亜人はBARに居る 第06話 「アザナエル」

目次 現行スレ

457 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:00:30 ID:2a2bcd22

それでは、投下開始です

今回の推奨BGM的な何か
ttps://www.youtube.com/watch?v=NmlSN2UYovk




458 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:00:57 ID:2a2bcd22


セイレーン

神話に登場する幻想種であり、美しい女性の顔と鳥の体を持った怪物である
海の岩礁や陸地の上に現れ、竪琴の音色と美しい歌声で船乗りたちを幻惑し、遭難させると言われた存在だ


                                   __
                              ,. ‐'",,、``ー')
                              ノ 「`´ ,オ` <
                              〃〉.iゝ;´'"レ| 「v. ヽ
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           / 、 i. ,イヽ   レ  ', ソ ///. ヽ  /  ヽ`i :i:|   \ \`リ.   ` .| /!レ' i ! .i  ',    !
          / ,  |イ/ i  ヽ / i\i.  ///|:   `y'   :| ! !:|     \_ソ      .レ'/  レ'.! j  i∧ ,  |
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       ヽ. ',. ヽヽ   \                 | ::i   |
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                             | ::}  'r'
                             | ::i.  |
                             | ::|  i
                             i   ruノ
                              !   |
                             〈  i
                              ヽuノ


このイメージは中世以降から変化しており、鳥ではなく、二又の尾を持った人魚としてセイレーンが描かれてくる

これは海岸の陸地を目印にしていた航海法が、羅針盤の開発により沖合を遠くまで航海できるようになり
セイレーンのイメージが「岩礁の鳥」から「大海の魚」へと変化したものと言われている


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459 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:01:21 ID:2a2bcd22


それらの逸話に漏れず、亜人としてのセイレーンも、歌に優れた種族だ

セイレーンの歌声には魔力とでも言うべきものが宿っており、聞いた者の心に直接響いてくる
その歌声は、一度聞けば他の音が耳に入らないほどに陶酔させるのだ

発覚した当初は危険視されていた能力だったが、その問題に解決策が提示されるとほどなく沈静化する


-t=ー-┘. V ̄:::;':::}  ヽ  Y´:::ヽ_::::::::::: ̄二ニ=_
:∧    : V:::ム-ト - _)  :i!::::::::__,≧≡´ ̄   `ヽ
:::∧    :.. V:::::::::l     :::!::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:..      V                    ノ
\:ヘ     :. V:::::::l     .::::i::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.       l            _,,.. -― -ィ´/__
  `ト    ..:: ゝ ::::{    ..::::::ヒ_:_:_:_:_:_:_: _        lト       ィ''^^ィ ~/       二=~_
  .λ _.......::::::::..\:ヘ ...::::::::::::::弋::::::::::::::...ヽ        ハ´     ノ゙ '゛       (           `ヽ、ノ )_ノ
.....::::::\      ::::ヾ、      ::ヽ::::::::::::.       ,'  V     )_ノ   (     `ヽ      .`     ̄ ¨‐-イ
     \     ::::::',        ト::、          {   _ノ´ /仆     `ヽ、. `ヽ     ヽ   "二 ̄` ー--‐ ⌒
\     \       ::: !       ゞ            マ ノ゙. / ,i' _,,ィチヽ \  \ ̄`¨メ ゞ、   ` ー--‐ ⌒
_\     \    ::::k           /       マ( //  レ'  ゝ、 `ヽ、 ゝ、 `  ~ヾト、   ̄` ー--‐ ⌒
  `ヾ          .:i;j:.           /           ∨//  `\ __,,≧、  Yk へ ≧r=-x、   \ ´`ヽ_`ヾ_
    ` ー‐==-_           /           {ノ゛  { ,ィ¨匀沁 `ヽj;! \rヒミ心、 ヽ     ヽヾー-~⌒
              ̄≡=- _  -<            ,|ハ   V i!ゞ ;rリ      `ト りハ ヾ !ト、    トヽ
             _ -=フ  ,、..''" \           !!ノ`、  マ'>-'"  '     ` ‐-   (        ` \__
          ,、..''"      _  ,、.''"`\         ∨ ノ 八                  j!` ー--‐ ⌒ヾ ー~⌒
      __,x.'゛ ,、.''"_ -=フ     .,、:.''"\        '、  )  ゝ、  ,.:::-::..、        ハ  `ヽ     `ヽ
      ⌒ブ       ,、.''",、.'.'"     彡\       ゞ 八` - 、\ゝ - -'        〈 (       ヽr `メ⌒`ヽ
     __,x㌻       .,、.''"    x-=フ ̄.''" ''∧        ハ( >`、ヽ ヘ         イ  ) `ヽ` ‐x ーノヒ´    ゚。
    /  ,、.''"    ,、..''"二三 ̄''",、..''",、..''",, ∧        ヽ、ヽ >j__ノ     _ イ (  / ., '   ヽ⌒\:::⌒丶
   У  ,、..''"  ,x.'゛  ''"  ''",、.''"  ''"  ''" ∧        .`メ㍉气ミ=-、 -= <八ヾ、  /ヽr ⌒ヾ´丶:::.::::::::::::}   ゚。
  /      ./~~,、..''",、..''"  ,、..''" .、..''"  ''".∧          \V      /  \.(\(   -= .'';:::    ::}   ゙
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   /   , </  ,、..''"  _ム,、.  ,、..''"    ,、..''"| t  | `   `ヽ    ',      マ  ∨  ',;:: .''  ::''        ,゚
   /   Y´ , '      , </ ,、..''"    ,、..''"  ,、..''"爪  |       ノ     }       ',   ',  ∨:::''  '':   /  .。
  ./  八 V      Y´ , '       _ム,、  /   :/ (ヘ /     .      /      /     !  マ:''  ''   :/   ,゚
  {   ゞ、      八 V      , </    /   i   j へ        ./      /     i   丶::''   ::/   /
  {      ゞ、   ゞ、    Y´ , '     Y    ;  }   `` ー- -‐ー´             ノ     \  ::/   /


一つは、歌声の"力"は歌っている間だけ相手に干渉するということ
もう一つは、"力"はデジタル化された音声には宿らないということ

この二つが解明されなければ、人類の音楽は淘汰されていただろう

もちろん、セイレーンが生の歌を禁じられたわけではなく、その歌のファンであることが明確なライブ会場や
合意を得られるという条件の元なら、存分にその歌を振るうことが出来るのだ


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460 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:01:46 ID:2a2bcd22



(;ノ";";~);;/  (ヾ ;";(;;";)
     ((;ノ ;;;";"ヾ';''ヾ;( ̄```' ‐ .、._,,
             (;ノ ̄```' ‐ .、._,, ̄```' ‐ .、._
            ヾ人);;;::::::.......    ̄```' ‐ .、._"'ヽ
              |(;ノヾ;;;::::::......          ヽ ヽ
              | (;ノ;;;::::::......           ヽ,..;;'.           これはそんなセイレーンの
              |((;ノ;;;::::::......           , i.;:::|
              |(;ノヾ;;;::::::.......         /二二二二二/i     歌に秘めた思いを語る
              |((;;;;:::::.....,           | BAR   ...;;| |
______________,,| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l       |: AXANAEL .| |.     一つの夜の物語
__|__|____|__,,| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l;;;   |_____;|/
_|__|__|__|_| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l   |:|∥.;:| |:| ∥
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461 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:02:12 ID:2a2bcd22






                      ┌─────────────┐
                       亜人はBARに居る

                       BAR -AXANAEL-
                      └─────────────┘

                      第06話 「アザナエル」








462 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:02:39 ID:2a2bcd22


その日のハクは、普段の開店より二時間ほど早く店にいた


                       , -、
                     /'⌒;'
                   /´ ;'ノ
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                  ∥____
                ,.- '´    ` ‐ 、
              , ' ,. ‐ ー- 、 ヽ  ヽ
              ,' / / .ハ `  `.、、 ',
              { j  '∧'、  \ ' ., }
               '、{ : ;',.'_ '; \   ヾ',',,ノ
             ( i '、 {:j,,,_ヾ、. ヾ  ヽ !,!
                ゝ、::','、~´  '、、、ヽ 、'、!
           ,r‐‐‐"}ゝ!    , ヽゝゝト ',
           \,. - |: :i\    , "<!ヾ;
            <,  !: :',ノ、`‐ ´」ー-`j::: ',
                 '、ノ{:: :'、 `~~~´ `'、j;; : iー-、
              ,r '´ | ';:: ::'、ー-、 '´ ハ; : |\ ヽ
          ,'    |  ;丶`ゝ、   ノ 'リ;: | ー ', ',
          /     |/´ヘ丶ゝ.  、,  ノ; ; j ,> ', }
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          └;ー--=!   `ー-ミヽ;::::~:::;/ /   }┤
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       !:{ | 、 i//} ::::::リ;:::--‐‐ '''''~-ー- 、 ヾ、:::::::..... ,...- ',..-=ニ`;ヘ==''
       'リ ',  y,. '  j : ::::ノ    , '´ ,-、   `ヽ、,> ´  ヾ`.,} {イノ´
          ', ,'/ :: ',.} ::::;'ニ===ニ:/    ー'    ,.- '        ‐`;´~
           /_..:___ ソ :::{ー--::;ノ   ,. -、,. -'´    ,..-'´ `~´
        . ‐'´~    ̄~~~~~~´   <,. - '     ,..‐'`;
       /           ,-、   ヘ     ,‐'´ニニ::ゝ
.       /          _ <ヘヘヘ     ヘ ,..‐'´ '、:::::::::: ',
      ,'       ‐、 < `、ヾヘヘヘ  ,..- '´:::ノ  `ヽ、:::::: ',
      i       ヾ.ヽ ヘヘ、ヾヘヘヘ>::::::::::/  ___ヽ;::: ',
      !        ヾヽ ヾヽ` ´、:○::/,...= '´:::::::::::~´::::. ',
     ',           ヾヽ `'  Haku, '´::ヾ:::  :::::: ::::::::: ',


彼女が手にしていたのは、一本のアコースティックギター
音叉を鳴らし、ペグを操作し、一音ずつゆっくりと調律していく
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463 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:03:04 ID:2a2bcd22

                   ,.  -‐…‐-ミ
                   /  ´ ̄ ̄``  ヽ
               ( (   ____ _     jノ
                 -‐ `ー´       `丶、
           ,  ´    /⌒         \
           /     〃   :.     `ヽ 、  [=]
          ,_  -‐… 7{ニ二ニ }ヽニ==‐- ', ぃ [=] 、
.       〃-‐    / |    j  ',     i H [_]
          ,イ   _≠―.|    ;        | H  |:|  i
      !/     /x=ミ、|   ナ―- _|     | H  !:l  |
       |  |i   / 《ヒソ |  ラ丐ミ |     ; H , ,′!    「…と、こんなとこかな?」
       ¦ !i  i.:.:. ー'八 / ヒソ》:|i    / j/://   ,’
.        ; 八 ;   ´  V   `.:.:.:.:.|   / /r7/  /
       乂  ヽ{           |  , ' /=し'}  /=ニ二ニニァ
            八    o         j/ ,==7 , ゙=ニニニニア
.           /  ,ヽ         _!  j-‐ '/  `ヽア
.          '  /   、__  、 -‐   /   厶-┐、   /
.        i  ;  /: : : : :ヽ   /  / : : : |こ\_/
.        |  |ア´: : : : / }  ′ /: : : : :|`マニ`ー- 、
.        f| ∠-┐ : : / ヽ  _/   厶-┐: :l   ` <ニニ\
.        ||  j斗': : :/    '´〃  /:| |: : ;     `マニニ\
.        ||/ : |: : /     /′ ;: : :|  | :/      }`マア´
.       /: : : : | :/ / /: : i   ⅰ : l  レ′      ;_,/
       ′: : : : i|/〃/,  -┤   | : : ; }         ハ
.       i : : : : : {厂 7´: : : : :| ,ハ{ : : ∨         /: ',
.       | : : : : {   /: : : : : : :| { : : : : /、   DTM / ! i


独り言と共に、ハクはギターの調律を終えた

本日、店内では馴染みの面子を集め、生演奏のミニライブが開催される
その歌い手はハク―――セイレーンの亜人である彼女だ


.    |ゝ「ノ|| | ',      |        /  |    |    |    /  ,. '    ,.∠ヽ
.\  |「 ̄|.|| |  ',     |      /    |    |    |  /  ,. '  _,r'-ヽf¨¨ ̄
.  \|| ij..|.|| |__',_____.|____/_____.|    |   / ,. '   _,. |-―‐:|:i:::::::::::
.....  ヾ―‐ヽ| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄!    ! / ,. '  _,.  ´  .|::::::::::::!:j,.-=ニ
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:ノ':::::::::Vー,ノ,..|  |    __,.|」       ト\    `{_}-=┐」|r‐-iT| !== !.!ト|!==|.|ー-= /
.ヽ'::トシ:ィ-_,.ー.|__..|=-=ヾr‐、∨   ..| |\\     `´ ゝ'ュ=-|.| .,_ノ!|=L、 .!.!「r-=|!
::::}_;::i-=>ニ=-ヾ、ハ   i|! ',.〉‐=‐-r1.| .| \ \         |.| fー||ニ=-|‐r|.l≦三|!
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. |  .∧∨      V! .//          ', .' ,.    \  \      ̄ ̄ ̄ ̄     >
. |   ∧∨      V /         i', ' ,     \   \__________
. |   /∧∨    }三ニ====ニ'--i ' ,       \
. | / /∧∨   // ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽヽ ' ,      \、
. ./ /  .∧∨ //              ∧∨ ' ,        `ー――――――――‐
.   , ' ̄ ̄ ̄.∧∨//             ∧∨ ' ,             | > > 、
...., '        /∧/ {                ∧∨ ' ,                | | >、 > >
. '――――./― ∨三ニニニニニニニニニニ二_∨  ' ,             .| ト、  ` 、 `
        /    } |       |     ∨    .i| |∨  ' ,            .| | ` 、
       ./    i ||     .|      ∨    .|| | .∨   ' ,          | |   ` 、
..    ./     .| ||     .|      ∨   || |  .∨  ' ,        | ト、    `
....   /     / /       |         .∨   || |   ∨   ' ,         | | \


この日ばかりは、ハクもマスターとしてではなく、一人の歌手として店に居る
そのため、代理のマスターとの予定あわせが、このライブを開く最低条件だ

マスター同士もお客も互いに仕事を持つため、なかなか日程が合わないが
三ヶ月に一回ほどの間隔で、この店は小さな演奏会場と変化する
..

464 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:03:28 ID:2a2bcd22


ギターの準備も終えたので、ハクは店内の準備をし始める

ある種の恒例行事となっているので、代理のマスターもこの店のことは分かっているのだが
任せきりというのは、彼女の性分に合わないからだ

グラスや皿が響かせる音が、無人の店内のBGMとなってしばらくの後
まだ開くはずの無い扉から、鐘の音が聞こえた


                  __
               , "     ゛ーヘ- 、_       、
          rニ;,   /             !ヾヽヽ、       )ヽ.
          {r、}   /         /     |  \ヾー--- "  j
        ヾ.'、 /  /j       /      !   \ヽ` ー-- "
           ヽ`、j //   !    /!     j    ヘ ハ
.            ヽr=! !     i!   i! | ,イ   ハ       }! |
            {::::ヘ}|!  | ,ハーt--r' |  i!ート,    i| !i
       ____  ;ヾ=ェi|  i|/ィオテミ!ソ  ! ,!xャァj!  ハ. ! i !
.       {::::::::::::::`ヽゞミj|   |《{゚し:::)   i. /fo::}イ   j | | j !
       ヽ::::::,;;;-----;|   | ー '"   j/ ゝ-' ハ  イ.j/ノノ.      「あれ……すみません
.       `く  _;;ー|   | ""     ,  "/ i / j,/
          >´::::::::::::::|  |\.   -=    イ 'イ |            まだ準備ちゅ――――」
.       _,,ゝ、:::;;;;;;;r|  |_ `   ーr<.´jノ  |  |
.      //::::/7;;;;;;;},.!   | \__  .{   `!'、   |  |
.    / /:::::::/'/  ヾ!   |   ¨ハ  `ヽ{! {ー‐| |
     { /::::::/./     }!  i!   { ヽ、 i} `7、 |  i|ヽ.
    ヽー '¨`{     }!  |\ jヾ、  7 ヽ〈\,|  i| |
.     \   ヘ     ソヽハ!  ` \ヽ. `ヽ }> 〉 \j |
       \.  ヽ     }y'       ヾニニ{  `r'  \|
    、    )   ハ //         `ヽトー;'     ヽ.
    i`ー '"    / <  {            i} ヘ       }
.    ヽ、____ ノ   } ∧            .イ!  }    ノ


来訪者にそう言いかけて、ハクは言葉に詰まる
扉から顔を出してきたのは、白髪をたたえた年配の男だった


              ,ィ1  /|  /、
               イ /{i ′/  { / } ,ィ
           /i| / ||{/ i|  ∨ ハ/ i
         , /|iV  i||  ||  |!  |! '   l
        / レ1|   ||  ||  |!  |!    レ}
        ト, 1||  i||  || i|!  |!  //  |
       ,、!  ||  |||  || ||  |! // /レ!
       | ヾ  !|L  ||  || ||  jK/ /   !
       | ヾ ∨ \l|l l|l i|i/  ∨/  1
       lミ ∨   ヽi|_|/     ヽ/  |
       ∨ / _   ` 二 ´   _ ∨/ !
          トミ{   ̄ ヽ  / ̄   r' ,、彡j
          |,ハ = tr=、  ,-=tr= l f !イ
        , ハ }  、二 イ  、 ̄ , i | ,リ/
        ヽ i    ]::|  、  ̄   }j//
          `ヽ  /,ヽ’` ,ヽ   イ彡、
            〉ヽ {   ̄ ̄  } /! / ヽ
         / ヽjヽ    ̄    /  レ   、
       , ィ     |  ヽ    ,/   |     ト 、
      <  ′    !    ー        |     |   >
_ <     ,     |ヽ ヽ ノ      i      !


その顔はハクにとって、とても見慣れていて、懐かしい

―――もう顔を合わせることは無いと思っていた人の顔
.

465 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:03:55 ID:2a2bcd22


       /i|l  |||  ||   |l  /  /
        /|{ i|l  |||  ||  |l、/  /
     /{l i|l  |||  ||  /  \彡/
     |i|l i|l  |||  || /     ヽ
     | {i /ヽ i|| /       ∨彡
     { ∨   ̄ /       ノ" _
     ∨/ ―-‐ _ -‐  ´ ̄  〈   { ヽ
      ∨    ̄   / _,    ∨ l ヽ 三
      { ̄ ̄ヽ   ,,ィtr_  ´  ∨ r } |           「…元気だったか、ハク?」
        ヽ-‐trニ7/   ー ‐ ´   ∨し' /
         ヽ ̄ //     _  、   ∨ノ三
            ̄// _ ヽ   \ヽ   y \
            し ´_ -‐ ’ ヽ   /
          ヽ ´  _         /
             ´       /
             ヽ
                 \   /
           <  / ー ク!
          <     /    /|         /:.
    <       /    /:.:!     /:.:.:.:.
  <           /    /:.:.:.!    /:.:.:.:.:.:.:.
             /    /:.:.:.:.:|    /:.:.:.:.:.:.:.:.


男は口の端を持ち上げただけの、小さい笑みを浮かべる
それはハクの記憶にある彼の姿と、全く変わらないものだった

彼女はその姿を嬉しく、少しだけ寂しく思う


                   _
              , -― 二_  ̄`ヽ
           ,ィ´'´ ̄     `ヽ  )
             ,イ´           } ノ
         /         , -ー'´ー  ̄ ̄`ヽ、      r、
         /        /             ヽ.     |ハ
        ,'       , イ           、     \.  ト'´
        !       /                 ',     ヾト、.!|
        ヽ   , /    i ',      i     ',      V|j|
          `ー' ,'  l  l ハ      ト、   ',      !|ノ
             ,   |  ! l ',       !__ヽ_ l      Y
             l   | l j-‐ヾ´    l  \  ̄l     |       「…ええ、見ての通り
             !   l イj_‐-ゝ 、   ',xz=≦=ュ-_   i l
             | i  !__zィ≦=ぅ、 ヽ',   ', ´T:t:cゝヽ  i| !.       元気にしていますよ、社長
             l |  ! ´-ゞ-゚'ソ   !\_{ ´ゝ-'゚イ   ! ハ !
                 ! |i !  l               j  /イ‐リ.
              ', i ゝ',  i                ,'  / ノ//∧        ……いえ、銀二さん」
             rヘ l/ハ ハ    、_  _,。   ノ /イ/////ハ
             !/ハ!//ハ ',ヽ、       , イ/ ////_//
             Y_>-| 、 V/ > 、  ィ  // , ハ ̄ _/
             ヽ__l ハ ゝ'/ハ     イィ /|/77//
              V///リハ Vj´      / ハヾ、_{`ヽ,、
            , ゚ ̄ ̄77ハ  リ`ヽ   イ´! l///ハ./i ̄ `ヽ`≧ュ、
                 // /l  !       l |ァ-ュ、ハl|    Y//ハ
           l       l/,イl|  j       l lj///`ヽ!|     l///|
           !   ヽ j////j ハ   ., '  r! !//////l{ /   l///j
           l   ,' ,ィ'///// /ハ: : . . i  ノハ V/////ハ',   ヾ_ノ
               i  ,'/////ノ//ハヽ: : :l: . / /ヽ V//////ヽ  jヽ
           r'-='//////´////∧ \ : / ////ゝ!//////ハ ̄ヽ \
           l__{/////////////ゝ,、Y_, イ/////////////l-、_ { 、ヽ
          イ///!////////////ハ__ノ//////////////j///j  ハ \
           }///ハ////////_////l   |/////////////ノ///|   ',ヽ  ヽ
          j/////`ゝ///////≧、!   ト//////////,イ////ハ   ', 丶  ',
          l/////__>=---‐''7!   ヽ/77777777≧,-、///}   ',  ヽ }
          |////////////////>-イ////////////  /`ヽ、!    i  ', j
          !//////////////,ィ/////////////////  / ヽュ }    l  ソ


懐かしさのままにそう呼んでしまい
ハクは年配の男―――平井銀二の名前を改めて呼ぶのだった
.

466 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:04:19 ID:2a2bcd22


   ┌──────────────────────────────── ── ─
   └────────────────────────── ── ─
   ┌──────────────────── ── ─
   └──────────── ── ─
   ┌──────── ── ─
   └── ── ─



銀二を店に招きいれたハクは
二人分の酒と氷を持ってきてカウンターに腰掛ける

ハクは銀二には電気ブランのストレートと、チェイサーのビールを
自分のグラスにはグレンリベットをロックで注いだ


                   ハ    ∧
                   ∧ /i∧  / ∧ }ヽ
            /| /||  ||! ∧ /  } ノ i
           /イ{/ i||  ||   ||  i|イ|  } ハ
           イ}|||  ||  ||  ||||| ||||  レ/ }
           ハ{i| i||  ||  ||!  || || ||  //  l
            i }!ヘ i|| i|| |||  || || |||! //   レ!
         、|ヘ ヾ i|| ||| |||| ||| || |||  シ //!
         ト| \ ∨\i||l |||| !||  |j||ノヽ彡"  イ
         トヾ ∨  \ l||| |||| |/   ∨ /レ          「…覚えてたのか?」
         | ミ /     \l |ilレ     ∨/  |
         ∨ヽヽ   ̄ ー 二 ‐ ´   冫_彡 ′ 
         l r }ミ|―- 、  ー ―    _ {ヨ レ′
          {iニ!ヨ  _ ヽ    / ̄   |ヨぅl′
         入ハ ! ゛、_tr= 、  ,=tr ̄ン l ! ∧
         / .:::ヽj  、  ̄ ,:::| l  、 ̄  '  ljノ  ヽ
 , <     / . :::::::∧  二ィ:::」 | 、  ̄  /:|    |  >  ,
        i   :::::::::∧ / , 、 _冫 ヽ . : : :!     |       >
         |    ::::|::::::∧  ̄   ― ’イ : : : |    i          >
          |     :|::::::::::: 、  ー  /i : : : : |    i
          |      !: : :::::::::::\ _ / / : : : : : |
          !      |: : : : : : /|   ∧ : : : : : |    !
       |       ! : : : : /: |   }: :\ : : : :!    |


電気ブランを一口あおった銀二が問いかける
それに対しハクは笑いながら、こう答えた


               _
           y-一´-: : : : : : : : : : : `: .、
     / ̄ ̄':´: : : : : : : : : :\ェ、: : : : : : : \
    /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヾミt、.: : : : : :ヽ
   /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :  \ミ》、: : : : : ∨
.  /: : o: : : l: : : : : : !: : : : :   . . 。:  ヾ心: : : : : :.',
 ,': : : : :゜: : |: : : : : : ト、. . .: : : : : 、: : : : : . Ⅶト、: : : : :.',       「まぁ、あの頃は飲めなかったですけど
 l: o: : : : : :ハ: : : : : :.ヘ\: : : : :__:1: : : .Vf´二、: : :.l
 !: : : : : : : :| ヘ: : : : : :.ィ ´ ̄: : : : :ヘ: !: : : . l/::::::ヾ',: : !       珍しい名前でしたからね、銀二さんのお酒」
 |: : l: : : : ,+-─- : : : : ', __\: : ___:l:|: : : : |{:::::::::::}:!: :!
 l: : |: : : : :l l  ヽ\: : : イ;=≠示寸ハ!: : : : !ヾ:::::::ノl: :!
 l: : ト、: : : :|⊥二_\\: ´! V、_⊂リ l: : : . |\二ノ:./      _ .-┐
 ヘ: :l ヽ: : :!ヾVuハ   ` ` ゝ一'  l: : : . lミ彡´:./  ,>. . :´: : : : : : !
  ヽ{ 丶: :lハ `ー' ,          /!: : : .i、: : :/:/{/: : : : : : : : : : : /
    \ \八l;           ;ィ|: : : ハト、:/_/: : : : : : : : : : : : /
        |`ゞ、   ー ´  /。 !: : /、ィ_´: :!:_:_:_:_:_:_:_:_: : :-─!
        |: : : | `> -イ\   !: / ノノ\.{、.-.-.-.-.一: :´ ̄l
        l: : : !        丶  l://´: : : :ヽ\、: : : : : : : : : :l
        ∧__⊥=ミ、   _/: :} /: : : : : : /: :_\:丶、 _:_:_:_:__!
       / ̄ ̄´ア \//: : 「r´: : : : : : :./:/´  `  . `丶、_
     /  匕_´二}   ヽ,ヘ: : :!,ヘ: : : : : : /: :i      ヽ:、: : :`:ー<__
    /  ---  \r/7 /i: /\|}:/\: : : /: : :l       V\: : : : :/
.    !  ⊂_- _`ァー' r'/; レ: :|::|:/::/:\: l: : : !        ト\\/
    l r---、_丶 ゝ-{_///: : : f´::ゞ': : : : :ヽ!: : .ハ       l ヽ/
    | /        //: : : : }:::::::}: : : : : : : : : :.ハヽ      !: : :\
.    }/       /イ: : : : :l:::::/: : : : : : : : : : : :.`}     {: : : : : \


467 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:04:46 ID:2a2bcd22



                   , -.、
                / i⌒
                  |   { '、.--―-. . .
          \     ゝ、 ヽ -―- 、 ...`丶、
                ,ィ´   >      `ヽ ヽ、
          ―    / //  / , i     ヽヽヘ  /
               /7 / /  ,ィj  / ノ     ', j },
            // / / /  | / ∧  !   } j i   ―
             レ{ j / 斗‐´ |  / 、ヘ、 .l  リ 'レ,' /7
               | j  ,/ァ≠ミ',. /  _`ヽーl リ ソ_〃 \
             ',  /{ ,,イ=ミ; l/   fΞミヾレ'  /カ/.          「試しに飲んでみましたけど
              ;ハ./.j j       "⌒ヾ'リ  〃j,'
           r:‐-{i ハ     、     /j/叨ソ;-‐‐┐.         ちょっと私には合わなかったかなぁ」
           { : : |', {>、   、ーァ    ,.'ィ7:ソ : : : : :ノ゙
               ゞ=:ノヘ、{ト=ぅ 、__   ィチ:ヽj./:、`ー--ノ
             (;ィ ⌒ヽj气. ',   /ヽ、: 'レ´l、`ーく
           ,'    i}气 \   [二].} !:ゞ、 : ノ
           !      j} 气,.イ\ヽ| ̄|}ヽ.|   `´
           ',     i. . . . .ゞ.人ノヽノ ,イ.}



             /| /|  /|
           , '|/  レ'   |/  レ1
        /                |, 1
          /                |
       /,.. -‐'''"~ヽ.            7
.     /ニニ    ヽ          /         「酒なんて好きなもんを飲めばいいんだ…
.    <   ,. -──  /        7
     \,, ===。=  .|:r‐、        /          誰も言いやしねぇよ…文句なんて…」
     / ニ二´    |:|r 、i     /
.   / _-,ー- 、ヽ.  |:!ト;シ     /
   ` <.___, ヽ   ||ー'      /
       L.._    /ヽ.      /
          /   ./;;  ヽ ,,.. -─┐
       /  ∠''-‐ '''"~~       |
       ヽ._∠.. --─────┬┴-
   -‐'''"~             |



                            __
       ,. -‐                 ‐-|::!
    , '",. -─=‐             ヽ   |:jヽ
   /´/ /   /    /    ヽ     ヽ  ||  ', 
    /´7   / i     /!  i  :.:`、:.   ヾx||   !
     / イ  ,' !  l  / l  lヽ _ :.:.:',:.:.ヽ.  l Ⅶヽ.:|         「それは同感です」
     / / |  l  l   |,/  !   !  ヽ、::!ー::l-: l. : :|Ⅳ}: 
     |,'  l  ! .:| ト| ´ ̄ ヽ  !   ̄`` ヽ!:/ : : l-〃    _ .-┐
     i  l l  .:l ヾ z==s \|  z==x  レ   |:/:/{. : ´: : : : : : :!
       ヽ|  .:|  |                |   l/_/: : : : : : : : /
          ト、 :l  ⊂⊃    `      ⊂⊃    |: :!:_:_:_: : : : : :/
          ヽ!  人   r──┐    ノ! :. l_:_:_:_:_: : :-─!
           | !  :.>、 ヽ _ ノ  ィ j  :i. l .-.-.一: :´ ̄ll
           jハ  :.:.| `ヽ、_,.、-:'´::  l  .:i i`ヽ_ : : : : : : :l
           :.:.:\ :.:.|  / /ハ:::::  ノ .:/リ:::ノ  `''ー::、  _!



二人は笑いながらグラスを傾ける

10年という長い月日は、お互いの間に溝を作るには十分だと思われたが
それは杞憂だったようだ

人と人との間に紡がれた絆は、そう簡単には消えないということだろう
.

468 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:05:12 ID:2a2bcd22


           ,ィ /| /.| ,ィ
              / レ  レ  |/ .| /|
          /〃 〃 〃 〃 " レl
            /〃 〃 〃 〃 彡 .|
         l /^ヽ__.、-''´`ヽ 彡 |
            |‐- 、  ,. --  〉 =.|
         |.==。〉 =。=.lr‐, = |              「…と、タバコいいか?」
            |二/  二´ ||ヨ| = |
          lr/__ 、 `‐、 ||ソ = |
          l ̄_ ̄ ̄ /ヽ= |\__
    __.... -‐ '' "lヽ.゛  /   ヽ,l  | " '' ‐-
‐ '' "       | `i‐´ヽ.   /|  .|
      rェュ‐,,-,,-‐'  、|  /  |  |
     と!ニ!77二二` \ |   .|  .|
     ゝ'=/7-''-- 、   \  |   |
      `// ̄ ̄ヽ、   / >へ  .|
     ` ゙"  |   | \/ /    \ |


銀二の伺いに、ハクは頷いて答えた

ライターで火をつけ、ゆっくりと紫煙を肺に吸い込む
吐き出された煙から漂う香りは、ハクの心に自然と郷愁を呼び起こした


                  _... -―
.                  ,. ´
                  ,./
.                ,','
            _;.i--  ―- .._
             /       ヽ   ` .、
.          , ' ,         ゙.     ヽ
.         ,.' ,'    i      l       i゙.
       /, i      ゙、      l     ; .i
       ,'/ l        ヽ    |   ___,l
        〃  !   _,., -- .,_ヽ    ///////,ヽ
      ,;゙ .! il /////////,'ヽ- 、,!//,'-―--'._|
      {! ゙ :. V////,'. '-―‐{'/,! !'{        !
     ! ゙、 、∨/    _}/l l/}-- ._    |
        丶 、ヽ     ///∧'H'//////`,ヽ.!,.,.,.,._
          ヾ、ヽ./'//////゙.∧'////////,゙'、///`ヽ、
            `ヽ/////// .l'∧゙、、._'////  \///
              〉、_,../,|  .!/∧ヽヽ ̄,'ヘ、  ゙/
                /__!//!  .l'/∧ ヽ \///ヘ /\
        ,..‐''''..丁: : : : |//,!   i//∧ ゙、.、 \,'//  ヽ、
       ,'   .::::::::!: : : : : !//,'!  l//∧、 ヽ ヽ" ヽ   ヾ、
.        i   ::::::::::i : : : : : :!//,'!  .i'//∧ 、 丶. i  ヽ. }
       l   :::::::::i : : : : : : ヽ//,'!  l///∧ 、  \   ゙、.!
.      l   :::::::::l.: : : : : : : :.ヽ. "゙ ̄、 ̄ ̄  ヽ   ヽ 、 `
.       l   ::::::::l: : : : : : : : : : : : : : : :ヽ     ヽ   \` 、
      l   ::::::::!: : : : : : : : : : : : : : : : : :\      ヽ     丶   、
       |   :::::::! : : : :-- ―― -- =: : : : \      \     `   ` 、
       !-‐- ._::::!.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l\      `     ` 、 丶
.      |/////,'`!: : :  ̄ ̄: : _: : ニ=-: : : : : :!=-\       \      丶.  、
.      !//////,'!: : : :  ̄: : : : : : : : : : : : : : : :!////;\       丶、    `  ヽ


その郷愁が与えたのは、暖かいだけの記憶ではない
久しく感じていなかったそれは、胃の奥に鈍い感覚を与えてくる

悲痛と苦痛を混ぜ合わせた、冷たい針のような感触

頬の熱が、少しだけ冷める
.

469 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:05:36 ID:2a2bcd22


        l\|\ト、,、
.      ト、| lll   ||| l\
.     l`ミ、、  !!!  ||| ||| \
      |=_、 ゙ミシべ⊥l」」_ッヽllヽ
     l` ヾミ/    ==== ヽli
    |===/ ──- 、  , -─゙|
.     !=;r‐、ゝ ===j= ,,,r ==j=}     「……メディアの奴からいろいろ聞いてる
.    l={ r=ト|  `二´  \二´/
     l=l E」|   , -‐ r__ \/.     繁盛してるんだってな」
    /:l=`ー/\ / ー──‐7′
-‐''"|   !=:/   \   = /
-‐''"!  ∨       \.  /\
  │   |\      `r1  |`ー-
   |   |;:;:;:;\     /;:;|   |`ー-
   !   |;:;:;:;:;:;:;:;ゝ k;:;:;|.   |
.  |.    l;:;:;:;:;/;:;| l;:ヽ;!    |



          ,. '´⌒ゝ'"   ̄  ̄`   、
      /  , '⌒ヾ} ´ ̄  `ヽ.    {ミ}
.    〃 /           \  {ミ!、
.     {  /    /    }、    ヽ || '
.       ′    /il∧  ‐十寸=‐   ハ|| !
      {1   ‐大{'=、   ;x-刈、}   !:jjヽ
.     从N   以=x , /,ォ示=ァ! |ヲノ ,′ .       「おかげさまで、ですかね
.       八 个゙Vrリ ∨  Vrソ|l  レ' ∠-‐. :7
         ヽ ゞ ¨´ ,    "" |l   レ'_:::::::::::/     来ていただいてるお客さんには
        | }、  マ _フ     リ  ′.、ヽ/
        |   |i≧ァ- = ≦イ /iK:::::::Y.         本当に感謝していますよ」
         Ⅳ、ル∠__ト  -}__! /」 |:::\:|
           γ/{〈|  / 〉j/^ヽK ヽ:\
             {/ l l !ノ_〃 Y   }、::::、ヽ:.\
.             (  {  ̄/   ノi== i ';:::::> ´ ̄`
            L_〉 .{___ ,{ |:::::|∨
           |:::}/  j    | |:::::: |
           |:/ヽ/    ‘,|::::::::|
           |{[i[二]ニi]ニニ|:::::::::



            /|  /| /|
             /  .レ'  .レ  レヘ
            / ll   //    ./ レヘ
        / ||  //   ./    /
.       /∧_/⌒ヽ/     /
       レ'_ 二二彡_.\ .二二 /
       |_ヽ  /_  〉=二./         「ああ……そりゃ何よりだ」
        ヤニ:ス /ニニ:フ | |^l /
       ヽー/   ー─' | |_j/
          ∨;;;;;;;;) 、_ /V  \
         ヾ───' ヽ∧ニ/ l\
           ∧─   /  Y  l  \
         // ヽ  /   /|  .l   \
     / /  ∧/   /  l   l     \
    /   /  / |   /    |   l      \
.

470 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:06:05 ID:2a2bcd22


                          /'"´ ̄`、:ヽ
                              ,!:/
                    ,,.. ,-,‐,ァァ ァ;‐,‐,-, 、,/'゛
                  /: : : : : : : :、ェ: : : : : : : : `7‐-、
                 , ': : : : : : :.、tミッ: : : : : : : : : : : : : : : ヽ
               /: : : : : : :、《ミ/: : : : : : : : : : : : : : : : : : ハ
              ./: : : : : : :心ッ: : : : : : : : :/!:イ : : : :/! : : : ハ
              爪: : : : :、イⅦf: : : : : : : :/ l: i: : : : /,!: : : : : ハ
             |: : : : : ,'ッ::::::゙il!: : : : : /  |: ハ: : : /|: : : : : ハ
             !: : : : : !{:::::::::::}|: : : : /'  ̄l'イ : : : : !: : : : : イ
  ┌-. _        爪: : : : l(,:::::::ッ!: !:/__ 二 l'ハ: : : /゙l: : : : : /.    「銀二さんの方も、頑張ってる子いますよね
  ! : : : : : :`: . .<  lV: ,'-、:!、二/|イイ示〒、{ !'//_ l'/: : : :イ
   ゙i : : : : : : : : : : :\}゙i ヾ: ::`ミ_ミl |{ ヾ∠    lシ才/!: : : :リ.       最近テレビでよく見ますよ、 天海さん
   ゙i : : : : : : : : : : : :\_゙ `ミトJ: : : : : ト  , ,       ヾ'/: : : : /
   !─-: : :_:_:_:_:_:_:_:_:! :`_ィ,.ゞ|: : : : : !゙!       丶 , ,| : : /.        見てるこっちもなんだか明るくなります」
   l ̄`: :一.-.-.-.-、}/(,/⌒!|: : : : ,| |   、     ノ: :/
   l: : : : : : : : : :、/,r':    ノ l: : : 个 、    ̄   ': :/
   i.  ''`..:::::::::::!::|゛_: :゙ir:''"``''‐lイ: : }' `  ー <. : : {
   !、     :::::,r'::゙i/'"´ ̄ ``ヾ!ト: ィ⌒ヽ-―~ー-ぐ宀亠''- 、
    ゛ィ-.  ':::`::::::イ          ヾ;;|                 `ヽ
      '-.,゛':::..:::::::!  、:::.     V!                   ヽ
        \,_:/!    、::..      ゙i                .,     Y
           / ハ      ` ::..     ヽ          ...:::::;',_   l



      Nミ || ||| ||| _,、彡 彡  }
    N、/ \|||,, - '" ヽ ,彡 彡ノ
    |ミ/  ー--‐    ヽ彡 彡7
    |/‐- 、 ー‐ , -ー‐  〉彡 ノ
`ー、  |-==。=、  _=。==- |r、彡7        「春香か…
-、 ヽ  | `ニニ',| ~`ニニ  ||ヨ=ノ
  'i ) 'i,.r‐' ,斗ャ、 `ー、  i!ノ=/           あいつは歌はそこそこだけど、テレビ映えするみたいだ…
__'、'_∧/_,x '`x'─' '/| /ト--
__`寸・托7, / イ  / ,|' |─.       ブレイクとしちゃ…ちと遅めだったけどな…」
    〈  / / / |/  /;|  'i,
      |   ' / /   /;;;;|  |
.     |     /   /;;;;;;;|  'i,
    ∧    /i   /;;;;;;;;;;;|   |
   ∧;;`,- _ /;;;;|  /;;;;;;;;;;;;;;|   'i,


この会話が示す通り、
彼―――平井銀二は芸能プロダクションの社長だ
.

471 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:06:30 ID:2a2bcd22


平井銀二が社長を務めている「プラチナ・プロモーション」は
俳優・タレント部門と音楽アーティスト・アイドル部門を主力とした芸能プロダクションだ


                                        ___    /
                                  /||  :|   /∠
                                 || ||  :|_/∠/
                                / ̄ ̄ || ||  :| ∠/─
                    ______/ ." ̄ /|| ||  :| 「 |==
                  /|´|        | ,,-" ̄ | : || ||  :| 「 |;;;;;;;;;;;
                /  |: | 「 「 「 「 「 |      | : || ||  :| 「 |  /
                    |  /|: | 「 「 「 「 「 | ,,-" ̄ | : || ||  :| 「 |/∠
                    |//|: | _____/丶,,-" ̄| : || ||  :|_/∠/
                    |/  |: | □ll□ll ∠/\___ | : || ||  :| ∠/─
                    |  /|: |  ̄ ̄ ̄ ̄|「| || | :|| ||  :| 「 | ==
                    |//|: | 「 「 「 「 「 l「 /||「.| :|| ||  :| 「 |;;;;;;;;;;;;
                    |/  |: | 「 「 「 「 「 /∠||「.| :|| ||  :| 「 |  /
                    |  /|: |..___/∠/|| | :|| ||  :| 「 |/∠
.             /| ̄|\|//|: | □ll□ll ∠/  ||「.| :|| ||  :|_/∠/
.       __//| ̄|\|/  |: |  ̄ ̄ ̄ ̄|「| ||「.| :|| ||  :| ∠/─
      /|__//| ̄|\|  /|: | 「 「 「 「 「 l「 /|| | :|| ||  :| 「 | ==
    |/|__//| ̄|\|//|: | 「 「 「 「 「 /∠||「.| :|| ||  :| 「 |;;;;;;;;;;;;
    |/|__//| ̄|\|/  |: |..___/∠/||「.| :|| ||  :| 「 |;;;;;;;;;;;;
    |/|__//| ̄|\|  /|: | □ll□ll ∠/  || | :|| ||  :|.../| ̄ ̄
    |/|__//| ̄|\|//|: |  ̄ ̄ ̄ ̄|「| ||「.| :|| ||  /  |
    |/|__//| ̄|\|/  |: | 「 「 「 「 「 l「| ||「 /l ̄ ̄|.  /⌒ヾ⌒
    |/|__//| ̄|\|  /|: | _. 「 「 「 [ /| ̄ ̄|  |  ...|,, "⌒ヾ ....);;;;;
    |/|__//| ̄|\|//|: ||_\___/  |    |  | /⌒ヽ "⌒ヾ ;;;;;;;
    |/|__//| ̄|\|/  |: | \\=\  |    | ノ ...:::;;;;;)....:::;;;;"⌒ヾ
    |/|__//| ̄|\|  /|: |   \\=\| _ノ⌒.............:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;


有数の大手事務所であり、主要タレント達の知名度も高い
また、所属タレントの中に亜人を積極的に採用しているもの、特徴の一つだ


.

472 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:06:59 ID:2a2bcd22


                                                , -――――--、
                                              /  / ̄ ̄ ̄ ̄
                                             /  /
                                             l  l
                                              > ヽ'    ̄ ̄  `  、
                                           , ´   `ミ           ヽ   ロ
                                          /                  \  | |
                                        /   / / /    i    ヽ     ヽ | |
                                          /   / / ./     |      \     .| |
                                       l    | ィ |     ∧       ヽ   //
                                          |   _|,斗|‐-.|   /_', |   ヽ  ト  .//|
                                          |    | | | | |   /    | ト、  |   |ヽ//. |
                                          |    N-‐V㍉ /  __| |、 ',  |   | シ  |.
                                    ___l .i  Ⅳ、.乂リ ∨   ´ 小寸、ヽ |   |ノ.| ./
   「それと、鈴仙ちゃんでしたっけ?.            \ .  | ト . |l:::::::::::      ゞリ ゝ∨ .i  |=ユ/.  
                                     \ ヾヽ .|ハ   i   :::::::::::::::::::::::/  | 仁ソ
    あの獣人の子                        ,-―‐-≧ |ヾ ム           ./ ,イ メ´――
                                 r‐'ソ       ∨/ / \ ヽァ     ,イ /  /---――
    すごく可愛くていいですよね~」.          |r'´        |/ / ,ィ=≧--t‐‐ '  /   ム―――--
                                f二フ       ./つ'≦少'´: ,___|    /  /: :|`ー、
                               r――     /´〃_/: : /   .|     ,l  /: : : :',ー-、`ー、
                              ,-‐‐マ¨      .//<´: : : : :人        l  l: : : : : :〉、 \
                              V ´       /´/ ヽ: : /  ヽ      |  |: : : : :,': : : ≧、
                                 /´    、  / ./ ,イ: :/       /_|  |: : : : |: : :/ ̄
                              l      .Ⅵ.<: : : : /             |  | ̄ ̄: :/


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              |..    /    `ヽ、  . . . .-‐==‐-. . ._ /  /::::/\..... |
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              |.. /   /二 ,ァ'゙´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ',: :',   {..... |.
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              |         ∧:.|:. : : :从 、__,     込Zリ厶イ: /: :./: : :′. |.
              |.       / Ν、: : :乂  ^¨¨^  ,       j:./:/: :./.: : : : :.  |
              |....   /   i: : `: ー-≧=-   、   ,   イ:/ : : :∧: : : : :  |
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              |..´         ',: :i : : :|:. :,': :.厂 ><  ./ : : :/⊥:.;,_: : : :.\:..|
              |                                     |
              |.    うさみみアイドル : 鈴仙・優曇華院・イナバ    .|
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


        l\|\ト、,、
.      ト、| lll   ||| l\
.     l`ミ、、  !!!  ||| ||| \
      |=_、 ゙ミシべ⊥l」」_ッヽllヽ
     l` ヾミ/    ==== ヽli
    |===/ ──- 、  , -─゙|.    「ああ…見た目のおかげか分からんが
.     !=;r‐、ゝ ===j= ,,,r ==j=}
.    l={ r=ト|  `二´  \二´/     見てると癒されるって声が多いな…
     l=l E」|   , -‐ r__ \/
    /:l=`ー/\ / ー──‐7′       CMなんかに結構呼ばれてるらしい…」
-‐''"|   !=:/   \   = /
-‐''"!  ∨       \.  /\
  │   |\      `r1  |`ー-
   |   |;:;:;:;\     /;:;|   |`ー-
   !   |;:;:;:;:;:;:;:;ゝ k;:;:;|.   |
.  |.    l;:;:;:;:;/;:;| l;:ヽ;!    |
.

473 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:07:26 ID:2a2bcd22


               _
           y-一´-: : : : : : : : : : : `: .、
     / ̄ ̄':´: : : : : : : : : :\ェ、: : : : : : : \
    /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヾミt、.: : : : : :ヽ
   /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :  \ミ》、: : : : : ∨
.  /: : o: : : l: : : : : : !: : : : :   . . 。:  ヾ心: : : : : :.',
 ,': : : : :゜: : |: : : : : : ト、. . .: : : : : 、: : : : : . Ⅶト、: : : : :.',    
 l: o: : : : : :ハ: : : : : :.ヘ\: : : : :__:1: : : .Vf´二、: : :.l
 !: : : : : : : :| ヘ: : : : : :.ィ ´ ̄: : : : :ヘ: !: : : . l/::::::ヾ',: : !              「…変わりましたね、色々と」
 |: : l: : : : ,+-─- : : : : ', __\: : ___:l:|: : : : |{:::::::::::}:!: :!
 l: : |: : : : :l l  ヽ\: : : イ;=≠示寸ハ!: : : : !ヾ:::::::ノl: :!
 l: : ト、: : : :|⊥二_\\: ´! V、_⊂リ l: : : . |\二ノ:./      _ .-┐
 ヘ: :l ヽ: : :!ヾVuハ   ` ` ゝ一'  l: : : . lミ彡´:./  ,>. . :´: : : : : : !
  ヽ{ 丶: :lハ `ー' ,          /!: : : .i、: : :/:/{/: : : : : : : : : : : /
    \ \八l;           ;ィ|: : : ハト、:/_/: : : : : : : : : : : : /
        |`ゞ、   ー ´  /。 !: : /、ィ_´: :!:_:_:_:_:_:_:_:_: : :-─!
        |: : : | `> -イ\   !: / ノノ\.{、.-.-.-.-.一: :´ ̄l
        l: : : !        丶  l://´: : : :ヽ\、: : : : : : : : : :l
        ∧__⊥=ミ、   _/: :} /: : : : : : /: :_\:丶、 _:_:_:_:__!
       / ̄ ̄´ア \//: : 「r´: : : : : : :./:/´  `  . `丶、_
     /  匕_´二}   ヽ,ヘ: : :!,ヘ: : : : : : /: :i      ヽ:、: : :`:ー<__
    /  ---  \r/7 /i: /\|}:/\: : : /: : :l       V\: : : : :/
.    !  ⊂_- _`ァー' r'/; レ: :|::|:/::/:\: l: : : !        ト\\/
    l r---、_丶 ゝ-{_///: : : f´::ゞ': : : : :ヽ!: : .ハ       l ヽ/
    | /        //: : : : }:::::::}: : : : : : : : : :.ハヽ      !: : :\
.    }/       /イ: : : : :l:::::/: : : : : : : : : : : :.`}     {: : : : : \



           ,ィ /| /.| ,ィ
              / レ  レ  |/ .| /|
          /〃 〃 〃 〃 " レl
            /〃 〃 〃 〃 彡 .|
         l /^ヽ__.、-''´`ヽ 彡 |
            |‐- 、  ,. --  〉 =.|
         |.==。〉 =。=.lr‐, = |.              「……ああ、変わった
            |二/  二´ ||ヨ| = |
          lr/__ 、 `‐、 ||ソ = |             時代ってやつが…変わったんだ」
          l ̄_ ̄ ̄ /ヽ= |\__
    __.... -‐ '' "lヽ.゛  /   ヽ,l  | " '' ‐-
‐ '' "       | `i‐´ヽ.   /|  .|
      rェュ‐,,-,,-‐'  、|  /  |  |
 ゝ  ( と!ニ!77二二` \ |   .|  .|
  ヽ. )ゝ'=/7-''-- 、   \  |   |
.   ( ) `// ̄ ̄ヽ、   / >へ  .|
.    ヽ` ゙"  |   | \/ /    \ |


そういって、銀二は紫煙を深く吸い込む

煙を吐き出しながら、銀二は次の言葉を告げるかどうか、迷っていた
そのために此処に来たはずなのだが、ハクの姿を見て戸惑っていたのだ


だが、言わなければ始まらない
迷いを切り払うように、銀二は短くなった煙草を灰皿に押し付けて、こう告げた



       /i|l  |||  ||   |l  /  /
        /|{ i|l  |||  ||  |l、/  /
     /{l i|l  |||  ||  /  \彡/
     |i|l i|l  |||  || /     ヽ
     | {i /ヽ i|| /       ∨彡
     { ∨   ̄ /       ノ" _
     ∨/ ―-‐ _ -‐  ´ ̄  〈   { ヽ
      ∨    ̄   / _,    ∨ l ヽ 三
      { ̄ ̄ヽ   ,,ィtr_  ´  ∨ r } |
        ヽ-‐trニ7/   ー ‐ ´   ∨し' /         「…お前の時とは…もう違うのさ」
         ヽ ̄ //     _  、   ∨ノ三
            ̄// _ ヽ   \ヽ   y \
            し ´_ -‐ ’ ヽ   /
          ヽ ´  _         /
             ´       /
             ヽ
                 \   /
           <  / ー ク!
          <     /    /|         /:.
    <       /    /:.:!     /:.:.:.:.
  <           /    /:.:.:.!    /:.:.:.:.:.:.:.
             /    /:.:.:.:.:|    /:.:.:.:.:.:.:.:.
.

474 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:07:52 ID:2a2bcd22


銀二の言葉に、ハクの表情が沈む
彼女は口中に広がった苦いものを飲みこむように、ウイスキーを含んだ


              //    _ -   ━‐       .
              { . ' _   -くニニム        \
             ゝX       `マニニム    ,_、    ヽ
            /  `         マニム   マム      、
           ,              マニム  i|i        :.
           /               Ⅶiム  i|i
           .′ /    i、         Ⅶiム !i|       i
          !  'i  !  :: ヽ  、         マ´≦:|i}ニヽ     |      「そう…ですね……」
           | :/ {  i  ::.  、 ヽ       マ'::::}i|:.マム    }
          i { :   :.   ::.   \  _      、:::::::::}ニ|     -‐== 、
          :!  、 :::.、 :.`¨¨三_        }≧¨´ニi  .:::.、ニニニ}_
               ヽ ::::>、\ ´辷i フヽ   _  、:::::::::ニ! ,イ、::::::..マニニ}
            _  . . .  、ノ             } ` Tニニフ /:Ⅶニヽ:::::::::::::7
          /、-‐. . . : . ヽ ..   ..     |   }、 〈¨´}ニi:::.Ⅶニニニ≧‐
     __  __ / ' `  :. . . . . . .: __ : . : :     .′ / { ` Ⅶム:::マニ=<ヽ
   _/_ _ _>_.′ : : . . し : : . . : : : } 、    , ,  /‐ ¨¨ヽ Ⅶム::::¨マニニヽ\
   (__ _ { 7 ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. . . . . 、‐>- ¨ _〉  ′     } .マニム:::::.マニニノ
   ( _ 」ヽ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:'  ノ) i  >,' / .′  -‐━‐ 、ニム:::::.マ ∧
    (   } , .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ( 〉ノ,.: / /.'  ィ  , ´      ヽニム:/  i
    `¨¨ヽ ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:  イ i.::::/i  i i /イ /          }¨ }    }


いまでこそ亜人は人々に「そこにあるもの」として受け入れられている
だがそれは現在の話であり、そうでなかった時がもちろん存在していた

「亜人だから」という理由だけでの排斥、嫌悪、拒絶

時代の過渡期―――彼女もそこに居たのだ


              ,ィ1  /|  /、
               イ /{i ′/  { / } ,ィ
           /i| / ||{/ i|  ∨ ハ/ i
         , /|iV  i||  ||  |!  |! '   l
        / レ1|   ||  ||  |!  |!    レ}
        ト, 1||  i||  || i|!  |!  //  |
       ,、!  ||  |||  || ||  |! // /レ!
       | ヾ  !|L  ||  || ||  jK/ /   !
       | ヾ ∨ \l|l l|l i|i/  ∨/  1.
       lミ ∨   ヽi|_|/     ヽ/  |
       ∨ / _   ` 二 ´   _ ∨/ !      「すまんな…蒸し返すような真似をして…
          トミ{   ̄ ヽ  / ̄   r' ,、彡j
          |,ハ = tr=、  ,-=tr= l f !イ.         だが……今だからこそ…言えることもある…」
        , ハ }  、二 イ  、 ̄ , i | ,リ/
        ヽ i    ]::|  、  ̄   }j//
          `ヽ  /,ヽ’` ,ヽ   イ彡、
            〉ヽ {   ̄ ̄  } /! / ヽ
         / ヽjヽ    ̄    /  レ   、
       , ィ     |  ヽ    ,/   |     ト 、
      <  ′    !    ー        |     |   >
_ <     ,     |ヽ ヽ ノ      i      !


475 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:08:16 ID:2a2bcd22



                     ./|     ./|
               /|  ./  |   ./  |
              / .l /l   |  //  |   /|
             /.|   l/,l l   |/.//   | /  |
            /| | |   ,l l l    ///    ,!'  /|  /!
         / .| | |   l l l   .///    .//|/  |
         ./!  | | |   ,l l l   ///   .///   .|/
          /|||  | | |  ,l l l   /,.-‐、 ///      /
        l ∥/`i、.|  l l l  ,.‐'´  ::`i、"/      ,. /_,.
       l  /  `i、. l l l,.‐'´      :::i'、    ,. ‐'´,. ´/,
      lミ/   _  `-‐'´ _,,       ::::i、,. ‐'´,. ‐'´,. ‐'/
       .l /    ``‐-‐'"´_,        ::::i、‐'´,. ‐'´  ./
       l/‐- 、 `` ‐-‐'"´ _,. -‐'"´ ̄ :::::::::〉‐'´     /
.      |    `ヽ、   /       ::::/  ,. -‐'"´/
      |.=====、  __ ========::::|"'i⌒ヽ‐'二 /
.      | ` ‐--‐゚/,::: '''' ` ‐---゚‐ ' ´  ::|ミ|⌒i |´  ./.         「もう一度……歌を……
      | 、.__ /,::::::::   、     _ノ :::| |⌒l |  /
.      |  ::/,:::::::::::::      ̄ ̄ ̄  ::::|,|6ノノニ'/            本気でやってみねぇか……?」
.        |././,:::::::::::__:::)   \__   :::::::||、_ノ─/
.         l.(_::          , \::::::::/l   ./\
.         l.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  :::ヽ/:: l、三l   \
           l、   ___     ::::::/:  l、 l'    l.‐-
.          _,/l、   ̄ ̄    :::::/::    .l l'      l、
      _,. -' /   !.        ::::/:::      l        l、
       /   ヽ、     :::/:::      ./|.        l、
.      /      ヽ、  ::/:::     ./::::::|       l
     /       ,l::ヽ/:::       /::::::::::::|.       l
      /       l::l:::::     /::::::::::::::::::|        l
.    /       ,l:::::l.      /::::::::::::::::::::::::|.         l
   /       l::::::::l.    /::::::::::::::::::::::::::::::|         l



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476 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:08:41 ID:2a2bcd22


   ((   x≦三 ̄      ミメ、
    `≧x、_( 〃´⌒`ヽ  (⌒ヽ.
  x≦フ ,.´⌒`ヾ  ⌒ヾ∨  `ヾ_》、  ヘ
/ / 〃       マ ミメ、}i  \  \:.、  ハ
 〃 //    ‘, ∨  ! 、  \  ヾ:x  ハ
//  ! {       '  ‘,    \  ∨. |ミi   ,
    '.        Ⅵ 卜、     ヾ.  ∨|ミ|  i !
,イ !  Ⅳ      jハ| \    i}\ lミト、、j,'          「……歌、ですか………」
| |  i |\ _,  ー十廾==‐\. li   lミト:::》/____
| |  lΓ´\.   ∧リ≧=云¬Ⅶ ハlミ| }::}:::::::::::::::/
ハ    k云=ヾ  ヘ〃辷少rイ :}} i lⅣノ ⌒ヽ::/
_'. \ 辷少'" !\ ヘ.       ∧Ⅵ F ミメ、  /
\::ヽ{ ヽ〉   ノ   ヽ}     ノイ〉 /\::::::::::ヽ/
  〉二 ゞ≧=- ヾ         从 ハヾヽ\::/ー‐‐..:::7
ー:::::::::::/込   ー==‐ァ   /ムイ ', :∨\::::::::::::::::::/
У⌒> . i| 介: . `こ´  /    i! ハ: :∨ヽ\xz≦  ̄`ヽ
      >! l i.:.:.>、  イ /  /|!j  i: : :.'.<´       ‘,
     /: | i l.:.:.:.:/\  ,′ /: :l.!  |: : : l             .
    /: : : :! j! !.:.:./  )     /:/li!  ト、: : l          i
  ∠: イ ̄フ!i |.:./`ー-  -=イ.: : : |!  |: :\|             |




           ,ィ /| /.| ,ィ
              / レ  レ  |/ .| /|
          /〃 〃 〃 〃 " レl
            /〃 〃 〃 〃 彡 .|
         l /^ヽ__.、-''´`ヽ 彡 |
            |‐- 、  ,. --  〉 =.|
         |.==。〉 =。=.lr‐, = |               「ああ……
            |二/  二´ ||ヨ| = |
          lr/__ 、 `‐、 ||ソ = |                 ウチへ戻ってきても構わない…
          l ̄_ ̄ ̄ /ヽ= |\__
    __.... -‐ '' "lヽ.゛  /   ヽ,l  | " '' ‐-          他の事務所へ行くのも…自由だ…
‐ '' "       | `i‐´ヽ.   /|  .|
      rェュ‐,,-,,-‐'  、|  /  |  |             その下地は…すでに出来ている……」
 ゝ  ( と!ニ!77二二` \ |   .|  .|
  ヽ. )ゝ'=/7-''-- 、   \  |   |
.   ( ) `// ̄ ̄ヽ、   / >へ  .|
.    ヽ` ゙"  |   | \/ /    \ |


それは後悔だったのだろう
自らが守るべきものを守れなかった男の、後悔

一度彼は平伏した
だからこそ力を蓄えた、そして待った

手放したもののために、もう一度
その一念が、平井銀二をここまでにしたのだ
.

477 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:09:06 ID:2a2bcd22


                / ;         ―…` 、〉-
                    ′l     ´            \       、
                |  / ___          ヽ    \
                    乂レ′ ̄     ̄` ≪≧o。.   ‘,      ヽ
                  /⌒ ー          \ニニ≫。. ゚。
           /       :.                \三>…}ト、
.          ,    /     ヽ            ヾ'//ムV\
          /    ′         \            VY/ハV//ヽ    i
              :.       │\    --     V///U//iニ   |    「罪滅ぼし……ですか?」
          i   ;    ‘,   斗匕 ` __,   ≧=――一/,ノニi
          |   i       ‘,     汽泛厂 /′  ..,_   \Vニニニ
          |   |       ヽ     込ツ /    ‘,~¨   \//jニ/   ,
         !           汽刈、  し′       ‘,    ⌒j/ィ    /
.             :.      Y \\ ヽ          ‘,   V⌒    /
               ヽ      丿   `     \       ‘,   V、    '
.             ‘, \   \       ⌒         i   V\ ノ
              ヽ  \  ∧              j        ヽ
              \   ヽ ハ ー= ア        /:! 、   :.  ‘,
                       ∧゚´                | | ヽ   i    ‘,
                        /         ´      l l  \ト
                  ,    \___  ⌒ヽ     ′ ;   ! ‘,   \
                      /  /          ム  /i  i  |        \
                /  /\       /´ ノ , |   |   |   ‘,      \


ハクの顔は寂寥をたたえて、銀二を見る
彼女の中にも、負い目はあった

平井銀二から離れたことは、はたして正しかったのか
逃げたことが本当に最善の選択だったのか

彼が自分が去った後も、その場に居続けたことが
ハクの心に刺さっていた、小さな刺だったのだ


                    /{/{/{/{/{//i
                    / ////////i
                    / ////////i/!
                  //ll|i////-=ニニ三三三{
             //i川/´ ̄`㍉-=ニ三三三/
             i/ ニニ  __  ∨-=ニニ三/
               〈- 、  __ -。ァ {-=ニニ三/
                 ‘:::::〉 ニ二.´  iリ }`ヽ/
               ∨  )     ノヾニ/
                〈_/  __,ヽ  iニニ/              「それが無いと言えば…嘘になる…
               ',-‐     /{ニ/
                     /} ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}.            だが…言ったろ……?
                    _\/i /ニ二二二二ニト、
              /ニニニニ}/ニ二二二二二二>-、
                   \二ニニ/二二二二二二二二二}       人間とか…亜人とかじゃねぇ…
                ヽニ/二二二二二二二二二ニi_
                 ∨二二二二二二二二二二ニi_      お前は…本物なんだ……!」
                  /二二二二二二二二二二二ニi
                /二二二二二二二二二二二ニニ‘.
                 /二二二二二二二二二二二二ニニ‘.
              /二二二二二二二二二二二二二ニニ!
               /二二二二二二二二二二二二二二ニi
             i二二二二二二二二二二二二二二ニニ!
             i二二二二二二二二二二二二二二ニニ!
             〈二二二二二二二二二二二二二二ニニ|


478 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:09:29 ID:2a2bcd22


     、i \l \ \\   i   \i ∨
      i \ \ \ \\ l     ∨l
      \〈\ \ \ \\\ \ | |
      ∨\\ \  、_ \ __、ト、  l/i
      ∨ミ\\ ∨/〉〉√ 、  ∨/
.       )彡'⌒゙゙´ ̄」 /´ 、、i |l 、 /′
     v::Y/   l / / ノ   }f刈`/
    / ∨∧    |/ l ┌‐ `` ┌'
  /∧ ∨∧  /  ∧ {\`ー' |
/ / } ∨∧   //∧  、_l、_rヘ」
    |__∨/\  /〕iト、_/
     /  ∨//\_」∧             「本物の輝きを持ってる奴ら……
     \  ∨///!∨∧
 l   |  \ ∨//|/∨/l            そいつらへの舞台を…整えること…
__j   i    }  ∨/|//∨|
   /     l|  ∨i////{            それが…俺の仕事だ…!」
__/     i|   ∨////!
        l|   ∨///|
        i|    ∨//,|
        \,   ∨/∧
          \   ∨/∧
            、 ////|
\、           }////i |
  \\       /////,i |
   \\      //////| |
\、          {//////| |
  \\、      |//////| |
   \\\、   |//////|∧



            / // // //li\\\、    \  ,
           l∨〃〃/ /〃il ヽ\i ∧\\ iV/
         __i i| ll li lli i i| lWil〃⌒ヾ∧ \〉川{
         `ヽ イi ii ii l/⌒ヾ iソ     `㍉///ハ
          ∨i |i il/        /    ∨}_i /l
            Ⅵ i ii′   __ -   / ,.ィ,  iリハiリ         「お前の…舞台なんだ……
           iミミミ㌦   -‐__  〃/ィ砂' ``W} i/{
           ∨ミミW,--==-、  /-´‐  ノ'∨iハ
            \ミミ〈 ==彡ク\{ __,     |i∧l.         受け取ってくれねぇか……?」
             ∨{`ミi -‐'/  \ /  ̄ィ |i//|
                \ii从   / `ー‐  /  リ彡ヘ
                    `ミ\  {  __,.    /   ',\
.                 )ミ介ト .       /  /   ',/∧、
                      jィ∧  `   __/  /   ∨∧\
                 / //} \     /     |//|   ` ー---  __
                 // //イ    i           |//|          /\
         __ -=ニ  / //|`ヽ      / ̄  ///リ             /   ∧
      /´ /      /,ノ//|  \   /     /,////         /     ∧
       / l /       //∨//|    ::,.     ///////           /       ∧
     i/ /      ////∨/|   .:/    /// ∨/// 〉        /         ∧
     |  |        /////∨i   .:/   ///∨  ∨/ /        /          :.
     |  |     ////  i/|      /////〉   i/ /        /           :.



.

479 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:09:56 ID:2a2bcd22


言葉の端々から伝わる、銀二の想いと決意を、ハクは理解する

理解したうえで、ハクはきっぱりとこう告げた


           -― 、      r、
          /´ ̄ ヽ }      マ{
      /     _ }/ー'´ ̄ ` マ
     /    , ィ´ /         う 、
        イ              ヽ \
       イ/         ヽ\、     ヾ 、\
      / /           ', ハ ヽ }  ヽ. ハ ヾ 、
      i/   ! ,イ l     ー!┼-キ!‐ !  ',  リ
      l|   i  ! l |x     ハ jzュキ-ァ lヽ
      マ   l | メ{ ',    ! 仆!jリ 'リ jト. Y !
      V    ヾ!/ X!zテ   j `´~、`/l ', } |
     r-ュ、    ∧xチtjレ゚\ノ 、   ′! マ j、
     マニム  メ ゞ゚´、`      ,   イ  Y ヽ.            「気持ちは…嬉しいですけど…
      マニム   \、_,   -   .人 ム  ト、  :.
       ゝ ̄ ヽ  ヾ ̄.._    イ ト、 ム  マ \l
       _〉ニア⌒ト、 \{   ̄   ! j マム  ト ̄ :..          ……お断りします」
     ´アム /    ! ヽ. \、_   j /  マム !  `ぅ、
  ィ´ イニ Y    |   \ ヽ  `      lム|     。
    ムニニ ム   i  /ヽヽ ハ   _   /  i ハ!     Y
    〈ニニ ニム   l イl    Y\}   `ヾ{   !/      }
    `ヾj /⌒、  i/ V   L_リ >。_  ヽ j: !      ム
     /    / ハ    !      `≧ュ>、 V:,ィ      イニヽ
   /   /    :.  ハ        `ヾ>:/:l._ , ィニニニ\
      /    ィ7ヽ/人         )、_: ィ:{ 八ニニニニニ
   j    ′  ノ`! lマ ∨ニ>。      彡´| : : : 〈  マニニニニニ
   |!  ;'  , 〔ニレ!ム  ヾニニ≧=、 ´ /ヽl!: : : : l!  マニニニニニ
   li  {  ムニニ<`マヽ Yニニニニムー'  ィ| : : : : ト.  マニニニニニ
   l |! {ニニニニ 、ヾ≧!ニニニニニrニニヽ: : : :|_ム  マニニニニニ
     l  いニニニニ>ュ マニニニニニ、 ニニヽ: :jニム  マニニニ



                ∧
.            /!  /.!!!i,  ∧
           / | / !!! 'i / .i,
          /レ!!! |/!! !!! V!! !!i,.∧
           /  .!!!  .!!! .!!! .!!! .!!!   i,
       /レ ヽ  !!!  !!! .!!! !!! .!!!  //ヘ
.       |、 .ヾヽ .!!! .!!! .!!! .!!! .!!! /〃 .i,
       | ミヽ .ヾ,へ!! !!! .!!! .!!! !! ヘ〃 ノノ|
.      |  ゞミ /  \!!! .!!! .!!/  'i彡" |
.        |ヽ   /      \!!!/     !   ノ|
       | ゞミ/    ニ ‐-‐ ニ    'i彡'´|               「…………
       !r‐、〈 """''''‐-、`"´ ,、-''''""" 〉 r‐i
      | f"|ミ| ==o=-   -=o== |ヨニi.|             ……そうか……」
      |.に| .|.  ' ‐--‐' | | '‐--‐ '  .| |ノ !
      ,ゝ__|ミ|.  ‐--‐ .| |  ‐--‐  .|ヨ_ノ
      /   |V、   , -‐'´ | | `'‐- ,   リ.| ヽ,
.     /   .|ミ|ヽ. / _ . ヽ!_レ  _ ヽ ,イヨ   'i
--‐‐'''"|    ヽ|. ヽ    ̄ ̄ ̄ ̄  / .|/     |"'''‐‐--
-‐‐'''''"|.      |ヽ  ヽ.   ≡   / ./|      |"''''‐‐-
    |.     |;';';ヽ.  ヽ.    / ./;';';'|      |
     |.     |;';';';';'ヽ   \_/ ./;';';';';';'|      |


その返答は半ば予想していたものだった
だが改めて彼女の口から告げられた答えに、胸中を巡るのはやはり寂しさであった
.

480 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:10:23 ID:2a2bcd22


銀二はグラスを傾ける
グラスの中身はいつの間にか空だった


           ,ィ /| /.| ,ィ
              / レ  レ  |/ .| /|
          /〃 〃 〃 〃 " レl
            /〃 〃 〃 〃 彡 .|
         l /^ヽ__.、-''´`ヽ 彡 |
            |‐- 、  ,. --  〉 =.|
         |.==。〉 =。=.lr‐, = |             「…聞いておきたい…
            |二/  二´ ||ヨ| = |
          lr/__ 、 `‐、 ||ソ = |               歌…嫌いになったわけじゃ…ねえんだろ?」
          l ̄_ ̄ ̄ /ヽ= |\__
    __.... -‐ '' "lヽ.゛  /   ヽ,l  | " '' ‐-
‐ '' "       | `i‐´ヽ.   /|  .|
      rェュ‐,,-,,-‐'  、|  /  |  |
 ゝ  ( と!ニ!77二二` \ |   .|  .|
  ヽ. )ゝ'=/7-''-- 、   \  |   |
.   ( ) `// ̄ ̄ヽ、   / >へ  .|
.    ヽ` ゙"  |   | \/ /    \ |




                                          ,.  -‐…‐-ミ
                                          /  ´ ̄ ̄``  ヽ
                                            ( (   ____ _     jノ
                                        -‐ `ー´       `丶、
                                  ,  ´    /⌒         \
                                  /     〃   :.     `ヽ 、  [=]
                                 ,_  -‐… 7{ニ二ニ }ヽニ==‐- ', ぃ [=] 、
                                 〃-‐    / |    j  ',     i H [_]
                                 ,イ   _≠―.|    ;        | H  |:|  i
                                   !/     /x=ミ、|   ナ―- _|     | H  !:l  |
                              |  |i   / 《ヒソ |  ラ丐ミ |     ; H , ,′!
   「嫌いだったら                    ¦ !i  i.:.:. ー'八 / ヒソ》:|i    / j/://   ,’
                                  ; 八 ;   ´  V   `.:.:.:.:.|   / /r7/  /
    そんなもの持ってこないですよ」.          乂  ヽ{           |  , ' /=し'}  /=ニ二ニニァ
                                   八   、 __       j/ ,==7 , ゙=ニニニニア
                                     /  ,ヽ         _!  j-‐ '/  `ヽア
                                    '  /   、__  、 -‐   /   厶-┐、   /
                                  i  ;  /: : : : :ヽ   /  / : : : |こ\_/
                                  |  |ア´: : : : / }  ′ /: : : : :|`マニ`ー- 、
                                  f| ∠-┐ : : / ヽ  _/   厶-┐: :l   ` <ニニ\
                                  ||  j斗': : :/    '´〃  /:| |: : ;     `マニニ\
                                  ||/ : |: : /     /′ ;: : :|  | :/      }`マア´
                                 /: : : : | :/ / /: : i   ⅰ : l  レ′      ;_,/
                              ′: : : : i|/〃/,  -┤   | : : ; }         ハ
                                 i : : : : : {厂 7´: : : : :| ,ハ{ : : ∨         /: ',
                                 | : : : : {   /: : : : : : :| { : : : : /、   DTM / ! i


カウンターの端に立てかけたギターを指し、ハクは笑った
.

481 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:10:46 ID:2a2bcd22


                  _... -―
.                  ,. ´
                  ,./
.                ,','
            _;.i--  ―- .._
             /       ヽ   ` .、
.          , ' ,         ゙.     ヽ
.         ,.' ,'    i      l       i゙.          「ただ…そうですね
       /, i      ゙、      l     ; .i
       ,'/ l        ヽ    |   ___,l.           きっと変わったんだと思います、私も
        〃  !   _,., -- .,_ヽ    ///////,ヽ
      ,;゙ .! il /////////,'ヽ- 、,!//,'-―--'._|
      {! ゙ :. V////,'. '-―‐{'/,! !'{        !         昔はただ歌が好きで…
     ! ゙、 、∨/    _}/l l/}-- ._    |
        丶 、ヽ     ///∧'H'//////`,ヽ.!,.,.,.,._       歌っていれば幸せでしたけど…」
          ヾ、ヽ./'//////゙.∧'////////,゙'、///`ヽ、
            `ヽ/////// .l'∧゙、、._'////  \///
              〉、_,../,|  .!/∧ヽヽ ̄,'ヘ、  ゙/
                /__!//!  .l'/∧ ヽ \///ヘ /\
        ,..‐''''..丁: : : : |//,!   i//∧ ゙、.、 \,'//  ヽ、
       ,'   .::::::::!: : : : : !//,'!  l//∧、 ヽ ヽ" ヽ   ヾ、
.        i   ::::::::::i : : : : : :!//,'!  .i'//∧ 、 丶. i  ヽ. }
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.      |/////,'`!: : :  ̄ ̄: : _: : ニ=-: : : : : :!=-\       \      丶.  、
.      !//////,'!: : : :  ̄: : : : : : : : : : : : : : : :!////;\       丶、    `  ヽ




                   , -  ̄ ̄  ‐-  ,,,___      __
              ./  ,,,,  ニニ====- . _ ̄ 二ニニ _フ
            /  /. ´     ,,__   > .                「伝えたい…と思っています
            ./  /.´           .へ      .\
           / ./i              \      \           いま私は幸せです…って
            .ゝ__,                     \     .、ヽ
            /          , _             ヽ、 .   ソ.             ここにいる皆さんにも…自分にも」
              /           ム、`‐、 ____  _ 二.ムー-= _ \
            .{   .\      ムヽ、 \ ,≧ー---、__ ト、 ヽ i
             l   .、 `ト、 __,,,, ム `>  xz==x、 ` .ム   .\
            i   .ム  」/、   .ム    .イb:::::::} 》、  ム>、  ムー---    ----  ,,,____
            .マ  .ムマ.ム   __L,,, \   辷:ソ   マ、..ム.|`ー ,,__
            .マ  .i.l ヽム..,示 ̄ムー‐‐    ̄ ̄   .トリ、 .ム/ ,
       ___ ヽ、 リ 、 . 《 .b::::::;}           ./ リ..ト、.リ  _/ニニ≧‐- ,__
       l´/ / _,,, ).」 iヽ ムヽ ..` ゞ´     ,    ,   .ノ 乂ーノ /.≦三ニマ     `>、
    , -- リノiノ-、= .ノ__ヽ_ヽ . . ム     ___    ,  | .(  ̄.{_ノ三三三ニマ       /  ` ー
   /  .,  ̄  ー-´´/  マムヽ、 \        ./ . ..i .ム三三三マ三三ニム  _ <
.   /       _,,, -‐´  _ムム__>=-ミ≧ー - ´  ..├-.ム≦三ニニ=====-´
  /     ,ー´      マ三ヽ|三ニ≧-ヽ}       ム::、 :::::::`:y´               /
. /      /             守三≧-=´ /_ノ ヽ         .`ー、:::::::: \            .> ´
      ./         , -‐  ̄フ´: : /´ノ          ,  ム :::::::::::: \       > ´
. .    /        /   /:::::::::_ ム .ー-- 、   , - ‐    }-‐- ,_::::::::ム  .,= =≦ム
     .        .<   /::: __ /ヽ ム              /::::::::::: ≧ュ、_ ≦ニニニニ三ム
    .{      .<    ./ _ /.ノ ::::::::::: ム             { :::::::::::::: ム  .{ヽト、
.     i  <´       ̄   /::::::::::::::::`>、   ヽ  /  ノ:::::::::::::::::::`>.」   \
    .i´           ', .ノ::::::::::::::::::::::::::::::\   .y .   / :::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ    .\
... .   ノ           .>-./:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ム.  ',  /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ム  \ \
  /        >´  .{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ム i ./ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ム .   ヽ \


これまで歩いてきた道に失敗はあったけれど、間違いはない
全てを含めての自分なのだと、ハクはそう伝えるのだった


482 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:11:12 ID:2a2bcd22


      Nミ || ||| ||| _,、彡 彡  }
    N、/ \|||,, - '" ヽ ,彡 彡ノ
    |ミ/  ー--‐    ヽ彡 彡7
    |/‐- 、 ー‐ , -ー‐  〉彡 ノ
`ー、  |-==。=、  _=。==- |r、彡7       「まったく……いい顔しやがって…
-、 ヽ  | `ニニ',| ~`ニニ  ||ヨ=ノ
  'i ) 'i,.r‐' ,斗ャ、 `ー、  i!ノ=/          もったいねぇが… ま、仕方ねぇや……」
__'、'_∧/_,x '`x'─' '/| /ト--
__`寸・托7, / イ  / ,|' |─
    〈  / / / |/  /;|  'i,
      |   ' / /   /;;;;|  |
.     |     /   /;;;;;;;|  'i,
    ∧    /i   /;;;;;;;;;;;|   |
   ∧;;`,- _ /;;;;|  /;;;;;;;;;;;;;;|   'i,


そう言いながら、銀二は煙草をもみ消すと、懐から財布を取り出した
財布から万札と名刺を一枚取り出して、ハクの目の前に置く



                    /{/{/{/{/{//i
                    / ////////i
                    / ////////i/!
                  //ll|i////-=ニニ三三三{
             //i川/´ ̄`㍉-=ニ三三三/
             i/ ニニ  __  ∨-=ニニ三/
               〈- 、  __ -。ァ {-=ニニ三/
                 ‘:::::〉 ニ二.´  iリ }`ヽ/
               ∨  )     ノヾニ/
                〈_/  __,ヽ  iニニ/               「ごちそうさん…
               ',-‐     /{ニ/
                     /} ̄ ̄ ̄ ̄ ̄}.             そいつは今の連絡先だ
                    _\/i /ニ二二二二ニト、
              /ニニニニ}/ニ二二二二二二>-、.       ま、何かあったらかけてくれ」
                   \二ニニ/二二二二二二二二二}
                ヽニ/二二二二二二二二二ニi_
                 ∨二二二二二二二二二二ニi_
                  /二二二二二二二二二二二ニi
                /二二二二二二二二二二二ニニ‘.
                 /二二二二二二二二二二二二ニニ‘.
              /二二二二二二二二二二二二二ニニ!
               /二二二二二二二二二二二二二二ニi
             i二二二二二二二二二二二二二二ニニ!
             i二二二二二二二二二二二二二二ニニ!
             〈二二二二二二二二二二二二二二ニニ|


483 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:11:38 ID:2a2bcd22


                            __
       ,. -‐                 ‐-|::!
    , '",. -─=‐             ヽ   |:jヽ
   /´/ /   /    /    ヽ     ヽ  ||  ',
    /´7   / i     /!  i  :.:`、:.   ヾx||   !.      「あ、ちょっと、銀二さん?」
     / イ  ,' !  l  / l  l  _ :.:.:',:.:.ヽ.  l Ⅶヽ.:|
     / / |  l  l  _| 斗!'´!   !ヽ ~::T!ー::l-: l. : :|Ⅳ}:
     |,'  l  ! .:| ト|,ィ==ミ  ! ケ=ォ、ヽ! / : : l-〃    _ .-┐
     i  l l  .:l ヾ {;;゙ー_ソ \|  !.;;゙ン '~ レ    |:/:/{. : ´: : : : : : !
       ヽ|  .:|  | ´            ` u |   l/_/: : : : : : : : /
          ト、 :l   l      `        l   |: :!:_:_:_: : : : : : /
          ヽ!  人     -っ       ノ! :. l_:_:_:_:_: : :-─!
           | !  :.>、        ィ j  :i. l .-.-.一: :´ ̄ll
           jハ  :.:.| `ヽ、_,.、-:'´::  l  .:i i`ヽ_ : : : : : : :l
           :.:.:\ :.:.|  / /ハ:::::  ノ .:/リ:::ノ  `''ー::、  _!


立ち去ろうとする銀二を呼び止めた
ハクの声に、銀二は足を止めて振り返る


             /| /|  /|
           , '|/  レ'   |/  レ1
        /                |, 1
          /                |
       /,.. -‐'''"~ヽ.            7
.     /ニニ    ヽ          /
.    <   ,. -──  /        7   「……どうした?」
     \,, ===。=  .|:r‐、        /
     / ニ二´    |:|r 、i     /
.   / _-,ー- 、ヽ.  |:!ト;シ     /
   ` <.___, ヽ   ||ー'      /
       L.._    /ヽ.      /
          /   ./;;  ヽ ,,.. -─┐
       /  ∠''-‐ '''"~~       |
       ヽ._∠.. --─────┬┴-
   -‐'''"~             |


足を止めた銀二の背中に、ハクは柔らかな微笑みを浮かべて、こう言った


           -― 、      r、
          /´ ̄ ヽ }      マ{
      /     _ }/ー'´ ̄ ` マ
     /    , ィ´ /         う 、
        イ              ヽ \
       イ/         ヽ\、     ヾ 、\
      / /           ', ハ ヽ }  ヽ. ハ ヾ 、
      i/   ! ,イ l     ー!┼-キ!‐ !  ',  リ
      l|   i  ! l |x     ハ jzュキ-ァ lヽ
      マ   l | メ{ ',    ! 仆!jリ 'リ jト. Y !
      V    ヾ!/ X!zテ   j `´~、`/l ', } |.          「…今日、ここでライブやるんですよ
     r-ュ、    ∧xチtjレ゚\ノ 、   ′! マ j、
     マニム  メ ゞ゚´、`      ,   イ  Y ヽ         せっかくですからリハーサル、聞いていきませんか?」
      マニム   \、_,   -   .人 ム  ト、  :.
       ゝ ̄ ヽ  ヾ ̄.._    イ ト、 ム  マ \l
       _〉ニア⌒ト、 \{   ̄   ! j マム  ト ̄ :.
     ´アム /    ! ヽ. \、_   j /  マム !  `ぅ、
  ィ´ イニ Y    |   \ ヽ  `      lム|     。
    ムニニ ム   i  /ヽヽ ハ   _   /  i ハ!     Y
    〈ニニ ニム   l イl    Y\}   `ヾ{   !/      }
    `ヾj /⌒、  i/ V   L_リ >。_  ヽ j: !      ム
     /    / ハ    !      `≧ュ>、 V:,ィ      イニヽ
   /   /    :.  ハ        `ヾ>:/:l._ , ィニニニ\
      /    ィ7ヽ/人         )、_: ィ:{ 八ニニニニニ
   j    ′  ノ`! lマ ∨ニ>。      彡´| : : : 〈  マニニニニニ
   |!  ;'  , 〔ニレ!ム  ヾニニ≧=、 ´ /ヽl!: : : : l!  マニニニニニ
   li  {  ムニニ<`マヽ Yニニニニムー'  ィ| : : : : ト.  マニニニニニ
   l |! {ニニニニ 、ヾ≧!ニニニニニrニニヽ: : : :|_ム  マニニニニニ
     l  いニニニニ>ュ マニニニニニ、 ニニヽ: :jニム  マニニニ


484 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:12:04 ID:2a2bcd22


こんなハクの表情を、銀二は覚えている

初めて会った時

路上で弾き語りをしていた彼女は、今よりずいぶんと気弱そうな顔をしていたのに
こんな言葉で、自分を呼び止めたのだった


        l\|\ト、,、
.      ト、| lll   ||| l\
.     l`ミ、、  !!!  ||| ||| \
      |=_、 ゙ミシべ⊥l」」_ッヽllヽ
     l` ヾミ/    ==== ヽli
    |===/ ──- 、  , -─゙|
.     !=;r‐、ゝ ===j= ,,,r ==j=}
.    l={ r=ト|  `二´  \二´/
     l=l E」|   , -‐ r__ \/
    /:l=`ー/\ / ー──‐7′
-‐''"|   !=:/   \   = /
-‐''"!  ∨       \.  /\
  │   |\      `r1  |`ー-
   |   |;:;:;:;\     /;:;|   |`ー-
   !   |;:;:;:;:;:;:;:;ゝ k;:;:;|.   |
.  |.    l;:;:;:;:;/;:;| l;:ヽ;!    |


不意に可笑しくなってしまい、銀二は笑う

そしてあの時と同じように、リクエストをするのだった


              ,ィ1  /|  /、
               イ /{i ′/  { / } ,ィ
           /i| / ||{/ i|  ∨ ハ/ i
         , /|iV  i||  ||  |!  |! '   l
        / レ1|   ||  ||  |!  |!    レ}
        ト, 1||  i||  || i|!  |!  //  |
       ,、!  ||  |||  || ||  |! // /レ!
       | ヾ  !|L  ||  || ||  jK/ /   !
       | ヾ ∨ \l|l l|l i|i/  ∨/  1
       lミ ∨   ヽi|_|/     ヽ/  |       「じゃあ…一曲、頼むぜ…」
       ∨ / _   ` 二 ´   _ ∨/ !
          トミ{   ̄ ヽ  / ̄   r' ,、彡j
          |,ハ = tr=、  ,-=tr= l f !イ
        , ハ }  、二 イ  、 ̄ , i | ,リ/
        ヽ i    ]::|  、  ̄   }j//
          `ヽ  /,ヽ’` ,ヽ   イ彡、
            〉ヽ {   ̄ ̄  } /! / ヽ
         / ヽjヽ    ̄    /  レ   、
       , ィ     |  ヽ    ,/   |     ト 、
      <  ′    !    ー        |     |   >
_ <     ,     |ヽ ヽ ノ      i      !
.

485 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:12:30 ID:2a2bcd22



           〉: : :/.    /  / _ `ヽ. / :/     }   / /ヽ. ヽ.
           / : : :     /  /≠≡ミz、厶イ    /  / /‐-、} l }!:
           〈: : : :|    !/ ./::..     `ヾ' | !:  厶イ' /    || '    /  |
.            〉: : :|l   / /!::::::::::::::::    | ! // ,' /ノニニ., ..! |/:   / ,  !
         ..イ,. -‐||  /イ} |         ::.〃 /ノ ´ ̄`ヾ.メ/ // / / ∧
      x≪, :´   八  ノ 八__.ノ     厶ィ      :::::::::::: '/ 〃 / / /:::}:7
   x≪::>:/    ノ ハ l  个ー‐'         /        _.イ/ / / / /.:::/7
 x≪>: : : /       .イl:|  |          ′          / /レ'! 厶イ::::/ /
 ∨: : : : /.       /ノ l |  ト、     、           -=彡'  八ノ 〃:/ /
.  }: : : : :     / : : : 〃   |:. \     ー―      /'    /厶イ: ::/イ
  !: : ::|    /: : : :./ |  |.: : :\            ..イ|    〃ヽ : |: ∧/
  |: : :.:.|     |: : : :/   |  |  : : :.ヽ.    _  .....:.:::l : | !  //  ヽ/X..          「はい、承りました」
  |: : :.:.|    !: ::/  ヽ..八 |ヽ._ : : : : : ̄ : : : /   ! : !:|  //     }\\
. /L_/|  /} :/     \ヽ. |   .:: : : : : : : :/    |:|  '∧    :.: :.\\.
/  /  | /: /:!/      \リ    ヽ:_: :        |:.:| 〃: ::.     /: : : : 〉/
    //: : :/::/        ヽ.        ___ -―' | : j//: : : : 〉  / : : : //
.   // : : : .イ                      ´      |: : 八: : /.  /: : : :/′
. /〈: : : : :/: |           :::::::::::          |: : : : /   /: : : :/
Y´: : :∨ : /: : |          、:::::/             ! : :/!    イヽ: :/
:|: : : : :∨/.:.: |          v ´           o   K: : :〈    / |l ヽ
::. : : : : :ト、: : : :!            }          。 |: :\ハ  /: !l
八: : : :.:|: ヽ : .ト、          ;               ノ : : : \ンイ: ||
:::∧: : : ヽ: : : ノ: :ヽ         ノ          /: : : : : : : 〉. |  ||
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{::::::::::\: : : : `: 、 : : : \   .. ':::        /: : : : : : : /: : ∧|  ハ
|::::::::::::::::ヽ :_ _厶<: : : :个ー'':::::ゝ、      /: : : : : :,: : :´ : : ノ |l /  :.
ゝ::::::::::::::|:::: ̄ ̄:::::ヽゝ=入_ニ≡==ヽ. _,.. <:___. : : :´: : : : : イ l ノ! /ヽ |
:::ヽ:::::::::::|:::::::::::::::::::::::|:::::::| ` ー-===ニネ._: : : : ::: : : : : : : /| :| :!イ::|/   } !
∧:::::::::::::!:::::::::::::::::::::::!:::::::|  |: : : : .イ:::::::|:::::丶.__: : .. ィ:::::::| :|ノ ノ':   ノ'



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486 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:12:56 ID:2a2bcd22



.    |ゝ「ノ|| | ',      |        /  |    |    |    /  ,. '    ,.∠ヽ
.\  |「 ̄|.|| |  ',     |      /    |    |    |  /  ,. '  _,r'-ヽf¨¨ ̄
.  \|| ij..|.|| |__',_____.|____/_____.|    |   / ,. '   _,. |-―‐:|:i:::::::::::
.....  ヾ―‐ヽ| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄!    ! / ,. '  _,.  ´  .|::::::::::::!:j,.-=ニ
.     .| ̄ ̄|  「 ̄ ̄i|┌───‐┐     .|  / ,. 'ri、_,.jゝ、 _ _,.ゝ-=ニ
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.     .|    |  |__  | |      .l |       .| f f |r三=‐¨ | ハ、ノノ } } rニ-‐.i=f''ri´
ー、   |    |  |=、、i | .| |      .l |       .|__-=iir、iir'ヽ=ニ.ゝ i_ノ_ノ__| r'コ .|_|ー_
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.::ー<_:::>::└ィ .|  |三'-」 .| |      .l |       .|‐ry.v、ハ八_,.|.| --!.|i|.|-―l |――――
ハ:ゝ:::゙<、::i::{...|  |      |c==   .l |____   |_,|..!]! {!]|] |__|.|__|.|]i.|  .!.| r-r┐>-
:ノ':::::::::Vー,ノ,..|  |    __,.|」       ト\    `{_}-=┐」|r‐-iT| !== !.!ト|!==|.|ー-= /
.ヽ'::トシ:ィ-_,.ー.|__..|=-=ヾr‐、∨   ..| |\\     `´ ゝ'ュ=-|.| .,_ノ!|=L、 .!.!「r-=|!
::::}_;::i-=>ニ=-ヾ、ハ   i|! ',.〉‐=‐-r1.| .| \ \         |.| fー||ニ=-|‐r|.l≦三|!
.''.|  { r''     ∨i  i! // ̄ ̄ ̄∨'、  \ \         ,|.|八:|.!::::::::| .|.!.! `¨¨
 .|  ∧∨     ∨!  }!' ニニニニ三、' ,    \  \    ` < ィニニ≧ |> 、
. |  .∧∨      V! .//          ', .' ,.    \  \      ̄ ̄ ̄ ̄     >
. |   ∧∨      V /         i', ' ,     \   \__________
. |   /∧∨    }三ニ====ニ'--i ' ,       \
. | / /∧∨   // ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽヽ ' ,      \、
. ./ /  .∧∨ //              ∧∨ ' ,        `ー――――――――‐
.   , ' ̄ ̄ ̄.∧∨//             ∧∨ ' ,             | > > 、
...., '        /∧/ {                ∧∨ ' ,                | | >、 > >
. '――――./― ∨三ニニニニニニニニニニ二_∨  ' ,             .| ト、  ` 、 `
        /    } |       |     ∨    .i| |∨  ' ,            .| | ` 、
       ./    i ||     .|      ∨    .|| | .∨   ' ,          | |   ` 、
..    ./     .| ||     .|      ∨   || |  .∨  ' ,        | ト、    `
....   /     / /       |         .∨   || |   ∨   ' ,         | | \


小さい店内に、ギターの音と、彼女の歌声

そして最後に、一人の男の拍手が鳴った

                                                  【オワリ】


.

487 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:13:47 ID:2a2bcd22



                     (乂_: : : : : : : : : :|::|: : : : : : : : : :_乂)
                       (乂_: : : : : : : : :|:」: : : : : : : : : _乂)
                           (乂_:_:_:_:_:,...:':.:´:. ̄.:.::.:二:.:.、:_:_:_:_:乂)
                        (乂乂乂/.:,:.:.´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ:\乂乂乂)
   これにて、第06話終了かしら     .____/.:∠.:.:_:_:.:.:.:.:.i'⌒Y⌒゙i:.:.:.:',
                             }厂¨¨7:./\:.:.:.:.:.:.:.:.:.ト={薔}=イ:.:.:.:.}        \
                        {{   ;':.:;   `ー─==\仆/、_:_从__, -y' ̄:ヽ__)}
                              ,{:.:.{       ィテ=ミ   f; )〃:/〃:{/{:イ\:ノ
                             八:.:.'. ⌒_     {ト:::::j}   _厶{{:.:{:.{:.{'  ̄ \
                            \:\r=ミ    " ¨´   /人  ̄  ̄      !
.     閲覧ありがとうございます           }:从   、     /r=、::\  、    |
                        f^Yi     /´ }:,>.. _ー ´_/r{ニ}__j!:::::::\ ヾ\  ノ
.    ..::ー-、                   .\|     ( /ヾ:_(\「:|〃  しi|::||:c:::::::l \__ イト、__
.  〃::::..  ',                            {ヾ:__(\}::ト、   `||〈j!:::::c:ノ   \ゝ く__ ̄\
.  j:::::::::ji:... |                     (___ノミ:}( \}レ{,_  〈j \ ̄介    / |」\]   \
.  (::::::`¨:j:¨´                      ` ̄ ̄´( \ノ:|〈フ)、____ノ \    |
.  ∧:::::-:::イ                            ̄,|:::|_У} ヾ    〈_\ 介|
.rー'   ー‐' |                                /::}:::K_丿 :   /ヾ  r^y|
.弋ミNイ::}_{:.. ヽ                          {::::[]::::}   |   /   _(У |
.从 (::..... Yアミ  \                          \:::ノ、__/   /  _(У: : |
.  ヾ::::.从:::....... Y `ヽ                               /  (.У: : : :|


488 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:14:22 ID:2a2bcd22

             ./ ̄ ̄ ̄`ヽ
          ./        .',
           .| ―  . ―  |
              | ● .  ●  |.         補足として「プラチナ・プロモーション」は
. .             | ⊃ .、_,、_, ⊂ ,'
        /⌒ヽ...ヘ   .ゝ._)  /./⌒i.       銀二さんがハクさんと会って起こした会社です
      \  \`>,、 __ , .イ./ ヽ./
.         \  r― , ., ‐┐ /
.           `i {::::::::::} {::::::::{. ./



       _ _
      (´ `)) _
       -' 「 、__ `f⌒ー-'⌒l!
      / /\ ー、 ゞfニ薔ニヲ      つまりは「白」を、誰もが振り返るような
    //, '/   `ー-=ヘ、/メヽ
     { l! /\    / ヽ._ l i|      光り輝く「金」にするためってことかしら!
     `i |l ●    ●  ツ メノ
     `|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃/ |/
 /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)  {ミ'/⌒i        ついでにハクさんのイメージ的な何かは
 \~/ ≦}>,、 __, イ゙ァ/~~/        この曲と歌詞からいただいたわ
  (  `ア | l><l |ヘ、_ ∧.          ttps://www.youtube.com/watch?v=wcQTJp3HLho
   ヽ<   ヽ /:|  人   ノ
.

489 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 21:15:45 ID:2a2bcd22


       |、   (⌒×⌒)
       | `二¨ヽ〈 八 〉 |          さて、次の投下は明日 4/1 21:00から
       |   _ ` トイ'、l
       |  ィこ:Y_| Vハ/.            幕間 第06話を投下させていただくかしら
       |   {しリ`イ ソ
       | ̄ }   ,、.ノイヽ   ..::ー-、.   
       |ー_'_ イヽ Lヽソ〃::::..  ',
       |lヽ⊥〉  ハ {ソj:::::::::ji:... |
       |ー|┘    V´(::::::`¨:j:¨´
      r-、_ 〈 、 l, ィ、ヘ ∧:::::-:::イ
     └j  !\-くノ:ト、〉}   ー‐' | 
       {_ ノ|    |」l_!イミNイ::}_{:.. ヽ
       |:::::j      人(::..... Yアミ  \..       なんか空気が最終回っぽいけど違いますよ
       |_:ムzェ--'´   \:::.从:::....... Y `ヽ
       |   └ヒュ、_    }三三ニV jハ .j..      もうちょっとだけ続くんじゃ
       | l   l └'冖=ュォ’三三三チ | || イ 
       | l    l  l 丿ミ三三彡' :| || }
       | ヽ   l  l イ   }={    :: || j
       | 、 ヽ   ノ ネ、  }={    :: ヾ ヽ







____
 ...:::::::::`:::::....、
 `':::. :::::::::::::::::\
   ::::. :::::::::::::::::::::ヽ
   ::::. ::::::::::::::::::::::::: .
    :::. :::::::::::::::::::::::::ヘ     それとご連絡
    ::::. ::::::::::::::::::::::::::'ハ
     ::::. :::::::::::::::::::::::::| i    明日の投下後にちょっとした安価やります
_    ::::. :::::::::::::::::::::: i│
' ̄`ヾ    _ヽ::_::::くヽ::::|│     キャラ募集的なアレです
廴__ノ    |:::i,ィ⌒ヾ、.:ノ.リ
`7ニ'フ   |:::|>-‐'::.... i′
:::::::::    ノ::∧⌒ヽ::::|│
:::::::   イ:::::::::::}:.、 /::::i│
::::    '´,:`ー':::::`:::::' ,!       __ __
       {::ハ:::::::::::/ /      /(_` l⌒o }
  -‐==ヌ:ェi::::://  .    ,′/ `ヽミ-vイ    ご協力いただければ助かるわ!
 、_,ィテ.:::::::::::::::/ , '       rv^O  O'`r{
:. ヽィ⌒ヽ::::::/ /    .    ハヘ.  l ̄|  厶..    それでは今晩はさよならかしらー
:::.      ノ:::/ /         _/^>`ニ-ィ ハ
:::::::....  '´:ィ/       |__| l 仁l|V介イ 仁!  〉
.

490 : 普通のやる夫さん : 2017/03/31(Fri) 21:17:25 ID:8755f869

この雰囲気すき

491 : 普通のやる夫さん : 2017/03/31(Fri) 21:28:19 ID:bb63be23
乙ー

492 : 普通のやる夫さん : 2017/03/31(Fri) 21:29:58 ID:f218df9c

渋いねえ、銀二さんあんた渋いよ

493 : 普通のやる夫さん : 2017/03/31(Fri) 21:40:51 ID:ef275054


494 : 普通のやる夫さん : 2017/03/31(Fri) 21:45:13 ID:92b1fdb0

ハクさんは酒呑童子とかのた坊主とかキルケーとかアル中の亜人だと思ってたのに

495 : ◆jsXgrE.VEg : 2017/03/31(Fri) 22:01:58 ID:2a2bcd22

             ./ ̄ ̄ ̄`ヽ
          ./        .',          >>494
           .| /  . \  |       言われると思ったよ!
              | ○ .  ○  |
. .             | ⊃ .、_,、_, ⊂ ,'.        ハクさんは一応VOCALOIDなんやで!
        /⌒ヽ...ヘ   .ゝ._)  /./⌒i
      \  \`>,、 __ , .イ./ ヽ./     酒と歌といったらこの人でしょう
.         \  r― , ., ‐┐ /
.           `i {::::::::::} {::::::::{. ./



                             {\
                        {',    ∧ : ∨/
                        {: ',     _,: : ∨/
                        {: : ',、丶` : ',: :',ミ、
                       ',: : :'〈ー(※)ノ:,: : :,::::\
                       ∧ /::::::Y:::::::::', j:::::::::::::',
                      .::::::V:::::::(0)::::::::::} {:::::::::::::::,
                        i::::::|{:::tぅ:::|:::::tぅノ__」__::::::::::::
                        |::::::| \L::L ィf少)|:::::::::::::::|
                        |::::小^f少 ,    |:::::::::::::::|
                        |::::::{ハ       v) !:::::::::::::ノ.       そういえば酒呑童子はそのまんまの人が居ましたね
                        |::::::{:::分. ‘   ィ|:::::::∧{
                    八::::::〉ハハ〕iT爪(i:リハ:/.          これはR-15不可避
       __                V'´ ̄ ア厂⌒寸\⌒\
  _  ─┴= ミx、       _ ′ { /i:〈    寸i} \ 、
  乂ーrヘ──= ノ       「く{  ,〈i:i:i:i:i:i:', ヽ  ノi∧  v }
    t─\_ー ⌒入      ∧ \{ノi:i:i:i:i:i:i:}   : {:i:i:i∧  v
      ̄  ⌒\⌒`)⌒`く⌒ ∧ .乂i:i:i:i:/  i 乂i:i:i:}  {
          /^ v/   \  }  { 「:i     '   }i「 }   ∧
            /  ,′       }   { 〉〉       ノノ ,j  { ',
         '  /        }    V:/        {:{ {|  {   ,
            {  /        j     {i:{       ji:{ {|  {   ,
            { V           /    ji:j       {i:{ {|  {   ,
            {/        ′   /_ノ       {i:{ {|  {    ',
            {        /    厂   σ   ⌒}}{j   ',    ',
            {       '    /          }}{|    }     }

496 : 普通のやる夫さん : 2017/03/31(Fri) 22:02:58 ID:33030148
乙でしたー

ハクと銀二が妙に似合うと感じたw

499 : 普通のやる夫さん : 2017/03/31(Fri) 22:52:02 ID:71ea7d44

なんというか一山越えた大人の会話って感じでよかった

500 : 普通のやる夫さん : 2017/04/01(Sat) 01:20:39 ID:cd9be81a
セイレーンの亜人もどっか外見の違いがあるんかね


関連記事
13875 :日常の名無しさん:2017/04/01(土) 15:19:26 ID:-[ 編集 ]
セイレーンの亜人は美人そうだなあ
13897 :日常の名無しさん:2017/04/03(月) 19:57:25 ID:-[ 編集 ]
ハクはてっきり、バッカスかと思った
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