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Author:やる夫達のいる日常
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そういえばいつのまにやらコメントの№が8万を突破
10万が先か一日400が先か


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11/9 359
11/10 367
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亜人はBARに居る 第01話 「Night Light」

目次 現行スレ

1 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/15(Wed) 20:47:19 ID:29d3c9a3


.           、-、 |    l   l   /  /  | '  , '".|, イ:::::::::::::::::::
.        \==ーヒl-===   l   /  / / |, '", イ |:::::_;..-'''"
.          \ ヽ `"  l  l  / ./ ./ , '゙|, イ : ::|,へ :  ハハ ノ 、
.       =============================i,へ |  | ̄ ,-「|] |} |コ |
.         ___________ ||YヱYYヱヱ.|| _______ .l: ̄ [「L!,.. .-‐ '''""~..  ┌─────────────┐
.         |l::::::::::::::l|゙|| i⌒i | i⌒i || {lilililili} | i'""~,-ハ ハ ノヽ. ハ  「           亜人はBARに居る
.         |l:T:T:T;:l|゙|| l.Y.l | l.Y.l ||  lニニコ | l [「L| |[ |{ l| } | | i ノ
.       ___ 二二二_.|| l|l | l|l ||____________|~""''' ‐- .!.!,__| l |.           BAR -AXANAEL-
.        l | l l l || l ̄l | l ̄l || l | '''- .._"''' ‐- ..,__  ~"".     └─────────────┘
.        (ニ二 ̄ ̄ ̄ ̄二ニ)l  l || l |     "'''- ..______"''' ‐-
.       -----  ̄|~}{~| ̄_____-------(二)        |:::::::::::::::::::::::: 
.        ̄ ̄/ | 十 l.__||ll|ll||  ̄ ̄ ||_l|(二 )      |::::::::::::::::::::::::
.        ̄/ ̄ ノ ⌒ ||、||二|| ̄ ̄ ̄..|| l|.||__||:.    |::::::::::::::::::::::::
.       /------- - |l .||  || ---------|l ||:.    |:::::::::::::::::::::::
.            /    |   ',        :::\   |:::::::::::::::::::::::::
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

                     ・オリジナル作品になります

                     ・ひさしぶりなので初心者です

                     ・キャラクターはおかしかったり普通だったりします

                     ・タイトルの似ている漫画やドラマはあまり関係ないです

                     ・合いの手や雑談は自由です

                     ・こんな感じでよろしければお付き合いください

      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


.




2 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/15(Wed) 20:48:25 ID:29d3c9a3


                 ,.  ..::=::... 、
                 /....::::::::::::〃   \
              / ⌒):::::::::::| ! :   ヽ..       初めての方ははじめまして
               , .:.....:::::::::::::::| :. ::.   i.         久しぶりの方はこんばんわ
                l ::::::::::::::::::::::| :: j::::: |.  
             」 :::::; -‐ミ::::ノノ∠...  L、      >>1のアバター
              /ヘ ⌒<こ>:::. .:: <こ>,  うハ      クリスタルボーイことクリボーです
               {::〈 .::::r‐' 7.:: :::.  _):::.  〉.:}. 
             ヽ::. 、::::::::::::〈_.:::; ヽ::::::: .::ノ
              ゝ!::.ヽ::::::::/_J_   }::;  /`ヽ- 、    
           /  ∧:::::.::::::::''ニニヽ }  ∧     >‐- .
          _/   ///ヽ :.::::::::(⌒_ノ  イ ∧         丶、
       ,.  ´     ////O 丶、:::::::  .イ O/∧_____  ´  ̄ `ヽ
    -‐'"´  ̄ __ /////////ヽ  ̄ ////////三三三三≧x ___



     / / 、_ _   〕 | /{/i ィzjハ ̄フ',
     / , / ヽ ` ー- { く:::::::} Y厶ソ }ヾ´ l|
     /!   /   丶 _ \ ヽ/ヾ二ヱイ、::::\
    ,' |  /         _Y \    / ヽ/...   アシスタントの金糸雀ことカナかしら
    |! l l/  \     '´二´ゝく 「 丁,-、_」ソ
    l V /  ̄ ヾ.   / , ィ::T:::ヽY  ̄  l /.      わたしたち二人が進行させていただくわ
     /r'、{ __, l  l   ゞじノ }/⌒Y /
      { |.ヘr┐ ̄ r}ー‐{j   ̄ ̄ / j´ リイ  
     /イ/ / ー一' 〈、 ` ー一〃, --イヽ         なんでこの二人かって?
    li/∠__  、 __ ,   ィ|{::::::::::::::::ノ  
 /}__/  _ー、┘ __ ィヘ Vム}三≧彳.        詳しくは>>1の過去作をご参照ください、かしら!
イ l/'┐  r__>、」::| lー} |ーl {__} |:::::::::::::::〉― 、
ヽ\ |ーイ {:::::::}ヽ二ノ!0ト--'≧三彡'   \
ーtヽ.\ 辷」三イ/  | / j | 「:::::::::::;〉
 └t.ヽ.\ 廴ソ   j_|0 {.」 〔::::::::::ソ           ◆jsXgrE.VEg 雑談所
/ └t ヽ.\_ 了 /   / ゞ=' ̄            ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1364995990/
   / └t.ヽ/\ / 0 /   |                (TOPに過去作へのリンクがあります)
  _ - '  / r―r‐r―┐ ̄ \  -―
´       / |   }ー}  |    \ --- 、 /
__ - '´ /   ̄    ̄     / |      Y
      }            イ  }      |
.

3 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/15(Wed) 20:48:49 ID:29d3c9a3



           本編は明日 21:00からになります


                 ,.  ..::=::... 、
                /....::::::::::::〃   \                少々お待ちくださいかしらー
               / ⌒):::::::::::| ! :   ヽ
              , .:.....:::::::::::::::| :. ::.   i
              l ::::::::::::::::::::::| :: j::::: |                 ,.--――--z、
                 」 :::::; -‐ミ::::ノノ∠...  L、               /        `>、
             /ヘ ⌒<こ>:::. .:: <こ>,  うハ            ,r´        , -、;z-、
             {::〈 .::::r‐' 7.:: :::.  _):::.  〉.:}              |   入_ 、__. 〈〈´rZヌ `〉〉
             ヽ::. 、::::::::::::〈_.:::; ヽ::::::: .::ノ             l、 ,r´   `ー-=丶弋ツノイ
              ゝ!::.ヽ::::::::/_J_   }::;  /`              ヾl ニソ、 ,斗‐r、//ヽ/ヽ_ヽ
              ∧:::::.::::::::''ニニヽ }  ∧  .               fil 「:「{`  |::.::: l .l ヾi ) l
                ,-,-,-,-ヽ :.::::::::(⌒_ノ  イ-,-,-,┐.         ,-,-,-,-/ じ   ヘ:::ノ ,-,-,-,┐ヘ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄L.L.Llノー丶、:::::::  .イ イ_/!_l_j_」 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄L.L.Llノー‐t._, ----イ_/!_l_j_」 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.

13 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 20:50:28 ID:a7ea94fd


.         ./ ̄ ̄ ̄`ヽ
         ./        .',
.       .| ⌒  . ⌒  | .       どうもこんばんわ
       | ●   .●  |
       | ⊃ .、_,、_, ⊂ ,'.      投下は時間通り21:00から開始させてもらいます
...... /⌒ヽ...ヘ   .ゝ._)  /./⌒i
...  \  \`>,、 __ , .イ./ ヽ./
     \  r― , ., ‐┐ /
       `i {::::::::::} {::::::::{. ./


       _ _
      (´ `)) _
       -' 「 、__ `f⌒ー-'⌒l!
      / /\ ー、 ゞfニ薔ニヲ
    //, '/   `ー-=ヘ、/メヽ
     { l! /ノ    `ヽ ヽ._ l i|
     `i |l ●    ●  ツ メノ    よろしくお願いするかしらー
     `|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃/ |/
 /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)  {ミ'/⌒i
 \~/ ≦}>,、 __, イ゙ァ/~~/
  (  `ア | l><l |ヘ、_ ∧
   ヽ<   ヽ /:|  人   ノ


14 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:00:02 ID:a7ea94fd

それでは、投下開始です
.

15 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:00:29 ID:a7ea94fd



                                   _
                                 "`、:ヽ
                  _ヾー-‐――-y'´ ̄ ̄`ヽ、__): l/⌒
               ,ィ=,ィ'´.:`.:,.:ヽ.:x"-='"´.:ヽ、-=ニ=、.:.:.:ノ.:´ ̄`ヽ
             ./.::.:::ク´.:/:/´`ヽ:ヽ.:、.:`.:=‐.ヾー''"/.:,x'"´ミ≧
            /.:.:.:::::リl: .l/iヽ`゚゙ソハ ルヽ.:.、.:.:.:.:ゝ.:=‐-´‐'''´.:.:.:.:.:彡
           ./.:.:.:.:.:.::::ゝ、:ノゞ ⌒ 、ゝ、ヽ`i.:_ヽ=--ァ.:.:.:.:‐-=.:_<´
           〈li.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,.:{ 、 `=- _ ノソノ´_,ィ'"´.:.:.:.:`゙.:.:.:.:.:.:.:.:.:`.:‐
          <:li.:.:.:.:,ィ<ゞ´fハ.l>   ´≦‐f"´ー-.:.:.:__.:.:-‐''" ̄.:.:__.:.:
.           ._l´:>‐'、:::lヾ、`ゝ、ィテニ´/ ̄:::\ゝ‐-.:.:,;,r=-‐‐=<´`ヾ、
        _.//li:.`´:::ゝ `≧.、>==/.:.:.:.:.::::::::::`ヽ ̄__x-‐‐‐‐-、`ヽリ.     西洋のエルフやドワーフ
.        /l/  ハ:.:.:.:ノ: >、_`フ==f.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::>:.、:::::::::::::::.:.:.:ヽ、_
..== ,ィ=,x'"==ゝ、_=ィfr‐'^、:li.:.:::::r=、::::::li:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::__;;_≧≡=、:::.:.:.:::`..   日本の鬼や天狗
ニ ノ,f〈:l_=-ニニ´ニ=l/.:/i.:l∨、.:.゙:.:ノ.:.:.:li:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>''"´::::::::::::::/_ノ::ヽ::.::::
..ィ'´>‐''’      f´i: l: l: l:ヘ.:`゙´.:.:.:.:.:ゞ.:__,;>''"´ヽ:::::ヽ.:.:.:.:.:.ノ‐-i::::ノ::
.,ィ'´.   ___ ,ィ‐‐'〉:li: : l: l: : :ゞ.__,;ィ'ヘ、:::::ヽ.:.:.:ヽ:::::::\.:.:.:.:`´.:.::::::ノ:::::::::/     人に似た知的生命体でありながら
.      l: : : r:f´:lヾレ__l: ゝ: _/:/´ ヽ::、:ヽ:::::::\::::::::`>::、.:/::::>'":::
.       l:'"´:l: l: :lゝ‐'´彡=イ .:ト--‐、  l`` ‐i、|| :::::ヽ、:::ヽ.:.:.:.:`゙`´:::/:::ノ     常人とはかけ離れた「力」を持つ種族
..    /: : i: l: ゙、:`フ'´.:.:,ィ':ノ.:.:´.:ヽ.:.:l .l.,r、 l ||`ヽ、.:::>-=.:_.:.:.:.:.:.:::::/:::
..    l: .:.:ヘ:゙、.:`´.:,ィ'"´,ィ': :ハ.:: .:.:.:.:`X´.:.:`゙´'i   ヽ、.:.:.:.:.:.:`゙ー‐'"::::::::
.     l: : .:.:ヽ.: ̄``.:.:‐-.:=‐-ヽ、: :.:/ 〉'´ヾ.:ノ       \.:.:.:.:.‐-::、::::::::::::..   「  亜人  」
      ヽ、: : ,;ヽ.:.:.:.:.:.:: : : :.:,r<_:l:./  {彡-、}||      \.:.:.:.:.:.:.: ̄.:`
         ゙i´ ``'i-、.:.:.:.: / /    〈,r‐=':}.||        `゙`ヽ ̄ヽ.:.:
         l   .l  `゙"´.  /      〉∧:{..||           ヽ  ヽ
         ',   l     /       /从,rヘ.||            ヽ  l
          ',   .l    ./ ======/´ ノ.=ヾo=================∨ l



.

16 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:00:55 ID:a7ea94fd



 : : : : : : : :.:.:|lェ================/∨            | | |_,,.. |-‐ ''|"´ _,,|.. -‐ |_,. - '" _,. - '"| |_
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 :.:.:.:.:.:.:===||: : : : : : : : : :.:./∨    | |三| | |┐       ├‐=| | |_,,.. |-‐ ''|"´ _,,|.. -‐ |_,. - '" _,. - '"| |_
 : : : : : : : :.||ェ========/∨       | |三| | ||      ├‐=| | |_,,...-、ィ´ ̄ヽヾ.、  -‐ |_,. - '" _,. - '"| |_
  三三三三三三三三三三}¬┐。 | |三| | ||r┐。  ├‐=.ヘ\ イ、ミ-‐===‐-}..。-‐ |_,. - '" _,. - '/ /_,
                               工工工..゙ヽへ) ゝ-       {、__ - ‐,...'"_,. - '/ /_,. -
.. ファンタジー世界の住人である彼らが           ̄| ̄| ̄. ヽ:::}|   ヘ   ハ.;;;,..ィ" ´. _,. - / /_,. -‐
                                  三三三三.. }zi i     }  i }リ..三三三三三三三三三
.. 「突然変異」として、人間の中に生まれ       . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄iノi i.    }  {.!.... ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                   : : : : :.゙___.   | |.    i} !.i...: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.. 差別と偏見を受けながらも                   : : : :.゙/,∧`¨`.| |     ハ. .i}-‐‐、: : : : : : : : : : : : : : : :
                                   : : : :゙|.i ハ、 .| |     i ! !ノ  i.゙: : : : : : : : : : : : : : :
.. やがてそれが「才能」として受け入れられていった   : :.リ !::::::ヽ { |     i ! ! i   ル.゙: : : : : : : : : : : : : :
                                : : : : : マi::::::::::ヽハ    i ! ,j.,j  /...: : : : : : : : : : : : : : :
 ニニTニニTニニTニニTニニTニニTニニTニニTニニTニ ハ!:::::::::::}い    リ j /. / ニニTニニTニニTニ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ マ.i::::::::::::}〉入    i ノ. / |.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ――「|───―「|────「|────「|────「|──.斗::::::::::i   ゝ-、ン,-..´::::i ─「|─―─―「|――
 ====|」========|」========|」========|」========|」=====゙|:::::::::::!___,圭./..!:::::::::| ==|」========|」====
                                        |::::::::::に---ミ圭K..|:::::::::::!
                                       ノ:::::::::::ソ. `ミム! ハ-{:::::::::::i
                                        i::::::::::::i  , ィマ.|....ハ¨ヽ、::::::}
                                   , 、!::::::::::ム彳" . .!  ハ.  ヽ::::!
                                     ト{:::::::::ル′  ...!  ハ  ム,彡



.

17 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:01:21 ID:a7ea94fd



(;ノ";";~);;/  (ヾ ;";(;;";)
     ((;ノ ;;;";"ヾ';''ヾ;( ̄```' ‐ .、._,,
             (;ノ ̄```' ‐ .、._,, ̄```' ‐ .、._
            ヾ人);;;::::::.......    ̄```' ‐ .、._"'ヽ
              |(;ノヾ;;;::::::......          ヽ ヽ
              | (;ノ;;;::::::......           ヽ,..;;'.           これはそんな世界に住む
              |((;ノ;;;::::::......           , i.;:::|
              |(;ノヾ;;;::::::.......         /二二二二二/i     亜人たちの集まる店の
              |((;;;;:::::.....,           | BAR   ...;;| |
______________,,| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l       |: AXANAEL .| |.     一つの夜の物語
__|__|____|__,,| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l;;;   |_____;|/
_|__|__|__|_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l   |:|∥.;:| |:| ∥
__|__|__|__,,| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l ,|:|∥.::| |:| ∥
"""'''           """'''~  """'''" ""'''"""'''"""'''"""'''"""'''



.

18 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:01:48 ID:a7ea94fd






                      ┌─────────────┐
                       亜人はBARに居る

                       BAR -AXANAEL-
                      └─────────────┘

                         第01話 「Night Light」








19 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:02:17 ID:a7ea94fd


扉を開けると鳴る涼やかな鐘の音
来客を歓迎するその音は、一人の男を出迎える


              ____ ____
            /¨ ̄   ̄`ヾヽ  ___
           /  ,,.x≦⌒   ´ ̄   ミメ、
          /  //   γ´{    ⌒  、  \
           / 〃     {  ハ  ヾ       ヽ   :.
            〃 //      ハ  '.   '. i ト、      ハ
            /  i/    /イj ∨   :}从 \      :.、
         {{  il :   ,',' {{  廴,  、j_ヽj^刈    }‘,
           ル'.:   li ‐七¨ ̄',   | ̄`¨卞 }!    | }
         ヽ小  i  ル _ 二`_ V  | ̄二. _j |i   1:| ノ
          |i从  i  Kヒて夕ヾ ∨ }"夊歹,ゞ!i   ハ}     「いらっしゃいませ
          || ヾ ハi : i `¨ ¨   Ⅵ ¨ ¨´ リ   / リ
          ||  个从八     !      / / /       あら、やらない夫さん」
             从 __∨ 込≧=- __ ____   _ノイ//::メ、
            \:::::∨ハヘ>. `゚ ¨´  イ:j  j〈::::::::::::>
             Y ̄Vハ〈::} >--< ,i._l  i ハ ̄Y
               K´::∨ .',∨       |  リハ}::::┤
              !:._イ∨ .';:∨ ',   /  {  :!:::::::L>.
           γ´  i:::::', ';:::',‐-   -―ハ i|::::::::j   ヽ
           ,'    |:::::::} }_厶     /::! :l|:::::::::l     :
           /i   i |::::;イ /::::::/    ノ:::::| リT¨ヽ}Y   卜、
         /:::::|   Yレ'j.:{∧:::::!       ヽ::::!j i l.:.:.:.:j!    |:::::\
       /:::::::;' |   {::::j: :i:::::';::l  ':. .:´ }:::lハ i ';.:.:.:|   |:::::::::::::>
      ∠:::::::/ | _  |::::! !.:.:.:.|   :. .:  j.:.:.:.} } }:.:.:.} _ |`ヽ/
         `ヽ /!´⌒`ヾ:::{: :ハ::.:.:.{: . .::} :{: .. :j.:.:.:.! i !:.:::j´⌒ヾ}/


店のマスターである女性――ハクは
よく通るその声で来訪者の名を呼んだ




                                      / ̄ ̄\
                                      /_ノ  `⌒ \
                           _           | (● ) (⌒ ) .|
                          | !        | (__人___)   |
                          | !        |  ` ⌒ ´   .|
.      「どうも、こんばんわ」       | !   ,.-,    |         |
                        _,ノ ┴、/ ,/       ヽ       r
                       r `二ヽ ) i      ヽ _ 、___,   ト
                        |  ー、〉 /     _,,,,ノr  `   /i\,,,,_
                         |  r_,j j__,,.. r''''"/::;| \`'/   ,'::;;;r;;;;;;;;;;;;:: r ‐-、
                         |   ) ノ ::::::::;;;;;;;/::;;;;|  /\  /::;;; l;;;;;;;;;;:: ::;;;;;;;:: ヽ
                       ノニ-、 ,/::;;|:::;;;;;;;;;>::;;|/(::::ノ \/::;;;く;;;;;;;;;;;;:: i::;;;;;;;;;;;:: }
                    √..:::;;; ヽ、〉;:;;|::::;;;;;;;;{ ::;;;;;|  "::く  /:::;;;;/;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;:. ノ }
                     /..:::::;;;;;;;;;;;;;;;〉;;;;|::::;;;;;;;;;:{ ::;;;;| |:::::::| /:::;;;:/;;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;;;;;;;;::


軽い会釈と共に店に入るその男は、やらない夫
この店に通い詰める常連客の一人であった


20 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:02:50 ID:a7ea94fd


カウンター席が10ほどの小さな店内
暖色の照明たちが落ち着きのある色をした調度品たちを優しく照らしている


.    |ゝ「ノ|| | ',      |        /  |    |    |    /  ,. '    ,.∠ヽ
.\  |「 ̄|.|| |  ',     |      /    |    |    |  /  ,. '  _,r'-ヽf¨¨ ̄
.  \|| ij..|.|| |__',_____.|____/_____.|    |   / ,. '   _,. |-―‐:|:i:::::::::::
.....  ヾ―‐ヽ| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄!    ! / ,. '  _,.  ´  .|::::::::::::!:j,.-=ニ
.     .| ̄ ̄|  「 ̄ ̄i|┌───‐┐     .|  / ,. 'ri、_,.jゝ、 _ _,.ゝ-=ニ
.     .|    |  |===== .| 「 ̄ ̄ ̄i |     .|∠,.__'iri,.rff {' if j lィ'´---ヽ   __,.. -=ニ
.     .|    |  |__  | |      .l |       .| f f |r三=‐¨ | ハ、ノノ } } rニ-‐.i=f''ri´
ー、   |    |  |=、、i | .| |      .l |       .|__-=iir、iir'ヽ=ニ.ゝ i_ノ_ノ__| r'コ .|_|ー_
:::::∨!¨ゝ、  |  |_゚,j.}!.| .| |      .l |       .| | | |! |!|!_j_,.「r‐‐i |==‐‐i |¨¨´ ̄
.::ー<_:::>::└ィ .|  |三'-」 .| |      .l |       .|‐ry.v、ハ八_,.|.| --!.|i|.|-―l |――――
ハ:ゝ:::゙<、::i::{...|  |      |c==   .l |____   |_,|..!]! {!]|] |__|.|__|.|]i.|  .!.| r-r┐>-
:ノ':::::::::Vー,ノ,..|  |    __,.|」       ト\    `{_}-=┐」|r‐-iT| !== !.!ト|!==|.|ー-= /
.ヽ'::トシ:ィ-_,.ー.|__..|=-=ヾr‐、∨   ..| |\\     `´ ゝ'ュ=-|.| .,_ノ!|=L、 .!.!「r-=|!
::::}_;::i-=>ニ=-ヾ、ハ   i|! ',.〉‐=‐-r1.| .| \ \         |.| fー||ニ=-|‐r|.l≦三|!
.''.|  { r''     ∨i  i! // ̄ ̄ ̄∨'、  \ \         ,|.|八:|.!::::::::| .|.!.! `¨¨
 .|  ∧∨     ∨!  }!' ニニニニ三、' ,    \  \    ` < ィニニ≧ |> 、
. |  .∧∨      V! .//          ', .' ,.    \  \      ̄ ̄ ̄ ̄     >
. |   ∧∨      V /         i', ' ,     \   \__________
. |   /∧∨    }三ニ====ニ'--i ' ,       \
. | / /∧∨   // ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽヽ ' ,      \、
. ./ /  .∧∨ //              ∧∨ ' ,        `ー――――――――‐
.   , ' ̄ ̄ ̄.∧∨//             ∧∨ ' ,             | > > 、
...., '        /∧/ {                ∧∨ ' ,                | | >、 > >
. '――――./― ∨三ニニニニニニニニニニ二_∨  ' ,             .| ト、  ` 、 `
        /    } |       |     ∨    .i| |∨  ' ,            .| | ` 、
       ./    i ||     .|      ∨    .|| | .∨   ' ,          | |   ` 、
..    ./     .| ||     .|      ∨   || |  .∨  ' ,        | ト、    `
....   /     / /       |         .∨   || |   ∨   ' ,         | | \


いつ訪れても変わらない光景
そういうものにやらない夫は郷愁にも似た何かを感じていた
.

21 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:03:16 ID:a7ea94fd


暖房の効いた店内のカウンターには、先客が一人
入ってきたやらない夫に気づき、声をかけてくる


           /i_,ノヽル1、_
     .l、 ノ`, l´`´;;;`;´;;;;;;;;;;`´イ-´レ-
    _ゝ`;;;;;;;;;;ヘ;;;;;i;;/;;;;;;;;;;;;;;; /;;;;;;;;;;;;;;と
   ,,ゞ;;;;;;;;;;;)`、ヾ;;;;i ;;ノ 1;i:ノ;;;;;;/´;;;;;;;;;;レ
   <;;;;;;\;;;`ヾ ;;;;ヾノ;;iイ;;;;;;;;;;;;彡;;;;;;;;;;;;;;;`;7
   ,ゝ;;;;;;;ヾ;;;;;;;`;;;;;;;ゞ;;r;;;;<`i;;;;;i`ヾ;;;;彡三;そ
   `っ;;ノ´ゞ;;;;i´i;リ;:i´i;l `i、!.iノ`  `i;;;;;;;;;;;;`ゝ
   >;;;;i::: i/ Y ヽiヽi .ヾ   l    ];;;;;;;;;;;;; >
   7;;::l;:::_,--、i .Y r ̄二≡ミミ ゞ;;;;;;;;;;;;T
   .フゞ;;;;;;;;;;;;;;;;ゞ ヾ :f´r::::__y≠ヾ;;;;;;;;;;イ.     「おう、やらない夫さん」
    ヽ,;;:`i ̄ `ゝll   `〈 弋_ノ ケ  \´ /.1
    i´ヽ:::` ̄ ´:;;l-;     ̄    :: i./-i )
    `i;;i;;i::   :;,;        、   ゝ- /
    i,;;ゝ:::  ::ノ. , 、,      ヾ .r´ノ、
      ヽ:::::   ´` = ̄         i-´;ト
      \:::  ;;;::_____、      `  i イヽ,
       i,::::::::_`─  ̄`     / ′ i
       i`,:::::` 二 `     /     1
       l;;;ヘ;;::    ヽ   /   /  ::;;;i
        l;;;;;;;ヘ,__ ,, ッ´  , -i   ≡i


ギリシャ彫刻のような大柄で筋肉質な男
節まで太い指でグラスを傾けていたその男は、ガッツ

この店での顔なじみの一人であった
.

22 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:03:45 ID:a7ea94fd


                  〆⌒ヽ、
                  }i
              ,....-_;;:‐--' =ミ
             /  7      、   ヽ \
           /ヾ、 〉 、ヽ     \ 、 ヽ \
          ,     /  i\ \     \! :.‘,i}
.         ,:.  ∨   卜\ 入   __∧ l .レ
          {  l/ レ  T ̄\ヽ `< ∥从乂、
.         ,  /,イ | i { ___\、 ク示才"| . |ヽ      「やらない夫くん、いつもので良い?」
.ヾ三≧==ァ,ィ  ノ !l !ィ仗示`   マ;;ソ ,!ノソ|!
. 寸三三三ミl! /| ! ,ハ、マ_ン    ヽ´ /i'  !ム
...  マ三≧=-!ノ^∥ ノ!ヽ\ ゛       ハ ∧ハ   ト、
.    シ´ ̄  ヽマ川ヽ\ヽ `ヽ、 ー ' イ l  |ヽ‘, ノ レ-、ー―- 、
.     ヽ    ィ三y>’,`ゝ    ヽ,-ィl |l  | !トヘ' /´イニ、| ̄  ̄´
.     ィムミ//  ハ〃辷ニニ二ヽ、レ ,|  ! ゙li´ヘ !`у,.ィ y'
.  /三ィ´イ_ ,イ   ∨////////≧、`i.  |、∧ i}⌒ /
.  ヾシ'''''"        ∨//////////`i¦|∧ \jlz≦‘,
....   .! |  `ヽ    ,, -ー∨//////////|  |//ヽ、!|\∧‘,
.     L≧…¨”\/ ,ィ777∨/////////|  |///ノ/_ニ`ヽ_;
           lレ//////,∨////////!│|//イ////〃
.              《///////∨///////il |. レ//////


ハクの言葉に相槌を打ちながら、やらない夫はガッツの隣に腰掛ける


                                       / ̄ ̄\
                                     /  _ノ´ ヽ、
                                 |   ( ●) (●)
                                    |   (___人__)
                                  |       _.ノ.
                                      |     _/__゙ヽ_
....   「ええ、いつものでお願いします             j、_    (〈_r- ヽ ヽ、
                                    √::::::...`ミュ、r'、〈`ヽ、 |
                              /.::7 ̄ ̄. : : .:.:.ヽ_ヽ   ト、
..    今日は仕事帰りかい?」            / .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..\Yー‐ソ,
                                  ,' .::::/.::::::::::::::::::::/ ⌒ 、ヽ,:::::::::|
                                  i .:::::::::::::::::::::::. ::::::::::::::..ヽ::.',::::::::|
                                 i ::::::::::::::::::::::/ .:::::::::::::.::::: }::::;::::::::|
                                 i ::::::::::::::::::::::l .::::::::::::::::::::: ,.:: i::::::::|
                                 ', :::::::::::::::::::::;i .::::ヽ::::::::::::::l_:::|:::::::|


           ヽ;;;...ii;;,,ヽトl∨ノハ ,,,,/;
         、 ;;;iiゞヾllノトiiiiノ!!ii;i`ノ/;/i`/;
        _ミミヽミ´;;;ll i:ミ》l ll>ゝi,ii,lliiヽレ;;/l/l/
       >=r`illミミii;; i;巛l`∨ii/ト iハノir::i/リ!lli
      ,-;ヽミii:ミミ:l{<ミiii i i、i:::iii::liiilll::i i/i:ii ii lll彡/
      -,-´i;;;;ミiミミ!!;;.>!!>)i{iii::ll´iii´iハ;ii;;ii;ii,i,i;;ii`l;iレ;
      ∠iiミii;;;、i,,、iトiiii,`iillllii;;ill;:ii l;llii liノl:ノ/l/ノr-
       /:::ゝlミ,;;;ll;;..ミlillilll>ヾl;iヽii ll,iii:::ll;llll`ii`//7
      ,」ミミ巛ミii::::::: ´´.//レ,,//`iノiiiii:::llll::ii:、ノ彡      「ええ
      >ミ、ミミミミiiミ/ ./ll/./i//iハヾヾiYiilヽゞハ
、     ヽ, k=、;ミiiミ    レ iレiリ/i l.lレiリl iil lli.        やらない夫さんも同じ、ですか」
::ヽ     .<l:::r-コiミ  <巛ミ=:lwii .:jii リ /レ;illゝ
::彡、    .1ヽヽソミ   <...  ̄`.ミ、:: リ/彡》_;;/
::::  \   /ハハ,ヽi::    `─´ ̄.ソ ; iノ二゚ノi
 //iiiiiii:::iii/  :`:1::::         ; l    i
iiiiiiii:::iiilllii::k   ` ::        ... ::: .l   /
llliii::iiilllii::iiiiヽ::   ヽ       ヽ-,__,:i.  /ヽ、,;-;、
llll:::iiiiillll::iiiiiiiヽ, ::::   \    _____, ./liii::iiiヾllll::lli:iii
iiiii:::iiiilllll::iiiiiilili:: ::  ::::ヽ,   ヽ─-´/llllii::iiiiiii::illllll::il
:::lllii:::iiiiiiii:::iiiiii:\:::::: ::::::::\  `─´¨ イllll::iiiiiiiiii:::iiiiiii::i:
::::lll::iiiiiiiiiiil::iiiiiiiiiii\: :::::: :::::`───´iiii:::iiiiii:iiii::lllllllllll::


23 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:04:17 ID:a7ea94fd


    / ̄ ̄\
  /   _ノ  \
  |    ( ー)(●)       「まあね
 . |     (__人__)
   |     ` ⌒´ノ      君と違って変わり映えしないデスクワークさ」
 .  |     ∩ ノ ⊃
  /ヾ.、_  ノヾ、_ノ
 (.:::::::\ /::::./ノ:│
  \:::::..“::::/_|::::::|
   \::/Φ:::::::::::/
      ̄  ̄ ̄


やらない夫がこう言ったのには理由があった
彼は普通の会社に努めるサラリーマンであったが、ガッツは違う

ガッツの勤め先は都内にある工房で、陶芸製作の見習いをしている
いわば未来の陶芸職人だ


                                            ,,
                                           /( /(  从彡__
                                    , ノ)/"           フ_,
                                     、 ,从ノノノ).:,.; ,:       <_,
                                     ヽi;l;l;l;l;l;ノノニノノン       ミ
                                      v;ゝ;l;l;l;{ヽヾ 彡''"三;      ミ
     「どっちも同じ仕事でしょう                 j;l;l;l;l;j从 ;j__  `ミ三7 ヽ〉ミ;ミ;ミ.
                                      从;l八_彡rッ゙   7; ) /ミ;ミ;ミ;ミ
      比較するわけじゃないですが、俺だって        .寸 ,´´    ,::  厂"`゛``、
                                         厂 、      ;: ,::   ::ヽ
      まだまだ見習いのひよっこですよ」             ゝ彳__,..,    ,.::  j    :::\
                                       て     ,.::  /      :::::::.,
                                            ヽ_,.:≦    ′ ,::       ::::::::.,
                                               ヽ,::     - ‐  ̄  ‐- :.,
                                             /   /           :::::ヽ
                                               /  .′            ::::::::,


そう言いながら、琥珀色のグラスを傾ける
表情には謙遜しか浮かんでいないが、口元にこぼれるかすかな笑み

現在の彼は充実している、ということが伺えた
.

24 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:04:42 ID:a7ea94fd


           -― 、      r、
          /´ ̄ ヽ }      マ{
      /     _ }/ー'´ ̄ ` マ
     /    , ィ´ /         う 、
        イ              ヽ \
       イ/         ヽ\、     ヾ 、\
      / /           ', ハ ヽ }  ヽ. ハ ヾ 、
      i/   ! ,イ l     ー!┼-キ!‐ !  ',  リ
      l|   i  ! l |x     ハ jzュキ-ァ lヽ
      マ   l | メ{ ',    ! 仆!jリ 'リ jト. Y !        「お待たせしました」
      V    ヾ!/ X!zテ   j `´~、`/l ', } |
     r-ュ、    ∧xチtjレ゚\ノ 、   ′! マ j、
     マニム  メ ゞ゚´、`      ,   イ  Y ヽ
      マニム   \、_,   -   .人 ム  ト、  :.
       ゝ ̄ ヽ  ヾ ̄.._    イ ト、 ム  マ \l
       _〉ニア⌒ト、 \{   ̄   ! j マム  ト ̄ :.
     ´アム /    ! ヽ. \、_   j /  マム !  `ぅ、
  ィ´ イニ Y    |   \ ヽ  `      lム|     。
    ムニニ ム   i  /ヽヽ ハ   _   /  i ハ!     Y
    〈ニニ ニム   l イl    Y\}   `ヾ{   !/      }
    `ヾj /⌒、  i/ V   L_リ >。_  ヽ j: !      ム
     /    / ハ    !      `≧ュ>、 V:,ィ      イニヽ
   /   /    :.  ハ        `ヾ>:/:l._ , ィニニニ\
      /    ィ7ヽ/人         )、_: ィ:{ 八ニニニニニ
   j    ′  ノ`! lマ ∨ニ>。      彡´| : : : 〈  マニニニニニ
   |!  ;'  , 〔ニレ!ム  ヾニニ≧=、 ´ /ヽl!: : : : l!  マニニニニニ
   li  {  ムニニ<`マヽ Yニニニニムー'  ィ| : : : : ト.  マニニニニニ
   l |! {ニニニニ 、ヾ≧!ニニニニニrニニヽ: : : :|_ム  マニニニニニ
     l  いニニニニ>ュ マニニニニニ、 ニニヽ: :jニム  マニニニ



カウンター越しに、いつものラム・コークが差し出される

やらない夫はそれを受け取ると、ゆっくりとガッツに差し出す
合せるように、彼のアーリー・タイムズのロックグラスが持ち上げられる




`> 、  
   \                              r=ニ二二ニ=┐
     丶-- 、                      r|: . . .. . .. . . . :|-、
         }_,   - r=ニ二二ニ=┐         {.|:: ::: :: :: : : : : :!/ 丶            「「 お疲れ様 」」
         '      ̄ ̄ `丶、 ::|         `|: :(⌒~⌒´ ̄ ̄`' \
        ,'     ヽニ.._‐ 、 \!       (|;;;;;` ー¬-、     \ , - 、_
        /      、    `丶イ          .|: : : : : : : :;;;;;;|\     / / \_
        /         ̄` ー-、_)          |: :;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|  丶、  / ,  /
、     /ヽ ___  ̄  ¬…ァイ         | : : : : : : : : : l\     / / /
  ー-‐'        i_ ̄ ̄ ̄ ̄ _|           !: : : : : : : : : :|  丶---{  l  '
               ̄ ̄ ̄ ̄         丶-------‐'      ヽ-、 |
                                            ーヘ


申し合わせたようにそう言うと、二人は乾杯をした
.

25 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:05:07 ID:a7ea94fd


気心知れた相手との、他愛もない会話
酒の肴はそれだけで十分すぎる


                     / ⌒\
                   / ./⌒\ヽ
                  { /     \、               (_,)
                   ヾ(        \.__         | |
                    \   ''"´    `゙'      | |
            \‐-   _  ''"\            \   | |
              `''ー-                    ヽ  | |
                   /               |      ∨| |
               /  /        |   |  |__      ∨!
                 /  /   | /| / |   | ´ 卜,  `ヽ|  | | |
               ′ /     ィ'"⌒ |   |\| .\  |  | | |   fY´)
                 | / /     | l/ 八   |.ィ笊ミト.\|  | ハ.   |/
                 |イ/ |     | ,xf笊ミ、  | ー‐…'   .|  |^Y|
                    ||    | .いシ^  \|    /////|  | 从_
                 从   |./////   \      |  |イニニニ〉    ,~
                     、  |::Λ            八. |ニニニ/    /:::::/
                    \|::::Λ       ノ  /ニ| |ニ=‐/rヘ >-、./
                   -=k ニニ 个::.   `¨    イニニ| |   { { /_   \
              /     \ | |ニニ≧=-ァ升=ニく  | Λ  }/    \  }
             /.        \八  .{ニニ「「ニニ}}ニー|/ -‐''"  ̄ \
.                 { /7^'ヽ    \   ,ィニニLL=彡'^ \ニ<  (__ 、   /
              ヌ / /⌒\   . \/=/         '"´\ニ\〈   ヽ  /
               {   / / ̄ __,ノ   \          __\γ⌒ヽ   /Λ
               八   / /     - =ミ.       , ''´  /:::::::::::i' _ノニΛ
              \   ヘ   /    ノ ̄`''、  /   /:::::::::::::::::l.ニニニニj
                    \   \/     _.o゚     \   , :::::::::::::::::::::::仁ニニ彡∨
                /h、_、、ゝ- =¨           /:::::::::::::::::::::::::::}h      ∨
                 {ニニニニ彡}          /::::::::::::::::::::::::::::ア.ハ      ∨
                   八ニニニ彡イ           /:::::::::::::::::::::::::::::7ニニ}     ∨
                    ||   |h、         /::::::::::::::::::::::::::::::7 ニニ}       \
                   | |   |ニニh、       /:::::::::::::::::::::::::::::::7ニニ,小        }
                   ||   {ニニニ≧s。__/:::::::::::::::::::::::::::::::7ニニイ.:|       /


いつのまにかハクも日本酒を片手にしており
頬を朱色に染めながらも、淀みない手順でこちらの酒をつくっている

いつもの光景だ



26 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:05:33 ID:a7ea94fd


以前やらない夫はこのアルコールマスターこう尋ねたことがあった


   ____ 
 /    ~\
/   ノ  (●)\ 
|   (./)   ⌒)ヽ.            「どうして飲んでるのに
\     (__ノ,.<))/;、. 
  \     / /  '‐、>         フツーに接客出来るんですか?」
   `\__l    ´ヽ〉
    ,ノヽ、ノ    __人〉
 , /'"|::::_/ヽ.   /:::::ヅ!:゙、-、_
''":::::::::::/´∨/`ー'〉 7:..ヽヽ:.:|:::::゙'ー、
::::::::::::y′.: ',ゝ、_/::\:.:.:| |.イ:::::::::|:::!
::::::::/: ://: : : :|::::::::ヽ::|/:i::::::::::::i::|


                                       __
                                          /ア⌒ヽ \
                                         ノ- ー- 、\ }
                                        ´        ヾ/ー- 、
                                  /  /       ー、 ミ、\
                                /  /  /  ,ィ       ヽ、 : ヽ.
..  「女の子は秘密がいっぱいなんです♪」    .′ /_/ /7ー!‐'   、_ ハ    )
                              レ ノ 7 /rァ チぅ、  i.   ̄  i  ! /
                             ノィ 个 /イ 弋 [tム「 、 |ヽ   リ ! j´ ⌒ ☆         _
                          「≧=ュ、 }ハ |   ! l ゞ゚ヘ ハ レ⌒ 〈  V              r'ーミュ
                          |ニニニニ>! 人,リ xxxx V ヽ! ̄`トハ ハ{=ニ7            /   -'
                          マニニニ/   |/ j、 (::ゝ _ 。 xxノ  「ニニ7              /  /
                              _ノ ̄ 7__, Y  ノニス     ィ  |/ヽ{ニ≠           /  /
                             〈ニ=―/人ヽ Y´ |ニ7_ `ア´ニ7j  !_  ̄_{        _/  /
                         ゞニィ´ハ )j j´ ̄ノ ヽ  ∨7 ;  |  マニニ7__   ,,ィ ̄- ァ⌒ ヽ
                           ー=ニYニ{ { / // /, イ/    ∨ j  i   >イニニ7 -7´ ̄  ノー 、 _)
                            ヾニ7ニニ! ! `⌒ノ! ,リ   、   }ヽ{  ト<_ -≠<ニニ7 ゝ- 七    ヽ
                        /ニニハ V´  /  |{    ヽ{   |    `マニニニ7 / /{ `ー   イ
                          , イニニニニ∨  /   !ヽ    。   !ハ     マニニ7 / ´八`ー  フ´
                        ,イニニニニニニ′  ハ !  l  ト、.   j ,イ八 i     マニ7 /    ー イ
                   ニニニニニニニ{  ノイ八  !  マ>.:/z7    ヽ{    ム_ア         i
                  jニニニニノ≠'⌒ゝ.    ヽ{   [___7         ム./           !
                  {ニニニ≠´    \ヽ:..._   \   L_7 、      _ィ  /            ;
                  `ー ´/       ハヽ、____ 7T 「  ≧ー≠ 八./            /
                         イ /      / ∧  ̄ ̄    「_ト、  _ イ  /            /



「女の子」「中毒症状」
喉まで出かけた二つの言葉を、やらない夫は愛想笑いと酒で飲みこむ

女という生き物
とりわけこの店主に対する対処を、彼は心得ていた
.

27 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:06:00 ID:a7ea94fd


会話の内容は、とりとめのないものだ
最近の出来事、面白かった映画、テレビに流れている映像に関して

会話の流れが全く別方向へ向かったり
他人からみればどうでもいいことを真剣に議論してみたりもする


                                     ―=ニ二ヽ
                                           ) )
                          ,=、      ____メイ
                              マム  ィ≦心、     `  、
                               ヾ/  `寸心       ヽ     ⌒       、
                               /      寸У        ',    ⌒   - 、  .、 ヽ
                           /       守  i  i | ト  |   ,  <:::::::::::::ヽ |  |
                              |       ,任  |  λ|ソ | / , <:::::::::::::::::::::::::::::::}
                              |       圭  .|  | ソ ヽ  |:::::::::::::::::::::::::::::::::>'
                              ヽ       Ⅵ  ', .|   ├ ´::::::::::::::::::::> ´
                               \\ ',    `ヽ  V   メ-‐へ__> ´
                              r―-≧=ヾ⊥/ィ≦-―`-,/
            __ノト、ハィ'ヽ.__,.           ∨二ニ=7 ⌒/=ニ二二 /`ヽ
         _r';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミx'{.         ∨-‐‐t__jミ ‐‐-- イ`ー、\.         /  ̄  ̄\
.        {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;从         /イ /|   ト、ヾ 、 `≧ー 、 \.     , '       \
.        i;;;;U;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/i〉      〈 〃 イ: : |   |: :ヽ \\./  ヽ l    |         |
          (i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ 〉;;{ リ         \/.|: : :|   |: : : \ V     | |    | .      U |
        从;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ /^゙、ッ'        | |: : :|   .|: : : : : ∨     .|W.   |         |
           }/{从彡'´У   _i___/`ヽ.__...  | |: : :|    |: : : : : ヽl      .|..    |         ,
.__/ヽ__ノ---、__/___r'´::::}::::ヽ::::::}::::::`Y´ヽ.゙―――――――――――――....',         ,..゙――――――
::::::/::::/::{:::::::`::::ー::::::::_У::::::::/:::::::::i:::::|::::::::::|:::::::\                     ヽ_,'________r
:::/:i:::::/:::::ヽ::::::::::::::::ノ/::::::::::::/::::::::::::::::::!::::::::::!::::i:::::∧_                      /:::::::::::::::::::ト,
./:八::::::::::::::::::::ー:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::!::::|::::{::::}'                    /  ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ;,、_
.:::{:::::i:::::\:::::::::::ー=::::::::::::/:::/::::::::::::::::::l::::::::::|::::::::::|::∧              __,,./"" :::::::::::::: ' ,:::::::::::::ヽ,、
.::::::::::\::::::\:::::::::::::::::::/:::/:::::::::::::::::::::l::::::::::|::::::::::l/::::ト...._.            / ..::\ ..:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::: !:::ヽ
.::::::::::::::::\::::::`::::ー=:::::::-':::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::|:::::!::::::|:::/          / .::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::: i::::::.`


しかし、当の本人達は、それを結構楽しんでいたりするものだ
.

28 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:06:29 ID:a7ea94fd


一時間が経ち、空になったグラスを見て、ハクが注文を促す


                    __     
                   / ̄ ̄`ヽ   
                  {{            
                 -=\´ ̄ ̄¨ _ー 、 
              /    /   {  ⌒ヽ\ \     
     。         /    ./|   ヽ   \ヽ \   
      . O   ,  i  |.:厶l |   :ト._  l{ll} ¶.‘, 
      _ == o.  |:i |   | |___ヽト、 :|__\、  Ⅶ l! l  
.    ,|─┐ ト、!   { ! !  Ⅳ=ミ , \|≡ミぅ 、 Ⅶl! l 
     .{| ::::::! ヽ\.  \ヾ |   __ _  ひ |\))l)厶 
    .l|─┘  | }.    `iー{  | ̄ ̄ ヽ    ! !多/// 
    └ 二ニ ┘/    ヽ丶 |     |   ィ |<;//  
        `i¨¨¨_ヽ     \> ー‐_,  ´ / l|><  
          ∨:::::::∧     ヾ\`¨ト、  /| l|:厂 ̄ヽ 
         ∨:::::::∧      ) }::::::}  /、::/ /:/::::::::l::::} 
          .∨:::::::::\  //_/;:::/  l / /_:j:::::::::::!:::| 
            ヽ::::::::::::::}r´ ̄´:::/:::| , ( i川::ヾ:::::::::::l:::j 
           \::::::::'::::::::::::::/:::::{ ! /kitako:}:::::::::j::/\
              |  \::::::;> ' {::::::::! .V::::::::::::::;;|:::::::::{::|、  ー―  ̄_二ニ=―
              | ll、   ̄   丶:::::ヽ.!:::::::::_/j::::::::::!:{ \         \


苦笑しつつ、やらない夫は3杯目のラム・コークを注文し
同じくガッツもグラスを中身をあおってから、9杯目のアーリー・タイムズを頼んだ


              / ̄ ̄\
.          _,ノ ヽ、_   \
.          (⌒)(⌒ )    |
.          (__人___)     |
            '、     u.  |                ,、∧ハノ丶人/ヽ'lノi_
.           |       |          ノlヽノ) /ヽ'   ) ノ  i フ ̄i_
.          | ,     /_.{.         iV!/l .| ! /!./ !,/-‐'ノ ̄ノノ;ノ ノ_
.          `ァニニ<//〉、__ __.. l,|.i_ノ /',i/ ノ-'"ノ' l 'ノフミノ)彡 (
.          ,./ /\  / : : : : : : > : iv'ノ '、 / ',/"./ . ノ, -‐ー'ヽ`>ニ >
.       _/ /|イ:::::/∨. : : :l: : : : : :..i、 i、| /   Y./ヽ、, '", ;;彡'"二i'⌒ヽ"、二ニゝ
.     /. : : : :| ./`Y / : : : 」: : : /: 、| ` 、ヽ`ミノニヽ/" `゙ー''彡三| lミ、.i_, ゝノノ>
.    ,´ : :/: : : :| i::::::|/ : :/: : : /:゙_iヽ‐-ヾ、,、 (,,`ヾ       ミ` ` l`''ヽ  `ゝ
....  { : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : :..ヽ_`_、-,'`;;| `‐-`, '"         ヽノ">ヾ!`
.   / : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニヾ;;__/l,ヾ! i. /,' ./l!        ヽ ' ,  
. 、'ーr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ V: : : :...|;!'、  '、/;i ."'゚./             `  ヽ  :
.. :./ ̄>< :./ : : : : :/ 二 ヽ_」┘: : :....! \.ヽ `:::、              ,'',  .', ,ノ:
. : :ム / : : : : ̄ ̄ ̄ ̄~゙''-ゝ.」: : : : : ∨ :} . ゙i/ヽ,_            /::::!   !,
..: : : :\、 : : : : : : : : : : : : : : : :...__,、__.     `"'|   ._)     ,,    ./:::::',  ノ:.
: : : : : : : ̄"\ : : : : : : : : :.゙/   ヽ ヽ       、 ;:_,,"   /    ./::::::::  ./:.:
                   / 、 ヘ  「`ヽ i\、..... `" ̄ヽ_/ /      :::::::::: /:.:.:.:.
                 ハ. i  |  i ̄ハ.リ、  ̄|丁)      `''、    .,/ ,-‐、:::,.':.:.:.:.
                  /ハヽ. ヽ ヘ{´    ̄川j       ヽ,__,,'/―ー''":.:.:.:ノ:.
                 ム、__>ヽ、\ Y ̄ ̄ ̄:.;′         /:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.,/:.,':.
               ,′    ハ:| : ⌒YY⌒i |


懸命な方々には、バーボンロックの消費数がおかしいことに気づくだろう

                ・ ・ ・ ・
彼はそういう意味で、伝承通りの男である


29 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:06:59 ID:a7ea94fd



彼は亜人―――ドワーフと呼ばれる種族である


               ,  /{ /{,/{A、,4{,/{_,;i ,; ,4
             /{./{ {'/,;,;,/ ,;,;,;,;,Ⅴ,;/,; ,/ ,; / ,{/{ ,
           {';, { ,;,;,;,;,; / / / / /,;/ ,;,/ ,; / / //;{_,4{_
             _{', ヘ,; ,;,;,;,;, { ,;i ,i ,;,;{ ,;| {' ,;}`゚ミ ,;,;//,;,;,;,;,;,; ≦z_
          {,; ,;,;\,;ヘ ,;,;}-,;,;A,;,;,ハ}ル,;}ヘ}  `ミ:.、,;,;,;,;,;,;,;,;,; {´_
           ソ,;/,;/,;,/{,; ハ,;, { }/  }/ ´    7,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;≧´
          _},;,;,;,;ハ,:l ヘ{ ヘ{   _.::≦:.、_  _彡´`ミ:.、,;,;,;,;,;,;ヒ,
          ノ,;ヘ{ ヘ{  /{_,....≦Z≧´¨゚ ̄  `ミ,;,;,;,;,`゚ミ:.、;≦._
          _ノi  ` 」  寸弩'’_,.。:-=≠7'   `寸;,;,レ' ´.Ⅵ,;,;ヒ
            -}レ,;zZ{、   ;_ ’ -==彡'     佳', '’- Ⅷ;{_
          ム゚´_≧イ  _               ヒ _} i.|,;,;7’
             ':.,゙´¨}´ ̄                ){ ,.:'’,:.{_
            |! {、`   .、             ;j{_イ,;,;,;,;,ケ
.             i ,::::ヘ;,、k、'             |!  Ⅵ,;,;{´
  :.          ':, .:.:.:7_ _            ,}'  彡jヘ{、
  :ム             ';.:.:.ヘ/´-´ ̄          /  彡_....ヘ___,,,,,,,,,.
  _ ム.          ゚;.:.:_ -='´ ̄        ,.:'/   ,.: ' ’ , , , , , , , , , ,`ヽ_..,,,,
  ' ″ム.          ';;'´         .//,:'’ ' / ,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;>´ ,;,;,;,;,;,;心、
  :.,7'’ 'i:..          1 ,.;:≠:......、 ,.:≦/::/ , '’ ,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;Ⅳ´
  //,,'’ _':.、      ゚:.、{___.:≦´:/: :,.:'/ ,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;≧´
  ’マj:;{ , '’  ':.、       `¨¨Ⅵ\`ヽ: :>´ ,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,; >´
..    'マ/,, , , ,.:'’ミ:.、   ,.:'’i;,;,;,;}ム: :>´ ,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;>´
     ゚マ,;,,,.:'’ ,,.: ' ’、.:'’,,; ヽ、-=´ ,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;>´
.       ゚マ;,...,/ ,.:'’},;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;>´ ,;,;,;,;,;,
.        ._゚マ_,.:z≦’}'’≧-≦,;,;,;,;,;,;>´ ,.:'’ ,;,;,;,;,;,;,;,;,;
      ,'’;,;,7 l'’//{、≦,;≧=- ,;,;,;>´ ,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;/
    _ ,ノ ,;7'’ /,;,;ソ,;,;,≧=-  _,.:七'’ ,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,/
   { ,;,;,;,;7,; ,' / {ト;、,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;/



.

30 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:07:27 ID:a7ea94fd


ドワーフとは、小柄だが筋肉質で頑健な体躯を持っているのが特徴であり
その肉体を生かした勇敢なる戦士としての側面
そして、見た目によらない手先の器用さから、文化的な面も併せ持つ種族だ

また、この世界に於いて、種族としての発現が多い亜人でもある


      , ´.、
.       i r' ゙ 、
     i !   `i~`i              ,..
      v'⌒ヽ_.|....|>            /  ` 、
         i__|>           ,.'     ヽ   _
          | |         , , / v'tェ┐r'''i i / `v
          | |       >彡〈  〉y `' / _><´ ̄ `<_
            ト=イ.   .ノニ=、彡`-'彡,_彡ミ.〉><   ><_ヾ
            ト=イ  /‐<_/V 巛川卅||/,'   />'''´ ヾ
        r二ニY'<~ヽ//V / /.《(川 ≦,  .// >ー―<
        .<{二ニ(_ノ.V  ヽ//.V / i i .{ ◎/-'´ >'´/      ` v
          .<{二ニ7.'’∧ }  ヽ/ 7ー/、_|_‘>'. / //, ,       v
          乂ト=イ ノ゙ }} } /`‐'、_/.  |  } , /  /////      }
            ト=イ.'´.ノ )j/{/二`i `ー'―'´. }  ///////     j
           | | ¨¨ ̄  /、/>〉} 〈.  X_ノ ,'////////, , ,  , '
           .|二|    .,<__/ 〉'/ ト、. `....|   /// '     _x<
           |__|   .〈  `、/〈  ノ `.゙{ .|     v'⌒v__><
               \_>.} 〈   {. ー――’    j
                )  ノ  `<.__〉  }_   7.X`'<
                _7=、 \      _|\=--'’  ヾ
              r<ヾ  `>=7ーイ`<_{ 7,.ニ、‐   .〉
             {  `‐`≦==、_/    {/   \ .∧
              ̄ ̄ ̄          /_   ∧ .V
                          /'´‐-、` 、 _X´
                             ,.'    ゙V~
                         ゝ、__ノ


種族的な肉体の特徴として、筋肉が非常に付きやすく、脂肪が付きにくい
そのため基礎代謝が非常に高く、カロリーを確保するために食事量が多くなる
内臓の機能も非常に高いため、循環器系の病状がほぼ発症しない
肝臓も同様のため、アルコールによる酩酊状態にもならない

大食らいで大酒飲みというイメージは、彼らにとっては「そうしなければならない」という
必然でもあったのだ
.

31 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:07:53 ID:a7ea94fd


先程、小柄なのが特徴といったが、ガッツの体躯はそれとは正反対である
最新の研究によれば、ドワーフという種族が現代に対応するための進化であるとか


                    lVゝ,λ/レ、lv、/l、v、
                 _,vレ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::v、_
                _ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ
                Z:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ゝ
                _ゝ::::,;;;;;;;ゝ:::::::::::::::::::〈;;;;;;;;;::::::::::Z
                _ゝ;:;;l´゛'/::/|::/l::::∧::|""`l;;;;;;;;;ゝ    「別にタッパがあろうがなかろうが、どうでも」
               _く;;;;;;|  .レ' |/ .レ′|/   i;;;;;;;;;;ゝ
            __.-rt´人;|',-‐----、_| |、_.---―-、|;人
      , ┬┬┬ ´il il, | `|` ̄``ヾ;;;;;ノ |;;;_.=〒,テテ~ r ト;-、_
    / """"´´´`リ レ∧_ | "`==-‐`  ´ `===≠  |_./;;::;;;;;;〉-v-、
   / ゛       / /./...:::::|=-‐   ´八       |::::;;  :/;;;/ ̄ ̄ ヽ__
  ./゛゛      / 〃λ;;::: :::|        ⌒    -==/:::;;  ::::/|||jiiiiiヽ____  ヽ.
  i""   〃  / /λ:::::、;;;;;λ=-     、_ ,      /::::::  ;/ ̄ ̄ヽ_____ \__ゝ
  |"    /   ノ  | | ゝ、:;;;;::::.::::\   , ---、   /::::::  〈||||||||`ヽ_______ \____>
  _|   /  / /| j ト、:::::::、;:::::::::::::\  ゛"    /:::::::::::::;;;八__o___________ / ___/
 八,,/ /" / //"/ .|  ̄| ̄ゝ,;;::::::::::: \   /:::::;;;;;;;;;_/;;;;;ト--、,_____/ ̄ ̄゛〈
〈    /  i  / ./ /;;;;;;;;;|゚   ゝ;;;;;::::::::::`―´;;;;;;;;;___ノ;;;;;;;;;;;;∥  7oiii| iiii|||||||||||〉
ノ""/  /i / /   i;;;;;;;;;;;;|    .>----、---― ´;;;;;;;;;;;  ∥ | ̄`|~ ̄ ̄ ̄゛ゝ
"/   /   "" /;;;;;;;;;;;;;;\〔((/:::::::::::::::::::>;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;  ∥ 7 oii| iiii||||||||||||〉
    / ,;/  "  /;;;;;;;;;;;;;;;;;〔(((/ ̄ ̄ ̄">;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;<ニニゝ.| ̄`|~ ̄ ̄ ̄゛ゝ


そんな問題は、実際のドワーフからすればたいしたことではないのだろう
.

32 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:08:17 ID:a7ea94fd


ドワーフという亜人はその種族性から、職業の選択として大きく二つに分けられる

建築・建設、土木業や、プロのスポーツ選手などの体育会系に進むか

         \   丶
.            \   、
                \  \
               _\  \
              /.:::::::::..\  \
           j::::::::::::::::::..\  \
        ー=≦三≧x::::::::::::..\/´ ̄` .
           j ̄ ̄`Y/ j::::::{弋///_ト、
           ヽ _    }::::イ ̄ ̄}く  j\
            〉-=、  __/}    [   .{\/\
           /    \:.:.:::::|   : /`ヾ:/\_j  \
         /     、 _`ヾ::j  /  /  {_\   i
          |        >、/ ー=/´`ヾー=' `ー '
          ト、      / 〃   /.
         `. \   /  {{   //                 /ミ,,彡、ゞ,ミハ
             i  \/ー= 7  ̄∨.                 Yミハ,,ソ'_.z、ノ
           _ノ        `ー=≠'.                  〉ミゝ''  .`、」
           フ、          j                 ミリゝ;;::::...テ
          /  ー=-、      _/.                  ソ}',  `-イ ,ィニヽ,
       |        ー=<  i            ,. イ ', :: .人'" ミヽ. ヽ
       |             ` |          ィ´  -‐'' -、 ー ``'\:::::..ヘ
                                  ,'      `ヽ''" : : : }`Y::::ヘ
                               {:..  Y.....。. . ._人...: : ゚.ノ:::. }::::::.ヘ
                               }'"´. ハ::-‐''´......,,,、 : : }.\{::::::::: }
                                  {   ,ヘ:::......::;'" .;;.. ..::|  \::::;ノ
                               ,' 'Y::ノ .ヘ:-:-''"´   :ゞ{    `´
                               {. `{  /  :;.:.:.:.:゚:.:、:;; .Y
                               |:.  .', .}::ヾ、;;::.:.:.:.:.:.:.:.;ノ::|
                               ';::. / .}:.  ヾ:::;;;;;;;:::::ィ'''{
                               ',:. .{ /:::.   Yr v'"   |


創作・造形技術を生かして芸術家やクリエイターという文化系に進むか
.

33 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:08:45 ID:a7ea94fd


ガッツはその恵まれた体格も相成り、スポーツ関係者からかなりのスカウトがあった
高校時代の部活でもしっかりと実績を残している故の事だ

そんな彼がどうして今、職人としての道を歩こうとしているのか


                      __ノト、ハィ'ヽ.__,
                         _r';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミx'{
                     {;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;从
                     i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/i〉
                    (i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ 〉;;{ リ
                        从;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ /^゙、ッ'
                     }/{从彡'´У   _i___/`ヽ.__
             __/ヽ__ノ---、__/___r'´::::}::::ヽ::::::}::::::`Y´ヽ
           /:::::::/::::/::{:::::::`::::ー::::::::_У::::::::/:::::::::i:::::|::::::::::|:::::::\
          /{:::::::::/:i:::::/:::::ヽ::::::::::::::::ノ/::::::::::::/::::::::::::::::::!::::::::::!::::i:::::∧_
        ,r''´{:::i:::::::/:八::::::::::::::::::::ー:::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::!::::|::::{::::}'
       〃::::::|:::i::::::i:::{:::::i:::::\:::::::::::ー=::::::::::::/:::/::::::::::::::::::l::::::::::|::::::::::|::∧
    r―彳::::::::::::::i::::::i::::::::::\::::::\:::::::::::::::::::/:::/:::::::::::::::::::::l::::::::::|::::::::::l/::::ト...._
    ヽ:::/:::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::\::::::`::::ー=:::::::-':::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::|:::::!::::::|:::/
    冫::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::\::::::::::::::::::-==:::::::::::::/:::::/::::::::::::::::::::::::!::::::iハ
   /}:::/::::::|:::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::/::::::/:::::::::::|::::::::::::::::::::::|:::::\
  <::::::i:/:::::::::|::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::--==::::::::::::::::::::/::::::::::::::|::::::::::::::l:::::::|:::::イ
   Y:/::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::--=:::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::::\
  /:i/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:::::::!::::::::イ
.<::::::::|:::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::/:::/:::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::|:/:::ハ
 \:::!:::::::::!:::::::::::::::::::|:::i:::::::::ヽ::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::/:::/::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::!::::::/::::::〉


ガッツはその経緯をここでは語っていない
「色々とありまして」とはぐらかした台詞だけを残している

しかしハクもやらない夫も、それ以上は追及していない

いつか彼の口から語られることもあるだろう
それまでの楽しみにしておけばいい、と考えていた
.

34 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:09:12 ID:a7ea94fd


              _
           y-一´-: : : : : : : : : : : `: .、
     / ̄ ̄':´: : : : : : : : : :\ェ、: : : : : : : \
    /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヾミt、.: : : : : :ヽ
   /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :  \ミ》、: : : : : ∨
.  /: : o: : : l: : : : : : !: : : : :   . . 。:  ヾ心: : : : : :.',     「あ、そうだガッツくん
 ,': : : : :゜: : |: : : : : : ト、. . .: : : : : 、: : : : : . Ⅶト、: : : : :.',
 l: o: : : : : :ハ: : : : : :.ヘ\: : : : :__:1: : : .Vf´二、: : :.l.     この前のお皿、とっても良かったよ
 !: : : : : : : :| ヘ: : : : : :.ィ ´ ̄: : : : :ヘ: !: : : . l/::::::ヾ',: : !
 |: : l: : : : ,+-─- : : : : ', __\: : ___:l:|: : : : |{:::::::::::}:!: :!.      あれでお願いしていいかな?」
 l: : |: : : : :l l  ヽ\: : : イ;=≠示寸ハ!: : : : !ヾ:::::::ノl: :!
 l: : ト、: : : :|⊥二_\\: ´! V、_⊂リ l: : : . |\二ノ:./      _ .-┐
 ヘ: :l ヽ: : :!ヾVuハ   ` ` ゝ一'  l: : : . lミ彡´:./  ,>. . :´: : : : : : !
  ヽ{ 丶: :lハ `ー' ,     //////::/!: : : .i、: : :/:/{/: : : : : : : : : : : /
    \ \八l;//  __     ;ィ|: : : ハト、:/_/: : : : : : : : : : : : /
        |`ゞ、  ∨  ノ  /。 !: : /、ィ_´: :!:_:_:_:_:_:_:_:_: : :-─!
        |: : : | `> -イ\   !: / ノノ\.{、.-.-.-.-.一: :´ ̄l
        l: : : !        丶  l://´: : : :ヽ\、: : : : : : : : : :l
        ∧: :ノ       _/: :} /: : : : : : /: :_\:丶、 _:_:_:_:__!
         V       //: : 「r´: : : : : : :./:/´  `  . `丶、_
                ヽ,ヘ: : :!,ヘ: : : : : : /: :i      ヽ:、: : :`:ー<__
                /i: /\|}:/\: : : /: : :l       V\: : : : :/
.               /: レ: :|::|:/::/:\: l: : : !        ト\\/
                 / : : : : f´::ゞ': : : : :ヽ!: : .ハ       l ヽ/
           , ' : : : : : : : }:::::::}: : : : : : : : : :.ハヽ      !: : :\
.               {: : : : : : : : :l:::::/: : : : : : : : : : : :.`}     {: : : : : \


グラスと食器を洗い終えたハクが、カウンターに戻ってくると
自分のグラスに酒を注ぎながらそう切り出した


                                        / ̄ ̄ \
                               -`  ⌒ ヽ、_    \
                                 ´   ●)(● )     |
        「皿?                       (_人_)    |
                                      '、       |
         ハクさん何か頼んでたんだ」               |         |
                                    | 、     .ィハ、_
                                    ≧ュ─ー ´ /.......ヽ
                                 //Y:::ハ、 ̄/...:::::::::::...>、
                                 ,.<..::/:r〉:::li `y .:::::::/::::::::::::::::::..ヽ、
                              /.::::::::/:::{,'::::|i  / .:::::::/::::::::::::::::::::::::::∧
                               j ::::::::::> :.{::::::l / .:::<:::::::::::::/..::::::::::::::Λ
                              i :::、:::〈 :::i::::::レ .:::::::/::::::::::i:::::::::::::::::::::::::}
                                i :::Λ::::', ::i:::::/ .::/::::::::::::::V..::::::::::::::::::::イ',
                                | :::::Λ:::::', :i::/ .::::::::::::::::::::::V..:::::::::::::::::::::ハ:i
.

35 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:09:39 ID:a7ea94fd


やらない夫の疑問に、ガッツは頬をかきながら告げる


        |   )、| V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
     | ヽ!`レ ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
     | ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    、レ':::::::::::::::::::::::::::,/,;: /N、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
     )::::::::::::::::::::::::::ト    ヾ}:::::::::::::::::::::::::::::::::::,へ、::::::::::::::::
  ミ∨ :::::::::::::::::::::::::::|ヽ\、  }::::::::::::::::::::::::::::::::/ ,ヘヽ::::::::::::::
 \ヾ::::::::::::::::::i::::::|::::::ト   |{  ~ =ミ彡、::::::::{/     ヾ:::::::::   「最近ちょっとはマトモな物が作れるようになりまして
   >:::::::::::::::::{ヽノ / _ -¬         三〃      }:::::::::
 〃⌒>:::::ト、::ヽ   /::::::/    u  ///   勹  /人::::::.    アネ
   / / | ヾ   ,ノ:::/  , ┐    ' "     T   l `ヽ,、    姉さんに報告したら、見せてくれと
   i{ i{ ル   /::::r' 、 / ( ソ゛          (_ ノ    
   ヽ ヾ  !  ミ三  )L 〃                 「 ヾ       んで買わせてほしいってコトに」
        ミ、      ~                 Ξ|!  ヽ、
          |___                 三|  i  
          |       u         , -====ー".
          |               __/:::::::_、::::::::::::::::
         ノ    __,        u Z:::::::〃三{ i!三三
         ヽ_  -¬_  _  ―、   从ii彡三三{ }三三
              `┐      _ -彡 三三三! 1三三
                  └ 、    〃、 ヾ三三三ミ! |三三
                 |   〃三ミ、 ヾ三三三{ |三三
                 ヽ 〃三三ミヾ ミ三三ミ{ }三i
                 /三三三三ミ、 >三三L !三/


                                           / ̄ ̄\
                                     /_ノ  `⌒ \
                                _           | (● ) (⌒ ) .|
                               | !        | (__人___)   |
     「へぇ・・・やったじゃないか」     | !        |  ` ⌒ ´   .|
                               | !   ,.-,    |         |
                             _,ノ ┴、/ ,/       ヽ       r
                            r `二ヽ ) i      ヽ _ 、___,   ト
                             |  ー、〉 /     _,,,,ノr  `   /i\,,,,_
                              |  r_,j j__,,.. r''''"/::;| \`'/   ,'::;;;r;;;;;;;;;;;;:: r ‐-、
                              |   ) ノ ::::::::;;;;;;;/::;;;;|  /\  /::;;; l;;;;;;;;;;:: ::;;;;;;;:: ヽ
                            ノニ-、 ,/::;;|:::;;;;;;;;;>::;;|/(::::ノ \/::;;;く;;;;;;;;;;;;:: i::;;;;;;;;;;;:: }
                         √..:::;;; ヽ、〉;:;;|::::;;;;;;;;{ ::;;;;;|  "::く  /:::;;;;/;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;:. ノ }
                          /..:::::;;;;;;;;;;;;;;;〉;;;;|::::;;;;;;;;;:{ ::;;;;| |:::::::| /:::;;;:/;;;;;;;;;;;;;:: |::;;;;;;;;;;;;;;;;:: }


どのような事象であれ、自分を評価されることを嫌う人間はいない
ガッツの口調はぶっきらぼうなであったが、その中に喜びが見え隠れしていた


36 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:10:06 ID:a7ea94fd


       .、ゞ‐!゙i; ;/;;ノ;;;;:;ノ:;r‐;;'";; ,,,,;;: ;:;:;:
      __ヾ`ヾ;:゙i、i;;i;;i;;;;;/;;;;:/;:;:彡;;;;:;:;彡;
      `ヾ;;ヽ、;;;;ヾゞ;,ィ;;;;;彡 ;:;:;:;::彡;;;;;/
     .,.フ;;;;ゞ;:;゙y';;,ィ;!l;;iミ;;;三;:;:;:;:;:;三三.          「あ、でも姉さん、ちょっと時間ください
    i'´i;ィ;;イ:;;ト、;i ゙、ヾ;iヾ;;;;:三;;;;:;;:;:;;/,、ヽ
      l;;!、;;|、;l ゙i,  _,,   `゙'三三;/ん、 ゙i.         もしかしたら作り直すかもしれないんで」
       ゙i;!  }、  ,,r;;-'     三シ /⌒'i l.|
        l_,.ィジ゙__,,..,       `‐/ /
           ヾ゙::ヘ;!__/        ゙) /
           .j       /     {__/ .;
         /`            |   ;
        .(              :|   ;
         `'''‐、             /:l   ;
           〉-─         /: :l  .;
           .`'i      /:::  :: __,r─
            j     /'⌒i  // ,ノ
            .ヽ、,,,、-''´    V ////
                _,、イブ/ /:: // /
               _,//:/ i゙./ /: //∠
              ./ i: i゙ .レ' :::::レ' /;:1/


そう言った彼の言葉に、ハクは「え?」と間の抜けた声を出してうろたえる


                                               /⌒
                                               {厶-‐-ミ
                                              x<  ̄`ヾヽ  ヽ
                                         /   刈  い n
                                           「 / /\i |  L」[]  }
     「え? 別に悪いとこ見当たらなかったけど…        | i 7ー-弌|  ヒr'シ}   '
                                            | | !:伝≡:|  |∪フ /-‐=ニ7
       わたし傷とか付けちゃってた?」                 И:Ⅵ ''"´   |T´ , 仁二ニ′
                                          人 {   u i  | Υニ`マニ7
                                           }小 ⊂つ|  ! 圦ニニ>.  
                                               _! 7フ瓜  | j  ',`く_
                                              Y´ K  { l ム ′ 〉 }`ヽ
                                             j |〉 |` レ ´ ; / /  }
                                           f==7〈 |   ,' 〈   /DTM
                                  r f⌒ヽ.    /ニ7  \| / //  {i====!
                                  「しし^「ヽヽ.__/ニ7   }:| ,' 〃/7、 マニニ|
                                 /し   > ヽマ≧,′   圦{/ /し'7ヽマ=-ミニ{
                                 し'⌒ヽ__,、__,} iニ八    「:::7ノ  〈/ ハ マニニヾ
                                        |≧x| lニニニ`ト-=と,.ィ=、  と | |ニニニ}
                                      !|:i:i:i| |ニニニ| 〉 i:i:| {`マ´:::} !ニニア
                                     辷ノ丿ニニノ /  i:i:i|  \辷'厶イ
                                       `¨´ ̄ ̄ く  i:i:i:|      |


       ._iヽ|`‐┘`"V`;-'`i'、li/i、iヽ,、
     ..>;;;;;;;、ミミヾ`ヽ、\ヾ川|! ノノ_丿
    .._」;;;;;;;;;;ヾ\ミヽ\ヾ、ヾ〃i '~=、
    .>;;;;;;;;;ミ;;;;;-;;;;;;ミ三ミ/::~)ソ ,、ミミ、
    ゞ;;;;;;;三二;;;;; ̄=={  /" !ノi!))
    ..~);;;;;;;:;;;;;;;:__-二三フ   ='`ヾ;; (      「いえいえ
    〈;;;;;;:;;;三/ノ\三'  U  "、__;:"〈
      ノ;;;;;:;;彡!ヽ 〈L'゙ :::::....   ゛ "`-,.       そういうんではなく」
     .ノ;;;;;:;;/!/`ヽ-'         r ‐'"
   .ノ /`'"'  ,'   |          __〉
    /;;:  ‐- / i  ヽ_          ,!
   ┐ _,  /  |  ;  ̄_`::..    (
   '  -二{   i  ;   i / ̄` -ー'
   .ノi_ ヽ,ノ\ |  ; ;ノ/
.

37 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:10:32 ID:a7ea94fd


            _ivfv'レN´w'rz
           _iゞ.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;;;;;㌧
         `ヾッ.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;;;;;;;У
          ´7;;;x㏍К㍉レ.;.;.;,;,;,;,;;;;Ζ.        「まだ名乗れたもんじゃないですが
          '^!i^kX'゙゛  .:{rヘ.;.;.;;;;;ζ
            Z ;.'ー' ,.::::゙£};;;;;;;;;;ゞ=-、.       職人、としてやっていこうってんで」
             /__;:   .::::::::r .^^'λ 三ミぇ
              了二つ ::::/;: .::  .::ゝ三三ミぇ_
               ン rー冫:::::::..  :.. ..:::ヾ三三;=/
             _,> .二Y´乍=z:::.   .....:::|三三/ミぇ_
.           ノ.K ,-=.Y 三∥:: ,; ,;::.._z-|三/ぇ::::::::...`ミ.、
       ∠.三i| ヽ  ノ;三∥;_;;zr-― .::}》'三i三三ミ>:/:ヽ




         ヽト _ゝト__ト,, __イ-ヾ─,
      、>`ヘi:::::::::___::≡_:ミ::::::=二--i_____
    _ヽ_-`::::::::三__::::ク///ノミ,三ミ;;;;;ミ:::::::<__
  丶二`:::::::::::彡エ゙/:ノ/ll::ノ/i:ノ!:::ミ `l`,ミ,:::::::, ,<ヽ
  _==ラ ヶ/!:::::ヶ//ノi f//ノ,)::l!ノハl\,:::::ヽ ヽ トゝ
  イ 彡/ヶク::/:::/レ:::::i//:/ /::リ.ll::i!!::::l \`ヽ::iヾ
  /イ/ ´ ´´/ノ:::::::::::/l::::イハ´:/i:::ノlヘヽ:i, iwi ` ト       「いまの自分が出来る最高の物を
  ノ/  ;; イ:::/l::/ .i/__}:/-/´レl::レ!!:ヽ::\ i_\i
 ´ ´lイ /ノiノi:l,,::!_,:l i/;;;;l´彡 ´`ヾノi://::::::ノl /ヘi,`、.     ―――渡したいんですよ」
   /ノ!ノ,-;;;;;;ヽ、 ヽ  r_i:ク=ゝ/i/:i:::/::/./ニヽiヽ
     l ヘ-、  _.!-.i ヽ,         !イノf__ノ ` }!
     ´ lノ!- ̄ /.ハ i      i   .l;ノ/.) 厂イ
      /i  / ヽ_ヽ,i      .l       /:::lヽ    .∧
       !  i.!、 、,ノ      l  . ┌7´ `ヘi    /;;;i
       `i  ´`-,            !`    \/─彡:::!
        `i /_´─ ̄ 二`      / __/`-´彡ヘ彡彡ヽ
       _ /´i ヽ─ ´ ̄    ,∧ ノ/ヽ!:::::::!::/,,,,<´:: ̄
      __l::::::::`i         ,/::::::ヘ,.\;;;_`_ ,-<:::::::::::::::::::
     .ヘi:::::::::::::::\     _,ヘヾ 彡::彡- `:;;;<::::::::::::::::__::::::
    ノ::iヽヽ:::::::::::::`i7ヘ-´:::::::ヽ 彡:::-─´´:::::__::/´ ̄   `ヽ
   >::ヘ`.ヽ:::,ヘ-´;;:::::\,::::ノ-;;;´::::::::::> ´
 -7´: ヽ::::iヽ,!/::彡 彡:: <::::::::::::::::::::/
 /:::::::: `!;;ノ´_彡 -:::´::::::::::::::::::::::::::::/
 :::::::::::::::`-ヘ  :`ヽ:::::::::::::::::::::::::::::`l


そう言った彼の眼は、酒のせいではない熱を帯びていた
自らの意思を表明するような、強い熱量

信念、と呼ぶものの芽がそこにはあった
.

38 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:10:57 ID:a7ea94fd


その熱に当てられた二人には、自然と笑みが浮かぶ
意図せずとも、次に出てきたのは感嘆の言葉だった


              ____ ____
            /¨ ̄   ̄`ヾヽ  ___
           /  ,,.x≦⌒   ´ ̄   ミメ、
          /  //   γ´{    ⌒  、  \
           / 〃     {  ハ  ヾ       ヽ   :.
            〃 //      ハ  '.   '. i ト、      ハ
            /  i/    /イj ∨   :}从 \      :.、
         {{  il :   ,',' {{  廴,  、j_ヽj^刈    }‘,
           ル'.:   li ‐七¨ ̄',   | ̄`¨卞 }!    | }
         ヽ小  i  ル  __ V  | __. _j |i   1:| ノ..    「あら、カッコいいじゃないですか
          |i从  i  Kx===ミ. ∨ } ,===z, !i   ハ}
          || ヾ ハi : i xxx    Ⅵ  xxx リ   / リ         オトコノコしてますね~♪」
          ||  个从八      ,     / / /
             从 __∨ 込≧=-       ノイ//::メ、
            \:::::∨ハヘ>. `   ´ イ:j  j〈::::::::::::>
             Y ̄Vハ〈::} >--< ,i._l  i ハ ̄Y
               K´::∨ .',∨       |  リハ}::::┤
              !:._イ∨ .';:∨ ',   /  {  :!:::::::L>.
           γ´  i:::::', ';:::',‐-   -―ハ i|::::::::j   ヽ
           ,'    |:::::::} }_厶     /::! :l|:::::::::l     :
           /i   i |::::;イ /::::::/    ノ:::::| リT¨ヽ}Y   卜、
         /:::::|   Yレ'j.:{∧:::::!       ヽ::::!j i l.:.:.:.:j!    |:::::\
       /:::::::;' |   {::::j: :i:::::';::l  ':. .:´ }:::lハ i ';.:.:.:|   |:::::::::::::>
      ∠:::::::/ | _  |::::! !.:.:.:.|   :. .:  j.:.:.:.} } }:.:.:.} _ |`ヽ/
         `ヽ /!´⌒`ヾ:::{: :ハ::.:.:.{: . .::} :{: .. :j.:.:.:.! i !:.:::j´⌒ヾ}/
             ゙|.:.:.:.:.:::::i|:i:!: : :.';:.:.ヘ : .:ノ 乂:./.:.:.:! i |:::::;l::::::.:.:.:.!
          |.:.:.:::::::::l|:i::|: : : :V;;;;;\    /;;;;;;;;| i |;彡l!::::::.:.:.:j


                                   ./ ̄ ̄\
                                  / ヽ、_   \
                                 ( (⌒ )    |
                                 (人__)      |
                 「全くもってその通り」     .r-ヽ         |.
                               (三) |        |
                                .> ノ       /
                               ./二/ ヽ     /
                               //// へ>个/ <
                              .|////ヽ /\///)
                                ̄ ̄ |\/////|


二人からかけられた賞賛を受けた当の本人は
罰が悪そうに再び頬を掻いている


       ._iヽ|`‐┘`"V`;-'`i'、li/i、iヽ,、
     ..>;;;;;;;、ミミヾ`ヽ、\ヾ川|! ノノ_丿
    .._」;;;;;;;;;;ヾ\ミヽ\ヾ、ヾ〃i '~=、
    .>;;;;;;;;;ミ;;;;;-;;;;;;ミ三ミ/::~)ソ ,、ミミ、
    ゞ;;;;;;;三二;;;;; ̄=={  /" !ノi!))
    ..~);;;;;;;:;;;;;;;:__-二三フ   ='`ヾ;; (
    〈;;;;;;:;;;三/ノ\三'  U  "、__;:"〈    「勘弁してくださいよ…」
      ノ;;;;;:;;彡!ヽ 〈L'゙ :::::....   ゛ "`-,
     .ノ;;;;;:;;/!/`ヽ-'         r ‐'"
   .ノ /`'"'  ,'   |          __〉
    /;;:  ‐- / i  ヽ_          ,!
   ┐ _,  /  |  ;  ̄_`::..    (
   '  -二{   i  ;   i / ̄` -ー'
   .ノi_ ヽ,ノ\ |  ; ;ノ/


ほろ酔い程度ではいられないと思ったのか、ガッツはグラスの中身を一気にあおった
.

39 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:11:24 ID:a7ea94fd


そんなガッツの姿を見ながら、やらない夫はある疑問に支配されていた


           / ̄ ̄\
         /  _ノ´ ヽ、
.        |   ( ●) (●)
        |   (___人__)
            |       _.ノ
          |     _/__゙ヽ_
         j、_    (〈_r- ヽ ヽ、
        √::::::...`ミュ、r'、〈`ヽ、 |
        /.::7 ̄ ̄. : : .:.:.ヽ_ヽ   ト、
     / .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..\Yー‐ソ,
      ,' .::::/.::::::::::::::::::::/ ⌒ 、ヽ,:::::::::|
      i .:::::::::::::::::::::::. ::::::::::::::..ヽ::.',::::::::|
     i ::::::::::::::::::::::/ .:::::::::::::.::::: }::::;::::::::|
     i ::::::::::::::::::::::l .::::::::::::::::::::: ,.:: i::::::::|
     ', :::::::::::::::::::::;i .::::ヽ::::::::::::::l_:::|:::::::|


幾度となく聞いたことではあるが、何度も浮かぶ疑いの気持ち

理屈では分かっていても、感情が納得しない
心に刺さったトゲのような感覚


           ヽ;;;...ii;;,,ヽトl∨ノハ ,,,,/;
         、 ;;;iiゞヾllノトiiiiノ!!ii;i`ノ/;/i`/;
        _ミミヽミ´;;;ll i:ミ》l ll>ゝi,ii,lliiヽレ;;/l/l/
       >=r`illミミii;; i;巛l`∨ii/ト iハノir::i/リ!lli
      ,-;ヽミii:ミミ:l{<ミiii i i、i:::iii::liiilll::i i/i:ii ii lll彡/
      -,-´i;;;;ミiミミ!!;;.>!!>)i{iii::ll´iii´iハ;ii;;ii;ii,i,i;;ii`l;iレ;
      ∠iiミii;;;、i,,、iトiiii,`iillllii;;ill;:ii l;llii liノl:ノ/l/ノr-
       /:::ゝlミ,;;;ll;;..ミlillilll>ヾl;iヽii ll,iii:::ll;llll`ii`//7
      ,」ミミ巛ミii::::::: ´´.//レ,,//`iノiiiii:::llll::ii:、ノ彡
      >ミ、ミミミミiiミ/ ./ll/./i//iハヾヾiYiilヽゞハ
、     ヽ, k=、;ミiiミ    レ iレiリ/i l.lレiリl iil lli           「何か?」
::ヽ     .<l:::r-コiミ  <巛ミ=:lwii .:jii リ /レ;illゝ
::彡、    .1ヽヽソミ   <...  ̄`.ミ、:: リ/彡》_;;/
::::  \   /ハハ,ヽi::    `─´ ̄.ソ ; iノ二゚ノi
 //iiiiiii:::iii/  :`:1::::         ; l    i
iiiiiiii:::iiilllii::k   ` ::        ... ::: .l   /
llliii::iiilllii::iiiiヽ::   ヽ       ヽ-,__,:i.  /ヽ、,;-;、
llll:::iiiiillll::iiiiiiiヽ, ::::   \    _____, ./liii::iiiヾllll::lli:iii
iiiii:::iiiilllll::iiiiiilili:: ::  ::::ヽ,   ヽ─-´/llllii::iiiiiii::illllll::il
:::lllii:::iiiiiiii:::iiiiii:\:::::: ::::::::\  `─´¨ イllll::iiiiiiiiii:::iiiiiii::i:
::::lll::iiiiiiiiiiil::iiiiiiiiiii\: :::::: :::::`───´iiii:::iiiiii:iiii::lllllllllll::


腕組みして考え込んでしまっていたやらない夫の姿を見て
ガッツは当然の疑問をぶつける

やらない夫は腕組みをとき、グラスの液体で喉を潤してから
その疑問を彼に告げた
.

40 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:11:51 ID:a7ea94fd










            _____
          , '         ' 、
        , '               ' .
        ,'                 i
       ,'                 |
.       |                 |
.       |         ___ ノ ゝ__,
.       |        ( {::::::} ) ({::}).     「キミ、本当に年下?」
       '.     u.       ' . .j
.         '.       (      j )     ←25歳
         }  人     ー――´ー
      __ノ    \        」
      }////` <  `: ..     .,'
      /_/////////` <r'´ ̄ ̄
.     //////`/<///////ハ
    ///////////,`/<// 丿
.   ////////////////////ヽ
    ム///////////////////// `ヽ
.   ハ////////////////////////ハ
   {///////////////////////////}、
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                           ∨  ∧      |VN   |! :/:::::ノ::ノ::ノ:::::::::::,:イ::::::ノ::::::/:::::::/__ _ /
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                           ∨  ∧./{ .| ー ソ{ ( r >- ≠=一ヽ  ヾ=ニ三彡::::::::::::::>
                                ∨  ∧ ∨ _, j    γY ひ > "   `ミ.三三≧::::::::::∧   
      「ほっといてください」            ∨  ∧  `} ̄/-    .ゝ `≠"       〉三γ `Y:::::>
                              ∨  ∧  ;/           ノ`ー、 ヾソ,;{ j !:::::(__    
                       21歳→      ∨  ∧ 入r  _ 冫       ヽノ^"´   ノ ー /::::〃 ̄
                                  ∨  ∧ i  ` ¨            、 / ィヘ イ:::::::ゝ
                                 ∨  ∧! Y´二 ー 、     ―=<∨ゝ j  Y从〈
                                ∨  ∧〈 ` ̄´ ̄ ′'        `/ /   ∧ |
                               ∨ / j  ̄ ̄         . < _/i::::\人人ノ
                               /\ _.ノゝイ|!/.{    、 _     . < ___ノ、:::::::ゞ:::::::\\\
                            、 .イ:::イヽ::::::::::::::\ _ゝ __   -=__ ノ、::::::::::::::\::::::>――
                            \:::::::イヾ、:::::( ̄ ̄:::::::::|   ハ ̄´ヽ:::::::::::::::\::::::::>:::::/:::::::::::::::::::: 


                                                  【オワリ】


.

41 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:12:25 ID:a7ea94fd

                     (乂_: : : : : : : : : :|::|: : : : : : : : : :_乂)
                       (乂_: : : : : : : : :|:」: : : : : : : : : _乂)
                           (乂_:_:_:_:_:,...:':.:´:. ̄.:.::.:二:.:.、:_:_:_:_:乂)
                        (乂乂乂/.:,:.:.´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ:\乂乂乂)
   これにて、第01話終了かしら     .____/.:∠.:.:_:_:.:.:.:.:.i'⌒Y⌒゙i:.:.:.:',
                             }厂¨¨7:./\:.:.:.:.:.:.:.:.:.ト={薔}=イ:.:.:.:.}        \
                        {{   ;':.:;   `ー─==\仆/、_:_从__, -y' ̄:ヽ__)}
                              ,{:.:.{       ィテ=ミ   f; )〃:/〃:{/{:イ\:ノ
                             八:.:.'. ⌒_     {ト:::::j}   _厶{{:.:{:.{:.{'  ̄ \
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.  j:::::::::ji:... |                     (___ノミ:}( \}レ{,_  〈j \ ̄介    / |」\]   \
.  (::::::`¨:j:¨´                      ` ̄ ̄´( \ノ:|〈フ)、____ノ \    |
.  ∧:::::-:::イ                            ̄,|:::|_У} ヾ    〈_\ 介|
.rー'   ー‐' |                                /::}:::K_丿 :   /ヾ  r^y|
.弋ミNイ::}_{:.. ヽ                          {::::[]::::}   |   /   _(У |
.从 (::..... Yアミ  \                          \:::ノ、__/   /  _(У: : |
.  ヾ::::.从:::....... Y `ヽ                               /  (.У: : : :|


42 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/16(Thu) 21:13:08 ID:a7ea94fd


       |、   (⌒×⌒)
       | `二¨ヽ〈 八 〉 |          さて、次の投下は明日 3/17 21:00から
       |   _ ` トイ'、l
       |  ィこ:Y_| Vハ/.            本編ではない軽めのお話を
       |   {しリ`イ ソ
       | ̄ }   ,、.ノイヽ   ..::ー-、.     「幕間」として投下させていただくかしら
       |ー_'_ イヽ Lヽソ〃::::..  ',
       |lヽ⊥〉  ハ {ソj:::::::::ji:... |
       |ー|┘    V´(::::::`¨:j:¨´
      r-、_ 〈 、 l, ィ、ヘ ∧:::::-:::イ
     └j  !\-くノ:ト、〉}   ー‐' |
       {_ ノ|    |」l_!イミNイ::}_{:.. ヽ
       |:::::j      人(::..... Yアミ  \         なんだか第01話は真面目っぽい内容ですが
       |_:ムzェ--'´   \:::.从:::....... Y `ヽ.     昔から真面目なのは最初だけです
       |   └ヒュ、_    }三三ニV jハ .j 
       | l   l └'冖=ュォ’三三三チ | || イ     それでは、今晩はこれにて
       | l    l  l 丿ミ三三彡' :| || }
       | ヽ   l  l イ   }={    :: || j
       | 、 ヽ   ノ ネ、  }={    :: ヾ ヽ
.

43 : 普通のやる夫さん : 2017/03/16(Thu) 21:15:54 ID:494c8f14
乙でしたー
人間と亜人の交流が微笑ましく小気味いい

44 : 普通のやる夫さん : 2017/03/16(Thu) 21:20:03 ID:e6a6927d
乙津
どんだけ荒波に揉まれてんねんって重厚さだよな、ガッツ

45 : 普通のやる夫さん : 2017/03/16(Thu) 21:32:36 ID:e4317b43
乙乙!
まぁない夫の疑問も当然だなw

46 : 普通のやる夫さん : 2017/03/16(Thu) 22:11:56 ID:eeee1ce6

で、ハクさんは何のバッカスの亜神さんなんでしょうかw

47 : 普通のやる夫さん : 2017/03/16(Thu) 22:29:02 ID:1b10ae3f

ドワーフ、なってみたいなぁ
何よりその情熱がほしい

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