィ'`'''" ̄      /  >、   | 
                             \_,,ヘゝ。 |          |/| /  `''-┘ 
                                ヾT          ノ /   
                                  `''-、,,_ ノ|/ /〉/イ     
                                       `''--⌒l  /     
                                          ノ /   
                                          `'''"


613 : ◆hXvyVozAPo : 2018/09/09(Sun) 10:40:06 ID:8be6ec63

次が最終回になります
どうぞよろしくおねがいします!

614 : 普通のやる夫さん : 2018/09/09(Sun) 10:40:27 ID:b1365d79

過去の偉人・歴史を都合よく利用するのは現代でも行われてるなぁ

615 : 普通のやる夫さん : 2018/09/09(Sun) 11:03:39 ID:29d366b4
乙でした
次で終わりかあ。寂しい

616 : 普通のやる夫さん : 2018/09/09(Sun) 11:50:20 ID:73dfbea6
乙です。光源氏の話がでてくるとはびっくりだ。

617 : 普通のやる夫さん : 2018/09/09(Sun) 12:49:45 ID:914e9bf0
乙でしたー

参考資料の多さにびっくりしました

618 : 普通のやる夫さん : 2018/09/09(Sun) 15:39:10 ID:90376b9b

確かに平安時代に摂政の仕事しようと思った時、お手本になるのは周公旦が一番だわな
幼帝を補佐する者のテンプレになっていくわけか

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現行作品リスト (10/31)
  • やる夫は出口のないダンジョンを彷徨うようです その18 (10/22)
  • あんこ時々安価でクトゥルフ神話TRPG シナリオ19「向日葵は陽炎」 その5 (10/22)
  • あんこ時々安価でクトゥルフ神話TRPG シナリオ19「向日葵は陽炎」 その4 (10/22)
  • やる夫は暗黒騎士からパラディンになるようです 第3話「抗え!バロンの暴虐」 (10/22)
  • 白頭と灰かぶりの魔女 回帰編 第ニ話 「非情なるグッドデイ」 (10/22)
  • 国際的な小咄 5595 有馬温泉のうまい奴 (10/22)
  • 国際的な小咄 5594 韓国人の驚愕 (10/22)
  • 国際的な小咄 5593 コスタリカ評 (10/22)
  • 国際的な小咄 5592 だいぶ無理があるその立ち位置 (10/22)
  • 国際的な小咄 5591 佐竹はどちらかというと (10/22)
  • 国際的な小咄 5590 両班とかいう謎の組織 (10/22)
  • やる夫達は死の遊戯に抗うようです 192 《DAY200》 (10/21)
  • ねらう緒がお姉さまになるようです── 二人のエルダー ── 第7話【エルダーの季節なようです】 (10/21)
  • ドクオが異世界転生したようです 第62話 (10/21)
  • 国際的な小咄 5589 国際系のスレ的にぶっちゃけると (10/21)
  • 国際的な小咄 5588 ここを誉めたらいい (10/21)
  • 国際的な小咄 5587 スーダンのやばい問題 (10/21)
  • 国際的な小咄 5586 二宮といえば (10/21)
  • 国際的な小咄 5585 印パは世界の火薬庫の一つ (10/21)
  • 国際的な小咄 5584 個人的に心を痛めている問題 (10/21)
  • ユーノは輝く者のようです EX 解説 (10/21)
  • ユーノは輝く者のようです Episode 07 仮面を取れ (10/21)
  • アメリカンヒーローアカデミア 4 (10/21)
  • 女神異聞録 やる夫のデビルサマナー伝 その23 (10/21)
  • 国際的な小咄 5583 造幣局にドイツ人を連れて行った感想 (10/21)
  • 国際的な小咄 5582 追加で突っ込み来たぞ (10/21)
  • 国際的な小咄 5581 ジンギスカンは (10/21)
  • 国際的な小咄 5580 別記述 (10/21)
  • 国際的な小咄 5579 上級国民って法の下ではないよ、という話 (10/21)
  • やる夫は願いを叶えるようです ロストレクイエム第3話 「カミハ ダレヲ マモルベキ」 その4 (10/21)
  • やる夫は願いを叶えるようです 番外編 ある日の疑問 (10/21)
  • やる夫は願いを叶えるようです ロストレクイエム第3話 「カミハ ダレヲ マモルベキ」 その3 (10/21)
  • やる夫は願いを叶えるようです ロストレクイエム第3話 「カミハ ダレヲ マモルベキ」 その2 (10/21)
  • 国際的な小咄 5578 多分クレームが出る (10/21)
  • 国際的な小咄 5577 ポーランドとかいうバーサーカー (10/21)
  • 国際的な小咄 5576 苛烈な社会の果て (10/21)
  • 国際的な小咄 どう答えろと!? (10/21)
  • 国際的な小咄 5575 タイ米の焚き方 (10/21)
  • 唯は妖怪アパートに住んでいるようです 第4回 (10/21)
  • やる夫は暗黒騎士からパラディンになるようです 第2話「深き霧!ミストの谷の幻獣」 (10/21)
  • やるやらは偽りの太陽に祈るようです 第二十三話 楽園に囚われしものたち(前編) (10/21)
  • やる夫は竜の人財のようです 第8話 (10/20)
  • ぜくしぃ☆さおりん 第46話 (10/20)
  • 徳川RTA 一周目 1549年 冬④ (10/20)
  • 徳川RTA 一周目 1549年 冬③ (10/20)
  • 徳川RTA 一周目 1549年 冬② (10/20)
  • 徳川RTA 一周目 1549年 冬① (10/20)
  • アメリカンヒーローアカデミア 3 (10/20)
  • 国際的な小咄 5574 スウェーデン王妃 (10/20)
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    2あんこ時々安価でクトゥルフ神話TRPG2やる夫は異世界で皆を助けていくようです
    3あさねこの小話空間3やる夫が異世界で絆を紡いでいくようです
    4やる夫とミクが崩壊した世界を歩いていくようです4異世界食堂できない夫
    5英雄を作ろう!5華麗なる召喚術士ルイズの召喚獣、入即出やる夫
    6白頭と灰かぶりの魔女6やる夫はソロハンターのようです
    7やる夫は出口のないダンジョンを彷徨うようです7やるおたちの異世界・世知辛チート物語
    8やる夫は魔導を極めるようです8やる夫たちは三連星(代理)のようです
    9やる夫はアダムになるようです9ローグライク異世界転生
    10やる夫のアトリエ~ザールブルグの錬金術工房~10召喚勇者、やる夫のチートは微妙である
    11やる夫は海自の教育隊に入隊するようです11金欠ほのぼの冒険物語
    12森人 陽 ◆ZPJ5/.UMScの洗濯籠12レベルを上げるスレ
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    14やる夫は人形使いと呼ばれるようです14オーバーあんこ
    15やる夫は異世界で仲間達と生きる【渡り鳥】になるようです。15やる夫の野望
    16二人はヒャッハー世界の何でも屋16やる夫はエンフィールドで暮らすようです
    17◆25NC1ovscM総合17俺の息子は転生者
    18やる夫は竜の人財のようです18食事処 ~やる夫の大釜~
    19やるやらは偽りの太陽に祈るようです19やらない夫の洞窟物語
    20やる夫がロードバイクに乗るようです20やる夫が冒険者学校でパティシエを目指すようです
    21カーきゃん□21女神が愛した白饅頭
    22我ら町内限定正義の味方22あんこくさい連合頑張る!
    23恋愛騒動七番勝負!~ネタバレすると二人はくっつく~23やる夫ファンタジー
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    30やる夫達は死の遊戯に抗うようです30高森藍子はアイドルになるようです


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